
Instagramの企業アカウントとFacebook企業ページは
連携して管理・運用することが可能であることをご存じでしたか?
2つのアカウントを連携させることで運用に関わる負担を軽減するだけでなく、
相乗効果を図ることでフォロワー数やいいね!、シェアなどを増やすことも期待できます。
本記事では、
InstagramとFacebookを連携するメリットや、連携手順、注意点など詳しく解説します。
1. InstagramとFacebookを連携させるメリット
1-1. アカウントの管理・運用の効率化
1-2. リーチ数の拡大
1-3. 拡散力を高めることによるフォロワー数の増加
1-4. インスタグラム広告の効果的な出稿・運用管理
1-5. ショッピング機能の効果的な活用
2. InstagramとFacebookを連携させる方法
3. InstagramとFacebookを連携させる上での注意点
3-1. InstagramとFacebookの連携は1つのみ
3-2. キャプション文や画像には注意が必要
4. InstagramとFacebookの連携を解除させる方法
5. まとめ
1. InstagramとFacebookを連携させるメリット
InstagramとFacebookはどちらもMeta社が運営しているサービスであるため、
比較的簡単に連携させることが可能です。
この2つのSNSを連携させることで、以下のようなメリットが期待できます。
1-1. アカウントの管理・運用の効率化
InstagramとFacebookを連携することの大きなメリットの一つが、
アカウントの管理・運用の効率化です。
自社のマーケティングとしてInstagramとFacebookを運用している場合、
同じ投稿内容を2つのSNSに投稿するケースは多々存在します。
このような場合、
InstagramとFacebookそれぞれにログインして投稿するのでは二度手間になります。
しかし、
双方の連携を行っておくことで、同じ内容を同じタイミングで投稿することが可能になり、
作業工数を大幅に削減することができます。
ユーザーからのフォローやいいね!、シェア、コメントなどの動きもまとめて確認できるため、
ユーザーとの円滑なコミュニケーションにもつなげることができます。
1-2. リーチ数の拡大
InstagramとFacebookを連携させ、2つのSNSに同時にアプローチできることは、
リーチ数の拡大につながります。
InstagramとFacebookはターゲットユーザーが若干異なります。
写真や動画の共有が特徴のInstagramは、20代から40代の女性ユーザーが多く、
一方で実名制のFacebookは30代から40代の男性・ビジネスユーザーが多い傾向にあります。
このようなユーザー層に対して広く訴求できれば、
多くのリーチにつながり、集客増加やコンバージョン獲得につながる可能性も高まります。
当然ながら、
InstagramとFacebookのどちらかしかアカウントを持っていないユーザーも存在します。
どちらかしかアカウントを持っていないユーザーに対しても広く訴求できる点は、
連携させることのメリットとして挙げられます。
1-3. 拡散力を高めることによるフォロワー数の増加
InstagramとFacebookは、
ユーザー属性だけでなく利用できる機能やサービスも異なります。
例えば、
InstagramはFacebookと連携させることでシェア機能が利用できるようになり、
比較的シェア文化が高いFacebookで拡散力を高めることも期待できます。
投稿内容によっては、
Instagramで反応が薄くても、Facebookで拡散され、
フォロワー数が増える可能性もあります。
連携させることでこのような相乗効果が期待できるため、
フォロワー数の増加や、認知度向上、コンバージョン獲得に繋げることが期待できます。
1-4. インスタグラム広告の効果的な出稿・運用管理
InstagramとFacebookを連携させておけば、
インスタグラム広告を効率的に出稿できるようにもなります。
インスタグラム広告は、
Facebook広告マネージャを活用することで、
FacebookとInstagramの広告作成から出稿、分析までを一元管理することが可能です。
このFacebook広告マネージャを活用するためには、
InstagramとFacebookを連携しておく必要があります。
そのため、
より効率的かつ費用対効果の高い広告運用を行うためにも、
InstagramとFacebookを連携しておくことは効果的です。
1-5. ショッピング機能の効果的な活用
Instagramでは、2018年よりショッピング機能が搭載され、
投稿内容をタップすることで、ECサイトの詳細ページなどに遷移させることが可能です。
Facebookにおいても
同様の遷移を行うことができます。
とはいえ、
InstagramとFacebookを連携しておかなければ、
個別にショッピング機能を活用することになり、運用効率が下がることが考えられます。
このような問題を解消し、効率的にショッピング機能を活用していく上でも、
InstagramとFacebookの連携は効果が期待できます。
2. InstagramとFacebookを連携させる方法
InstagramとFacebookを連携させる方法は、基本的に3種類存在します。
いずれも比較的簡単に行うことができるため、
自社の状況にあわせて選択すると効果的です。
■ Instagramのアプリ経由の連携①
具体的な手順は以下となります。
② プロフィール画面右上のメニューから「設定」→「アカウント」を選択
③「リンク済みのアカウント」を選択
④ Facebookの「リンク」→「Facebookでのシェアを開始する」を選択
⑤「続ける」→「このページを“Facebookで”開きますか?」→「開く」を選択
⑥ Facebookのログイン画面に移行
⑦ 連携させたいFacebookアカウントでログイン
■ Instagramのアプリ経由の連携②
Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替えている場合には、
以下の手順で連携させることも可能です。
② プロフィール画面から「プロフィール編集」をクリック
④ 連携させたいFacebookアカウントを選択
■ Facebookからの連携
FacebookからInstagramと連携させるには、
Facebookのブラウザ版から作業を行う必要があります。
具体的な手順は以下となります。
① ブラウザからFacebookにログイン
②「ページを管理」を選択
③「ページ設定」→「Instagram」を選択
④「アカウントをリンク」を選択
⑤ 連携させたいInstagramアカウントでログイン
3. InstagramとFacebookを連携させる上での注意点
これから連携を行う際には、以下の項目は押さえておくと効果的です。
3-1. InstagramとFacebookの連携は1つのみ
企業によっては、商材やサービスごとに
InstagramやFacebookの専用アカウントを運用しているケースも少なくありません。
このような場合には、
複数のアカウントを連携させたいと感じることも多々あります。
とはいえ、
1つのInstagramのアカウントに連携できるFacebookアカウントは1つのみとなります。
そのため、
複数のアカウントを運用している場合には、
InstagramとFacebookの連携は慎重に行うことが重要です。
3-2. キャプション文や画像には注意が必要
既にInstagramやFacebookに多くの投稿があり、
これらも連携させる場合には、
キャプションや画像などに注意しておく必要があります。
例えば、
FacebookにInstagramの投稿がシェアされる場合には、
キャプションや画像、ハッシュタグなどがそのまま連携されます。
そのため、
Instagramだけに対応しているキャプションなどがFacebookにシェアされることで、
Facebook側では違和感を覚える投稿になる可能性も起こり得ます。
連携する際には、あらかじめ投稿内容を確認した上で対応していくと効果的です。
4. InstagramとFacebookの連携を解除させる方法
基本的に一度連携させたアカウントは自動的に解除されることはありません。
とはいえ、
アカウントの切り替えや炎上対応のために、連携を解除する必要がある場合もあります。
この連携解除には、InstagramとFacebookそれぞれから対応可能です。
■ Instagramからの連携解除方法
② アカウントページの右上から「設定」を選択
③「アカウント」→「他のアプリへのシェア」を選択
④ Facebookから「アカウントセンター」を選択
⑤「アカウントとプロフィール」→「Facebook」を選択
⑥「アカウントセンターから削除」を選択
■ Facebookからの連携解除方法
② アカウントページの右上から「設定とプライバシー」を選択
③「設定」→「Instagram」を選択
④「アカウントをリンク解除」→「リンク解除」
5. まとめ
InstagramとFacebookは、
日々閲覧するユーザーも多いため、
マーケティングや広告プロモーション施策として欠かせないSNS媒体となります。
それぞれを別々に運用すると手間がかかり、効率的ではありませんので、
InstagramとFacebookを連携させることで、
効率的且つ費用対効果を高めた運用につなげることが可能です。
今回紹介した内容も参考に、
InstagramとFacebookを適切に連携させ、
効果的なマーケティング活動に活かしていきましょう。