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【図解】Google広告の「マイアドセンター」とは?基礎から使い方まで徹底解説!

更新日:2025年07月13日

【図解】Google広告の「マイアドセンター」とは?基礎から使い方まで徹底解説!

「広告がしつこく表示される」
「興味のない広告ばかり見せられる」
といったユーザーからの声に、広告運用者として心当たりはありませんか?

Googleが提供する「マイアドセンター」は、
ユーザー自身が広告体験をコントロールできる便利な機能です。

本記事では、
基礎知識から実践的な活用方法まで分かりやすく解説します。

1. マイアドセンターとは?

マイアドセンターとは、
Googleが提供するユーザー向けの広告管理機能です。

ユーザー自身が、
Google検索やYouTubeなどのGoogleサービスに表示される広告をカスタマイズし、
プライバシー設定を管理できるツールです。

※画像引用:(出典:Google マイアドセンター 2025年6月閲覧

具体的には、次のことが可能です。

  • 広告をブロックする
  • 広告に関する問題を報告する
  • 広告を高く評価する
  • 表示される広告をカスタマイズする
  • 広告主について詳細を確認する
  • 広告の表示に使用された情報を確認する

※参考:Googleヘルプ マイ アド センターを使ってみる

マイアドセンターを利用するには、
Googleアカウントでログインし、専用ページにアクセスするだけで簡単に始められます。

2. マイアドセンターを使うメリット

2-1. ユーザー側のメリット

マイアドセンターを活用することで、
ユーザーは以下のような具体的なメリットを享受できます。

まず、
パーソナライズされた広告体験の実現が挙げられます。

自分の興味・関心に基づいて広告の表示頻度を調整できるため、
より関連性の高い情報に出会える可能性が高まります

例えば、
新しい趣味を始めた際に関連する広告を増やしたり、
一時的な興味が薄れた分野の広告を減らしたりできます。

反対に、
関心のないトピックの広告表示を減らす事も可能です。

次に、
プライバシー設定の管理です。

自分の個人情報がどのように広告配信に使用されているかを確認し、
必要に応じて制限をかけることが可能です。

2-2. 広告主側のメリット

広告主にとってのメリットは、
特にターゲティング精度の向上が挙げられます。

ユーザーが自ら属性情報を設定することで、
推測に基づく不正確なターゲティングが減少し、
より適切なオーディエンスにリーチできる可能性があります

また、
ユーザーが不要と感じる広告の表示頻度が減ることで、
過度な露出によるネガティブな印象を回避でき、
ブランドイメージの保護に繋がると考えられます。

3. マイアドセンターの使い方

マイアドセンターでは、
主に3つの方法で広告表示をコントロールできます。

それぞれの機能を詳しく解説していきます。

  • パーソナライズド広告のオン/オフ
  • 表示される広告のカスタマイズ
  • 広告表示に使用される情報の管理

3-1. パーソナライズド広告のオン/オフ

パーソナライズド広告をオンにすることで、
好みの広告のトピックやブランドなど、マイアドセンターで行った設定や、
Googleアカウント情報、Googleのアクティビティなどの要素に基づいて
広告が表示されるようになります。

パーソナライズド広告をオンにする方法

①  マイアドセンターに遷移して、
②「使ってみる」または右上の「オフ」を「オン」に変更

③「広告のカスタマイズをオンにしますか?」の画面で「有効にする」をクリック

3-2. 表示される広告のカスタマイズ

「広告のカスタマイズ」機能では、
以下の項目で表示頻度を調整できます。

  • トピック
  • 企業やサービス
  • デリケートなトピック

トピック

音楽、求人情報、投資、スキンケアなど、様々なカテゴリが一覧表示されます。

各カテゴリには「+」「-」ボタンが設置されており、
興味のあるトピックは「+」で表示頻度を増やし、
興味のないトピックは「-」で減らすことができます。

企業やサービス

Amazon、Apple、DMMなどの具体的な企業名が表示され、
同様に表示頻度を調整できます。

デリケートなトピック

特に重要な機能です。

アルコール、ギャンブル、ダイエット、マッチングサービス、妊娠・育児
などのカテゴリについて、関連する広告の表示を極力制限できます。

各トピックの横にあるスライダーを調整することで設定を変更できますが、
完全に非表示になるわけではないことを理解しておきましょう。

3-3. 広告表示に使用される情報の管理

「プライバシーの管理」機能では、
パーソナライズド広告に使用されたくない情報を簡単にオフにすることができます。

この機能には、以下の項目があります。

  • Googleアカウントの情報
  • 広告の表示に使用されるカテゴリ
  • パーソナライズド広告に使用されるアクティビティ

Googleアカウントの情報

アカウント情報から推測された情報が表示されます。

こちらは必要に応じてGoogleアカウントで情報を変更しましょう。

広告の表示に使用されるカテゴリ

カテゴリごとの情報(ご自身の状況)を広告表示に使用するかの設定や、
情報の設定をすることができます。

例えば、
「関係」のカテゴリでは「婚姻・交際状況を広告表示に使用するか」の選択や、
婚姻・交際状況の設定が可能になっています。

カテゴリは以下のようなものがあります。

  • 関係
  • 世帯収入
  • 教育
  • 業種
  • 企業規模
  • 持ち家
  • 育児、子育て

パーソナライズド広告に使用されるアクティビティ

Googleのサイトとアプリにおけるアクティビティは、
表示されるパーソナライズド広告に使用されることがあるため、
使用のオン/オフを設定することができます。

4. まとめ

マイアドセンターを活用することで、
ユーザーは自身に合った広告体験を選択できるようになります。

広告主側にとっても、
ユーザーの広告設定からターゲティングの精度向上やイメージ保護などに
活かすことが可能です。

ユーザー・広告主双方にとって価値のある広告配信を実現するためにも、
ぜひ本記事を参考にマイアドセンターの理解を深めてみてください。

※この記事の画像引用:(出典:Google マイアドセンター 2025年6月閲覧

この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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