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GoogleとYahoo!のSEOにおける違いとは?それぞれの特徴と対応策などについて解説!

更新日:2024年02月16日

GoogleとYahoo!のSEOにおける違いとは?それぞれの特徴と対応策などについて解説!

SEOは、検索結果において指定キーワードで上位表示させることで、集客を促すマーケティング施策です。

自社のホームページを検索エンジンに好まれるようにカスタマイズすることで、対象のキーワードで上位表示に繋げることが可能です。

リスティング広告などと異なり、検索結果の上部に訴求するにあたってコストはかからないため、中長期的な集客増加を図る施策として多くの企業が実施しています。

国内における検索エンジンにはGoogleとYahoo!が存在していますが、はたして同じキーワードで検索しても、GoogleとYahoo!では多少の差があるのでしょうか?

今回は、GoogleとYahoo!のSEOにおける違いについて、それぞれの特徴や対応策などと合わせポイントを中心に紹介していきます。

GoogleとYahoo!でもやるべきSEOは同じ?

結論から言いますと、GoogleとYahoo!のSEOはほぼ同じです。
Yahoo!の検索結果を決めるアルゴリズムは、Googleのアルゴリズムを活用しています。

そのため、基本的に同じキーワードで検索した場合、GoogleとYahoo!では同じ順位で表示されます。

とはいえ、Yahoo!ではYahoo!ニュースをはじめ、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークションなど独自のサービスが多く存在します。

そのため、アルゴリズムは同じでも検索結果に表示される要素はキーワードによって異なることがあるため、その点がGoogleとYahoo!の違いとも言えます

GoogleとYahoo!の検索エンジンにおける変遷

以前はGoogleとYahoo!はそれぞれ別のアルゴリズムを用いていましたが、検索アルゴリズムに関してYahoo!はGoogleに比べ弱く、Web上の情報を収集するクローラーの独自運用には大きなコストが発生していました。

このような背景から、2010年12月に、Yahoo!はGoogleと提携し、Googleの検索エンジンを導入するようになりました。

そのためにGoogleとYahoo!の検索アルゴリズムに違いはなく、Googleを基準にSEOを行うことで、自然とYahoo!でも上位表示させることが可能となります。

GoogleとYahoo!を利用するユーザー層の違い

GoogleとYahoo!は、SEOという観点では違いはさほどありませんが、そもそも利用するユーザー層には違いが存在します。
GoogleとYahoo!の一般的な利用ユーザー層の違いについて紹介していきます。

主にGoogleを利用するユーザー層

一般的にGoogleを利用するユーザー層は、インターネットを多く活用している傾向にあります。

必要な情報を自ら検索して収集することに長けているため、検索エンジンを適宜活用していることも想定されます。

また、GmailやGoogleドライブなどとの親和性も高いため、比較的ビジネスユーザーが活用する傾向にあり、男性利用者が多いともいわれています。

主にYahoo!を利用するユーザー層

一方で、Yahoo!を利用するユーザー層は、一般的に目的に応じてインターネットを活用する傾向にあります。
Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションなどをはじめ、楽天などとも親和性が高いため、女性ユーザーが適宜活用しているともいわれています。

また、Yahoo!はPCが浸透し始めた当初から、インターネットを活用するデフォルトの検索エンジンとして設定されていた背景もあり、中高年からシニア層のユーザーに広く親しまれている傾向にもあります。

GoogleとYahoo!で検索結果が異なる場合

先ほどもふれたように、GoogleとYahoo!の検索結果は基本的に同じですが、実際に同じキーワードで検索してみると、GoogleとYahoo!でも異なる結果が表示されるケースも起こり得ます。

このような違いが生じる背景には、Yahoo!独自のサービスとGoogleのパーソナライズド検索という仕組みが影響しています。それぞれについて紹介していきます。

Yahoo!独自のサービス

Yahoo!には、Yahoo! JAPANに関連して様々な独自のサービスが存在します。

代表的なところでは、Yahoo!ニュースをはじめ、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークション、Yahoo!知恵袋、Yahoo!天気などが挙げられます。

Yahoo!の検索結果には、ユーザーが検索したキーワードに応じて、上記のような関連するサービスが検索結果画面に表示されます。

例えば、「レディース コート」などと検索すると、リスティング広告枠やSEO枠とは別にYahoo!ショッピングの枠が表示されます。

このような枠は、Googleの検索結果には表示されません。そのため、GoogleとYahoo!では検索キーワードによって異なる結果が表示されるようになります。

Googleのパーソナライズド検索

Googleのパーソナライズド検索とは、検索したキーワードをもとにユーザーのニーズを読み取り、そのユーザーにとって効果的な情報を提供するGoogleの仕組みのことです。

このパーソナライズド検索には、Googleのユニバーサル検索の仕組みが活用されています。

ユニバーサル検索とは、ユーザーのニーズに応じて検索結果に表示する項目を「画像」や「動画」、「地図」「ショッピング」などのカテゴリに分け表示する仕組みのことを指します。

このようなユニバーサル検索を活用したパーソナライズド検索は、基本的にユーザーの検索履歴や現在位置などをふまえて表示されます。
このようなパーソナライズ検索はYahoo!には無いため、この点もGoogleとYahoo!の違いとも言えるでしょう。

GoogleとYahoo!のSEOで行うべき対応策

次に、GoogleとYahoo!のSEOで行うべき対応策について紹介していきます。

基本的にGoogleとYahoo!の検索の仕組みは同じなため、Googleを基準にSEOを行っていくと効果的です。
主に以下の3つの要素を押さえておくことが重要です。

内部SEO

内部SEOとは、自社のホームページにおける構造や構成を見直し、最適化していく手法となります。
基本的にGoogleは、対象ページの内容についてソースコードをもとに判別しています。

このソースコードが最適化できていなければ、どれだけ魅力的なデザインやお得な情報を掲載していたとしても、Google側に正しく伝わらず、上位表示にも繋がりません。

中でも表示スピードは重要で、表示までに時間がかかるようであればユーザーのみならずGoogleも途中で離脱してしまうため注意が必要です。

コンテンツSEO

コンテンツSEOは、ユーザーニーズをふまえ興味関心の高いコンテンツを掲載することで、上位表示化に繋げる手法となります。

Googleも、ユーザーにとって効果的なページを検索結果の上位に表示させる動きがあります。
ユーザーの検索意図やニーズを把握し、興味を惹くコンテンツを作成していくことが重要です。

良質なコンテンツが増えれば、自然と関連する様々なキーワードで上位化され、集客増加に繋がります。

外部SEO

外部SEOとは、他サイトからの被リンク(外部リンク)を集める手法となります。

一般的に多くのサイトからリンクされているページは、掲載されているコンテンツの質などから価値が高いと判断される傾向にあります。

対象サイトと関連性が低いサイトからのリンクが多いと、意図的なリンク施策としてかえってマイナスに影響される可能性もあります。
外部SEOは自社でコントロールできるものではありません。

内部SEOやコンテンツSEOを強化することで、自然と外部SEOが高まるものとなります。

SEO対策における最新のGoogleの考え方

SEOを行うにあたって、Googleの考え方を押さえておくことが重要です。

Googleは、ユーザビリティを追求して定期的にアップデートを行っていますが、その要素に関しては、基本的にブラックボックスで分かりません。
唯一「ウェブマスター向けガイドライン」と「Google 品質評価ガイドライン」で傾向を把握することが可能です。

その中で、特に近年では以下の2つの要素が重要視されています。

E-A-T(専門性・権威性・信頼性)

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った指標となります。

ユーザーは、検索を通じて求める悩みや不安、要望といったニーズの解決策を探しているため、コンテンツとして提供する情報には、一定の専門性や権威性、信頼性が求められます。

漠然とした情報や信憑性に乏しい情報は、かえってユーザーを混乱させてしまいかねません。
可能であれば、根拠となる文献や参照元などを明記することも効果的です。

YMYL(Your Money or Your Life)

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、人々の将来の幸福や健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるようなニーズに関しては、より正確性や信憑性、信頼性を重視するという指標となります。

例えば、「最新のイベントやニュース情報」「市民の権利や義務、政治、法律」「経済、金銭関連」「ショッピング」「健康と安全」「人種や宗教、国籍といった人々のグループ」などが挙げられます。

このような情報を取り扱う場合、噓や誇張、誤情報などはユーザーに不利益をもたらしかねないため、コンテンツを作成する際には十分注意する必要があります。

まとめ

GoogleとYahoo!のSEOは、基本的にGoogleの検索アルゴリズムを活用しているため同じとなりますが、Yahoo!独自のサービスやGoogleのパーソナライズド検索などの影響もあり、検索結果には若干の違いも生じてきます。

SEOという観点ではGoogleの考え方をもとに対応すれば良いですが、目的やターゲットをふまえて検索結果の表示を意識した対応を行うことが重要です。

今回紹介した内容も参考に、GoogleとYahoo!の違いを適切に理解し、適切にアプローチしていきましょう。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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