
「Metaコレクション広告って聞くけどよくわからない。」
「効果的なモバイル向け商品販売チャネルを探している。」
こんなお悩みありませんか?
コレクション広告とはMetaが2017年から開始した、
主にECサイト向けの広告フォーマットです。
スマートフォンでの閲覧率上昇にあわせ、
モバイル用にリリースしました。
本記事では、
Metaのコレクション広告の特徴と活用方法、あわせて成功事例を紹介していきます。
後半では出稿時の注意点も伝えるので、
最後まで読んでみてください!
1. Metaコレクション広告とは?3つの特徴
Metaのコレクション広告とは、
メインビジュアル(カバー画像 / 動画)と
商品画像を組み合わせて同時に表示できる広告のことです。
Meta社が運営するInstagramでも同様の配信ができます。
複数の画像を使用できる広告としては
カルーセル広告(回転木馬のように横に複数動く画像表示)もありますが、
ユーザーがスライド操作しないと複数の画像を閲覧できません。
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コレクション広告ではスライド操作などはなく、
一度に複数の画像が表示されるためユーザーの視認性が高くなります。
コレクション広告の特徴は大きく3つです。
- モバイル特化型
- メインビジュアル(カバー動画 / 画像)+ 商品画像の2部構成
- 商品ブランドの認知からコンバージョン(商品購入)までつながっている
モバイルでの閲覧を意識した広告構成で、
ファーストビューで多くの動画や画像を一気に見せることにより、
ユーザーに大量の情報を一瞬で届けられます。
また、
コレクション広告のメインビジュアルは動画か画像を選択できます。
Metaのコレクション広告では、
メインビジュアルの下の画像が4つ、Instagramでは3つ設定が可能です。
コレクション広告をタップすると
インスタントエクスペリエンスと呼ばれるフルスクリーン表示になります。
インスタントエクスペリエンスはアプリ内で瞬時に切り替わるため、
これまで商品ページにダイレクトに遷移させた場合に、
立ち上がりが遅いなどの理由でユーザーが離脱していたのを防ぐ効果があります。
一度インスタントエクスペリエンスを挟むことで、
フルスクリーンでの商品画像や詳細表示ができるため、
ユーザーの購買意欲を上げてから販売サイトへの誘導が可能になりました。
コレクション広告は、
フィードで流れてきた広告でブランド認知させた後、
コンバージョン(商品購入)までをシームレスに繋げることに成功しています。
2. Metaコレクション広告のメリットとデメリット
では、
メリットとデメリットを紹介します。
2-1. メリット
■ブランディングと商品販売が同時にできる
ブランディングとコンバージョンが同時にできるようになったことが、
コレクション広告の最大の特徴であり、メリットと言えます。
画像を加えて紹介します。
- ユーザーはMetaのニュースフィードなどでまずメインビジュアルを目にする
=ブランド訴求 - メインビジュアルの商品画像をタップ後、商品はフルスクリーンで表示される
- メインビジュアル下の個別商品をタップすると、ECサイトへ遷移
=コンバージョン(商品購入)の促進
一連の動きがシームレスに設計されているため、
ユーザーの離脱を抑えて、コンバージョン率アップが狙えます。
※参考:コレクション広告について|Meta for Business
■分析が楽にできるアウトバンドクリック測定
コレクション広告は紹介したように2ステップで商品ページへ遷移しますが、
それぞれのユーザーの動きをデータで確認できます。
最初にメインビジュアルをクリックし商品紹介ページに移行した場合は、
クリック数として、
さらに個別商品をクリックして商品販売ページへ遷移した場合は
アウトバンドクリックとして計測ができます。
より細かい指標分析で広告の反応率を上げられます。
2-2. デメリット
■初期設定に時間がかかる場合がある
コレクション広告は
コレクション広告用のフォーマットに直接入稿する方法もありますが、
長期的に出稿する場合はFacebookのカタログマネージャで
製品カタログを作成しておくと便利です。
ただし最初のカタログ設定には商品数に応じて、
時間がかかるためデメリットにも数えられます。
■配信面に一部制限あり
広告の配信面で一部制限があります。
自動配置にしない場合に設置できるのは以下の4つです。
自社の商品とマッチしているか確認しておく必要があります。
- Facebookニュースフィード
- Facebook Marketplace
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
3. Metaコレクション広告の効果を上げる3つの方法
Metaコレクション広告の広告効果を上げる簡単な方法を紹介します。
3-1. 動画の利用
メインビジュアルは動画か画像のどちらかを選べますが、
動画は圧倒的に視認性が高く、おすすめです。
動画の長さは2分以内にし、
音声なしでも楽しめるようにキャプションを利用すると
最後まで見てもらいやすくなります。
3-2. 商品画像の工夫
コレクション広告では
ファーストルックの画像がブランド訴求につながるため、
写真の選択とクオリティは重要なポイントと言えます。
特にメインビジュアルの下に表示させる画像は、
購入につながる可能性が高い物を掲載します。
人気商品だけでなく、
セール中やお買い得感のある商品、限定品などがおすすめです。
3-3. 最適なテンプレートを選ぶ テンプレート紹介
Metaコレクション広告のインスタントエクスペリエンスには、
3つのテンプレートが用意されており
商品設計にあわせて使い分けられます。
独自のデザインでカスタマイズすることも可能ですが、
独自で作成する場合と比べ、
クリエイティブコストが削減されるだけでなく
簡単に出稿することが可能です。
■ストアフロント
コレクション広告のベースのテンプレートです。
商品販売向きで最大50枚の商品画像を表示させることができます。
簡単にデザイン性のあるページが作成できるため、
商品のランディングページとしての活用も可能です。
※参考:Facebookインスタントエクスペリエンスについて|Meta for Business
■ライフスタイルカタログ
商品の活用例を紹介するのに最適なテンプレートです。
商品を使用している画像や動画を使うことで、
ユーザーの購買意欲向上に貢献します。
※参考:インスタントカタログについて|Meta for Business
■顧客獲得
ユーザーがすぐに行動を起こしやすいデザインを使用し、
商品や新ブランドを見てもらいます。
このテンプレートは、
ユーザーを登録ページ、サブスクリプションページ、購入ページなどに
直接誘導するのに向いています。
※参考:インスタントエクスペリエンス|Meta for Business
※参考:インスタントエクスペリエンスのテンプレートについて|Meta for Business
4. Metaコレクション広告成功事例
Metaコレクション広告の成功事例を3つ紹介します。
4-1. アディダス
アディダスは新作商品や関連商品プロモーションに、
コレクション広告を利用しています。
写真の例では
Z.N.Eトラベルフーディーの機能性を
メインビジュアル動画でアピールし、
同シリーズの関連商品を下に掲載しています。
アディダスはコレクション広告の起用で、
5.3倍もの広告費用対効果を達成しました。

※画像引用(出典:インパクトあるビジュアル、快適なショッピング体験|Meta for Business)
4-2. TOMMY HILFIGER
TOMMY HILFIGERはランウェイでモデルが着用した商品を、
ユーザーがすぐに購入できる仕組みを目指しコレクション広告を展開しています。
ショーでの動画をメインビジュアルにし、
下に掲載する商品にモデルが着用した商品を使いました。
ユーザーはまるでショーに参加して
そのまま商品を買えるような疑似体験ができるようになりました。
TOMMY HILFIGERは
See Now, Buy Now (いま見て、いま買う)キャンペーンの
モバイル対応にコレクション広告を活用し、
広告費用対効果を2.2倍にすることができたと発表しています。

※画像引用(出典:インパクトあるビジュアル、快適なショッピング体験|Meta for Business)
4-3. Pura Vida
Pura Vidaは、
Metaコレクション広告でホリデーシーズンのジュエリー販売を拡大しました。
1日あたりの購入数を4日間で6.3倍に増やしています。
他にも、
キャンペーン全体の1日あたりの平均購入数が2.6倍に増加。
広告費用対効果が12%向上、
キャンペーン全体の広告費用対効果が20%向上などの成果を出しています。
5. Metaコレクション広告の注意点
Metaコレクション広告の注意点としては、
PCでは表示されないということです。
商品特性によって、PCでの表示が必要な場合は不向きと言えます。
配信面もデメリットで紹介したように
MetaのニュースフィードとInstagramのフィードなどに限定されます。
商品特性にあわせて使い分けする必要がありそうですね!
6. まとめ
いかがでしたか。
注目度が上がっているMetaコレクション広告は
ますます増えるスマートフォンでのショッピングユーザーに向け、
ぜひ活用してみたい広告です。
当社はリスティング広告だけでなく、
SNS広告の運用にも強みがあります。
Meta広告を活用したい方はお気軽にお問い合わせください!