
Meta広告運用で重要視すべき要素の1つに“クリエイティブ(広告部分)”があります。
Meta広告のクリエイティブはバナー(画像)とテキストがセットになって広告が掲載され、
いかにクリックされやすい広告を作るかが重要です。
そこでまず気になるのは
「競合他社は一体どのような広告を配信しているのか?」でしょう。
こんな時に便利なツール(サイト)がMeta広告ライブラリです。
自社を含め、企業がどのようにFacebook広告を出稿しているのか簡単に知ることができます。
本記事では、
Meta広告ライブラリの使い方から、注意点まで詳しく解説します。
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1. Meta広告ライブラリとは?
広告ライブラリとは、
Meta社が広告の透明性を図るために提供しているツールのことです。
これを使うと、
Instagram、Facebook、Audience Network、Messengerに配信されている全ての広告を、
誰でも閲覧することができます。
2. Meta広告ライブラリで何が見れる?
広告ライブラリでは、以下の2つを確認することができます。
- 広告主のFacebookページ
- 出稿された広告
順を追って詳しく見てみましょう。
2-1. 広告主のMetaビジネスページ
Meta広告ライブラリを使用し「広告主ページ情報」を押すと、
まず出稿元(広告主)のFacebookページの概要が確認できます。
概要は主に以下の3点です。
- Facebookページの名前、ID、業界
- Facebookページのフォロワー数
- Facebookページの作成日、変更回数
また、
画像下部の「ページに移動」を押すと実際のFacebookページを閲覧することも可能です。
2-2. 出稿された広告クリエイティブ
出稿された広告では、主に以下の5点が確認可能です。
- 広告の掲載開始日
- 広告の出稿先プラットフォーム
(Instagram、Facebook、Audience Network、Messenger) - 広告のタイプ
(写真広告、動画広告、カルーセル広告、リード獲得広告、ダイナミック広告etc.) - 広告クリエイティブ
(バナーやテキスト) - 広告のリンク先
実際に広告やCTA(詳しくはこちら等)をクリックすると、
リンク先を確認することが可能です。
また、
広告の掲載状態からその広告が動画なのかカルーセルなのか、
はたまたダイナミック広告なのか、など広告タイプまで判断できます。
3. Meta広告ライブラリの使い方
①「広告ライブラリ」を開く
②検索フィルタにて「すべてを検索」を選択
③検索窓にキーワードまたはFacebookページ名を入力して検索 → 該当ページをクリック
このようにして、簡単に広告を見ることができます!
他社が出している広告が、
どのようなバナーデザインで展開されており、どの配信面に出ているかが丸見えなのです。
広告出稿の際に競合他社の広告を分析して、
クリエイティブ作成に活かすことができます。
4. Meta広告ライブラリの注意点
Meta広告ライブラリを使用するにあたって、注意点が4点あります。
- 成人向けの広告についてはアカウントとログインが必要
- 実際の表示と異なることがある
- 配信が終了すると見られなくなる
- 社会問題、選挙または政治に関連する広告の情報は異なる
■ 成人向けの広告についてはアカウントとログインが必要
アルコール飲料やギャンブルなど年齢制限のあるものに関する広告の閲覧は
成人者のログインが必要です。
■ 実際の表示と異なることがある
クーポン付きの広告については、
クーポンが無効化されているため、実際の表示と異なる場合があります。
また、ダイナミック広告については、
一部のサブセットのみが検索やインデックス化の対象になっている為、
表示は一部に限ります。
■ 配信が終了すると見られなくなる
広告ライブラリで確認できる広告は、
アクティブになっている広告のみです。
掲載が終了している広告については確認できなくなります。
ただし、
社会問題等は例外です。
広告の掲載日から7年分のアクティブと非アクティブ両方の広告の結果を確認できます。
競合他社の広告を分析したい場合、随時記録しておくと良いでしょう。
■ 社会問題、選挙または政治に関連する広告の情報は異なる
社会問題、選挙または政治に関連する広告の場合は、
広告費用の出資者、広告費の金額範囲、広告がリーチした利用者層などの詳細な情報を
追加で確認できるようになっています。
5. まとめ
いかがでしたか?
広告ライブラリは、
競合他社の広告配信状況を把握する上で非常に便利なツールです。
弊社でもよく競合調査で使用しますが、
配信している広告クリエイティブだけでなく、
競合が設定しているランディングページや広告のKPI(例:資料請求又は会員登録か)など、
読み取れる情報は多岐に渡ります。
このツールは誰でも簡単に利用できるので、
まずは興味のある企業の広告をチェックしてみることから始めてみてください。
Meta広告の成果に不安やお悩みの方、
これからMeta広告を始めたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください!