効果的な集客方法を紹介します。
ビジネスを行う上で、集客は大事な要素です。
商品やサービスを売り込むにしても、集客がうまくできなければ成功しません。
そこで、集客で押さえておきたいポイントを解説しながら、おすすめの方法を見てみましょう。
集客の対象になる顧客
まずは、集客の対象になる顧客の種類を確認してみましょう。
新規顧客
新規顧客は、これまで自社商品やサービスを利用したことがない顧客のことです。
購入履歴がないということから、まっさらな状態でアピールし、集客することになります。
新規顧客の集客に成功したら、リピーターになってもらうように努力します。
見込み顧客
見込み顧客とは、まだ自社商品やサービスを購入はしてないが、興味・関心は持っていて、今後利用してくれる可能性がある顧客です。
すでに興味や関心を持っている層が相手になるので、いかにアクションに繋げるようにアプローチするかがポイントになります。
潜在顧客
潜在顧客とは、自社商品やサービスへの認知はしていないものの、これから知ることによって見込み顧客化する可能性がある顧客のことです。
可能性の段階である潜在顧客だけをフォローするというわけには行きませんが、これからの市場発掘では重要な鍵を握る層です。
既存顧客
既存顧客とは、すでに自社商品やサービスを購入したことがある顧客のことです。
取引経験があるということです。
しかし、1回だけ商品やサービスを購入して終わりというのでは意味がありません。何度も繰り返して利用して貰う必要がありますが、それが次のリピーターに繋がります。
リピーター
リピーターとは、自社商品やサービスを気に入ってくれて、何回も購入してくれる顧客のことです。
リピーターはお店にとって大事な集客対象となります。
リピーターが増えれば、お店の売上も大きく伸びることになります。
集客のポイント
集客をするうえで押さえておきたいポイントがあります。
ターゲットを明確にする
集客をしようと思ったら、ターゲットを明確にしましょう。
自社商品やサービスをこういう顧客に届けたいという対象を決めるのです。
万人受けする商品やサービスはありません。
商品やサービスを開発したら、それが合う顧客がいるものです。
特定の顧客のニーズを分析し、そのターゲット像を明確にできれば、集客効果を上げやすくなります。
複数の集客方法を行う
後ほど、具体的な集客方法を紹介しますが、一つの方法だけでは効果が上がりにくいです。複数の方法を併用することで、相乗効果も発揮され、集客効果が高まります。
多ければいいというものではありませんが、いくつかを組み合わせて実行してみてください。
具体的なアクションを促す導線を作る
集客はそれ自体が目的ではありません。
顧客が集まっても、実際の商品やサービス利用に繋がらなければ意味がないのです。
そこで集客方法を実践する場合は、具体的なアクションを促せる導線を作っておきましょう。
Webを使った集客方法では申込みページへ遷移しやすくする、チラシには連絡欄をわかりやすく表示するなどです。
導線がしっかりできていると、売上アップに繋がりやすくなります。
アナログとデジタルを併用する
集客で効果が出やすいのがアナログとデジタルの併用です。
実際に顧客がアナログとデジタルを行き来することもよくあります。
例えば、家電を買う場合、折込チラシを見てから、WebサイトやSNSでチェックし、比較サイトも検討項目に加えて、家電量販店に訪問というパターンもあります。
デジタルは若者にアピールするにはいい材料ですが、高齢者も視野にいれると、アナログ広告のほうが効果的でしょう。
このようにアナログとデジタルには相関関係がある上に、それぞれが助け合う関係にもあります。併用は集客に効果的な手段です。
PDCAを回す
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の頭文字を取ったもので、マーケティングの基本的な手法です。
集客のための施策を打つ場合、このPDCAを回すことが大事になります。
PDCAを回すことで、課題や問題点が浮き上がり、目標ややるべきことが明確になります。その答えを集客施策に活かしていけばいいのです。
安易に値下げはしない
集客を図る方法として値下げをすることがありますが、安易な値下げはおすすめできません。
値下げをすれば、集客率が上がっても、総収益は減ってしまいます。
顧客が多く集まっても利益が下がれば、意味がありません。
それよりは、商品やサービスのクオリティ、スタッフの技術やスキルで勝負すべきです。
そのような質の高い商品やサービスなら、単価が高くても顧客が集まるものです。
効果的な集客方法15選!
ここからは、具体的な集客方法を紹介していきます。
アナログとデジタルが混在していますが、自社に合う方法を選んで、効果的な集客を図りましょう。
1.チラシ配り、または折込チラシ
チラシ配りや折込チラシは古典的な集客方法ですが、効果は意外にあります。
配られたチラシ、新聞に折り込まれていたチラシを見て、実際にお店を訪れる人は多いです。
チラシを届ける地域も特定できるので、地域に根ざしたサービスも展開でき、地元顧客の注目が集まることもあります。
2.無料セミナーを開く
無料セミナーを開いて、集客を図ることもできます。
セミナーに参加する人は、すでに自社商品やサービスに興味を持っている人なので、集客に成功すれば、その後アクションにも繋がりやすくなるでしょう。
ただ、セミナーの開催には費用や手間、人的リソースを取られるのがデメリットです。
3.展示会やイベントを開く
展示会やイベントは商品やサービスの魅力を伝えられる絶好の場です。
商品やサービスの魅力が顧客に届けば、利用してみようかなと思う人も増えるでしょう。
それが集客率アップに繋がります。
展示会やイベントを開く際のポイントは、顧客が参加しやすいように準備しておくことです。
申込不要で参加できるなどもいい方法です。
4.マスメディアに広告を出す
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアに広告を出すことも有効な集客方法で、従来からよく行われてきました。
その広告を見た人が店舗に集まるというパターンもよくあります。
マスメディア広告では繰り返し顧客が見ることになるので、商品やサービスの認知拡大にも効果的です。
ただ、広告出稿費が高額になりがちになるため注意が必要です。
5.公式サイトを作成して、運営する
公式サイトを開設し、運営することでも集客を図れます。
公式サイトの開設・運営は大変なことではありますが、新規顧客が公式サイトを確認してから来店するということもよくあるのです。
それだけに魅力あるコンテンツを含んだ公式サイトを作成できれば、集客効果も高まります。
6.ECサイトを運用する
ECサイトとは、ネットを通じて商品やサービスを販売できるサイトです。
最近は企業やお店の集客と言っても、実店舗を利用してもらう他、ネットを通じてということも増えました。
それだけに、ECサイトの運用により、商品やサービスを調べてもらい、集客から購入へつなげることもできるようになっています。
7.SNS運用
X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを活用すると、無料で高い集客効果を発揮できます。
自社商品やサービスの宣伝も簡単にできるのがSNSのいいところです。
商品やサービスを気に入ったユーザーが情報を拡散してくれて、さらに人気が高まることもあります。
ただし、注意しなければいけないのが炎上リスクです。
8.リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに沿った広告が検索結果に表示されるものです。
リスティング広告は低予算で始められ、購買意欲の高いユーザーにアピールできるのがメリットです。
キーワード関連の商品やサービスに関心があるためです。
したがって、集客率を高める有効な手段です。
9.ダイレクトメール
直接顧客に手紙や封書を送って、商品やサービスの宣伝をするのがダイレクトメールです。顧客リストの中から有望な顧客を選んで送れるのがダイレクトメールのメリットです。
無駄打ちの可能性が低くなります。
ただ、必ず開封してもらえるとは限らないのがデメリットでしょう。
10.ブログでの発信
ブログを発信して、集客を図ることもできます。
ブログで人を集め、自社商品やサービスを購入してもらうことも可能です。
ただし、ただブログを発信すればいいというのではなく、コツを押さえた運用がポイントになります。
11.動画配信
YouTubeやTikTokなど動画のプラットフォームにコンテンツを配信し、集客を図ることもできます。
動画の場合、テキストや静止画だけでは伝えきれないお店の魅力をアピールできるのがいいところです。
チャンネル登録してもらえれば、継続的に閲覧もしてくれるでしょうし、ファンにもなってもらえて、集客効果も上がるでしょう。
ただ、動画の場合、内容がポイントになります。
魅力的なコンテンツを作るためには、時間も労力もスキルも必要になりますが、自社内でできない場合は、外注も視野に入れてみましょう。
12.インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングで商品やサービスの認知度を上げて、集客を図る方法もあります。
インフルエンサーは相当なフォロワー数を抱え、自社の商品やサービスにピッタリの人を起用できると、集客効果は抜群です。
非認知層から潜在層、顕在層にまでPRできます。
インフルエンサーマーケティング専門の会社もあり、自社にぴったりなインフルエンサーを紹介してくれることもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
13.プレスリリース
プレスリリースを打って、新店舗や新商品・サービスの情報を公式に発表することができます。
社会が興味関心を惹く内容だと判断したメディアがニュースなどで取り上げてくれるのです。
必ず取り上げてくれるという保証はありませんが、信頼性の高いメディアから公表されるとなると、そのプレスリリースの内容も確かなものだと受け入れてもらえるでしょう。
その結果、集客を上げるきっかけになります。
14.テレアポ
テレアポで集客を図ることもできます。
電話をかけた相手に短時間で商品やサービスの魅力を伝え、集客・成約に導くのがテレアポの役割です。
ただ、普通は断られることが多いので、粘り強く業務を継続できる人に任せる必要があります。あるいは、外注か。
経験豊かでテレアポが上手い人を見つけられれば、集客や成約の確率も上がります。
15.看板やポスターの設置
看板やポスターは顧客の目に止まりやすく、デザインが良ければ、集客効果を発揮できます。
看板やポスターを見て、ふとお店に立ち寄るという人も時々います。
店舗の看板やポスターであれば、店内に誘導ができますし、商品やサービスの看板やポスターなら認知拡大にも繋がるでしょう。
まとめ
今回は、お店や企業の集客に焦点を当てた説明をしました。
お店や企業が商売を成功させる鍵が集客です。
まずは集客を高めて、それから顧客に購買してもらい、成果を出すことになります。
ただ、効果的な集客をするにはポイントがあり、そのポイントを記事でも説明しました。
また、具体的な集客方法も取り上げてみました。
是非参考にしていただき、集客戦略を成功させてください。