バナーを発注するときに、何の情報が必要なの?と悩むことはありませんか?円滑に制作を進めるために必要なポイントを紹介します。
1. 最低限の必要な情報の確認
バナー制作に取り掛かるには、最低限必要な情報があります。スムーズに進めるため、デザイナーの方に依頼する前に必ず把握しておきましょう。
まず、必ず必要な情報は下記の4つです。
- 企業名(URL)
- 遷移先・掲載媒体(サイズ展開)
- KPI(お申し込み・購入・お問い合わせ等)
- 商品がある場合は商品の画像などの素材
ここの情報がないと、制作側が作業にとりかかれません。
バナーのサイズ表記については、だいたいの場合は幅×高さです。(単位:ピクセル)どの媒体のどこにどんなサイズのバナーが表示されるのかも重要なポイントになります。
また、バナーの遷移先とデザインや内容に差異が出てしまうと離脱の原因になりかねません。
2. 訴求内容
バナーを掲載する際に、一番伝えたい内容を精査します。
例えば、早く借りる事ができるローンのバナーを制作する場合は「最短当日審査!」など、そのサービスや商品の強みとなるポイントを見極めます。これはWeb上に数多く存在するバナーで、他のサービスと差別化をするために重要なポイントです。ここがズレてしまうと、何のバナーなのかが曖昧になってしまい、効果が半減することもあります。
訴求内容は2つ程度に絞った方が伝わりやすく、効果が出やすいとされています。多すぎても少なすぎても伝わりにくいバナーになってしまいます。訴求内容がどうしても多くなってしまう場合は、パターンを増やすなどして調整しましょう。
3.ターゲット
ユーザーのターゲットが男性なのか女性なのか、年齢によってもデザインの方向性は大きく異なります。
40代の女性がターゲットの場合は落ち着いた色味やシンプルなモチーフ、20代の男性がターゲットならはっきりとした色味に力強いデザインにするなど、テキストだけではなくデザインにも大きく影響があります。
同じサービスでも、ターゲットがどんな人なのかを明確にしておきましょう。
4.ユーザーインサイト
ユーザーが抱えている悩み・問題・意識などを調べます。
例えば、ダイエットサプリの広告を出すとしたら、
- 最近体重が増えてしまった
- 熱中症の恐れがあって外で運動しづらい
- 食事制限が苦手
- 基礎代謝を上げたい
など、ユーザーの必要としている情報を見極めて文言の作成の材料にします。
季節やイベントなどとも関連付けしたりと、キャッチコピーの幅を広げたり、ターゲットにより訴えかけることもできます。
5.デザインテイスト
予め、どんなバナーにしたいかを決めておきます。
かわいい、かっこいい、ポップなどの抽象的な表現だと人によって捉え方が違うため、参考のイメージがあると伝わりやすいです。
他にも、遷移先のLPのデザインに合わせる必要があるのか、季節を意識したものにするのか、使用して欲しい画像があるのかなど、デザインに入れたい要素をすり合わせすることで修正の時間短縮・効率アップにつながります。
カラーについても、例えば青を使ってほしい時は、紫みの青なのか緑みの青、水色に近い青なのか、暗いのか明るいのかなど様々です。
ピンポイントで使用したい色がある場合は、カラーコードを伝えることで明確にできます。
6.まとめ
いかがでしたか。
- 企業名・遷移先
- サイズ(媒体)
- KPI
- 訴求内容
- ターゲット
- ユーザーインサイト
- デザインテイスト
上記を伝えることで、円滑に制作が進みます。デザイナーの方に合わせて情報を追加するなどで調整していくことでコミニュケーションもスムーズです。
バナーのデザインは限られたスペースの中でデザインをしなくてはならなく、様々な試行錯誤の上にできているものです。少しの修正で全体のレイアウトが崩れてしまったり、1からやり直しに近い作業になることもあります。
制作する前に必要な情報を集め、効率アップにつなげましょう!
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