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【決定版】キーワードのマッチタイプ完全マニュアル

更新日:2025年11月17日

【決定版】キーワードのマッチタイプ完全マニュアル

リスティング広告運用において、
基礎中の基礎と言えるキーワード選定と検索クエリの精査ですが、
その際に不可欠なマッチタイプについてみなさんは説明できますか?

マッチタイプについてきちんと理解をしていないと、
十分な広告の成果を上げられなくなってしまいます。

ユーザーの検索語句を正しく汲み取り、
ユーザーが求めている情報をいかに広告とキーワードの関連性
LPの利便性を高められるかで品質スコアも上がり
広告主のメッセージを必要としているユーザーに届けることができます。

本記事では、
そんな奥深いキーワードのマッチタイプについてお話します。

1. マッチタイプの種類

マッチタイプの種類には以下の3つがあります。

  • インテントマッチ(旧:部分一致):キーワードに関連した検索クエリを表示
  • ”フレーズ一致”:キーワードと同義の文言を含む検索クエリに表示
  • [完全一致]:キーワードと完全に検索意図が一致する検索クエリにのみ表示

検索広告のマッチタイプによって、
広告が表示される検索語句の範囲が異なります。

以下は「ランニングシューズ」を例にした、
各マッチタイプごとの具体例です。

■ インテントマッチ(旧:部分一致)(キーワード:ランニングシューズ)

【マッチする検索語句例】

  • ランニングシューズ
  • マラソンシューズブランド名

【マッチしない検索語句例】

  • テニスシューズ
  • 登山靴

■ フレーズ一致(キーワード:”ランニングシューズ”)

【マッチする検索語句例】

  • 赤 ランニング シューズ

【マッチしない検索語句例】

  • 靴 ランニング 赤

■ 完全一致(キーワード:[ランニングシューズ])

【マッチする検索語句例】

  • ランニングシューズ

【マッチしない検索語句例】

  • 赤 ランニング シューズ

また、
弊社ではインテントマッチ(旧:部分一致)と完全一致を中心に満遍なく設定し、
特に完全一致キーワードの登録割合が40%以上となる状態を推奨しています。

完全一致とインテントマッチ(旧:部分一致)をバランス良く登録することによって
品質スコアが向上し、クリック単価低減に繋がるためです。

品質スコアのチェック項目に関する詳細は以下の記事をご覧ください!

■ 品質が担保されている弊社アカウントの例

2. マッチタイプの考え方

マッチタイプを適切に選択することで、
検索クエリ(または検索語句:ユーザーが実際に検索した語句のこと)に対して
意図通りに関連性が高い広告とリンク先に配信することができます


※画像引用(出典:キーワードのマッチタイプについて|Google広告へルプ

「一人旅 温泉」といった、検索ボリュームが多いビックワードの場合は、
1単語/完全一致で登録しましょう。

インテントマッチ(旧:部分一致)で登録してしまうと、
意図しない検索クエリに反応しすぎて貴重な予算を
消化しすぎてしまう可能性が高いためです。

2単語の時はフレーズ一致で効果的に運用しつつ、
複合キーワードの発掘をしましょう。

表記揺れはありますが同じ語順でのみ広告表示されます。

3単語の時はインテントマッチ(旧:部分一致)である程度拡張させ、
予測していなかった検索クエリを発見することで、
新たなユーザー発掘に繋がります。

配信を開始し、予算の使用状況を見て
「インテントマッチ(旧:部分一致)だと予算を使いすぎてしまっているから
マッチタイプを変えたいが、完全一致だと範囲が狭そう…」
と思っている場合には、部分一致やフレーズ一致を使用しましょう。

3. マッチタイプと広告掲載の関連性

「化粧品 乳液」というキーワードをそれぞれのマッチタイプにて設定した場合、
実際どのような場合に広告掲載されるのか、
されないのか具体的に見てみましょう。

No.
検索クエリ
完全一致 フレーズ一致
インテントマッチ
(旧:部分一致)
[化粧品 乳液] “化粧品 乳液” 化粧品 乳液
1 化粧品 乳液
2 乳液 化粧品
3 化粧品 乳液 通販 ×
4 コスメ 乳液

※ ○:広告掲載あり △:広告掲載の可能性あり(キーワードの類似) ×:広告掲載なし

■「化粧品 乳液」でユーザーが検索した場合

[化粧品 乳液]と完全一致で登録している場合、
語順も全く一緒なので広告掲載されます。

■「乳液 化粧品」でユーザーが検索した場合

登録している語句と語順が違うため、
完全一致とフレーズ一致は広告掲載されない可能性が高いですが、
インテントマッチ(旧:部分一致)で登録していれば、
このユーザーに広告配信できます。

■「化粧品 乳液 通販」でユーザーが検索した場合

「通販」は登録していないので完全一致では広告掲載されません。
「化粧品 乳液」は同じ語句・語順で含まれているので
フレーズ一致で広告掲載されます。

■「コスメ 乳液」でユーザーが検索した場合

「化粧品=コスメ」といった類義語や一部語句の省略にも対応出来るのが部分一致です。
完全一致・フレーズ一致・絞り込み部分一致では、
語順は一緒であるものの広告掲載がされない可能性があります。

Google、Yahoo!それぞれ以下からも確認ができます!

※参考:キーワードの類似パターン|Google広告ヘルプ

※参考:「類似パターン」の例|Yahoo!広告ヘルプ

4. まとめ

今回は、
キーワードのマッチタイプについてお話させて頂きました。

「この方法で一度設定すれば問題ない!」というわけではなく、
検索クエリからユーザーの心理を読み取り、キーワードのマッチタイプを変更したり、
新規のキーワードを追加することでリーチを広げたりすることで、
より確度の高いユーザーに配信されるよう調整していきましょう。

Facebook広告でお困りの際は、
お気軽に弊社へご相談ください!

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この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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