ディスプレイ広告を配信する上で今や欠かせない存在である、YDAインフィード広告。
今回は、その入稿規定や入稿方法、改善のコツまでをご説明したいと思います!
1.YDAインフィード広告とは?
YDAインフィード広告とは、Yahoo! JAPANのPC/スマートフォン版のトップページ(ウェブ、アプリ)のタイムライン状のフィード間に表示されるディスプレイ広告です。
定義の詳細は、なぜYDAレスポンシブ広告は必ずいれるべきなのか?入稿規定とそのワケにて説明しています。
YDAインフィード広告のメリットを3点に絞ってお伝えすると、以下のようになります。
- コンテンツに自然に馴染む広告フォーマットであり、クリックを促す
- Yahoo!JAPANのPC・スマートフォン・アプリのトップページが主な掲載面であり、インプレッションは十分
- 配信面のほとんどがYahoo! JAPANでブランドセーフティ対策になる
それでは、1点ずつ説明していきます。
1-1.コンテンツに自然に馴染む広告フォーマットでクリックを促す
画像参考:「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 – Yahoo!広告 公式ラーニングポータル
ユーザーのインターネットリテラシーの向上により、バナー広告は年々クリックされにくくなっているという話を多方で耳にしますが、その解決策としてインフィード広告をオススメします。
YDAインフィード広告は、従来のディスプレイ広告のようにバナー画像を掲載するのではなく画像とテキストをセットで配信します。上の図のように、記事コンテンツのタイムライン内にコンテンツへのリンクと同じような形式で広告が表示されることで、ユーザーにストレス無く広告を認知されやすいのが最大の特徴です。
1-2.Yahoo!JAPANのトップページが主な掲載面であり、インプレッションは十分
単独ドメインで国内アクティブユーザー数No.1を誇るYahoo! JAPANのトップページに掲載することができるため、インプレッションが不足する心配がありません。低CPCでも比較的多くのインプレッションを得られることが多いです。
とは言え、過度なターゲティングは表示数不足の原因となるため注意しましょう。
1-3.配信面の全てがYahoo! JAPANでブランドセーフティ対策になる
近年、広告が不適切なサイトやアプリに表示されることで商品や企業のイメージを落とさないようブランドセーフティを気にする広告主が増えています。
その点、YDAインフィード広告は掲載面の全てがYahoo! JAPAN内であるため、ブランド面での心配をせずに広告を展開することができます。
2.YDAインフィード広告の入稿規定
インフィード広告の入稿については、こちらをご参考ください。
2-1.画像について
画像サイズの指定
1200×628ピクセル
300×300ピクセル
ロゴ画像サイズの指定
180×180ピクセル
画像ファイルの容量
150KB以下
画像がトリミングされたのときを確認したい場合は、Yahoo!公式の画像表示シミュレーターが便利です。また、画像内に文字範囲の面積が画像全体の20%を超えないようにする20%ルールが推奨されています。
2-2.テキストについて
タイトル
20文字
説明文
90文字(推奨38文字)
※フォーマットによって見切れてしまうため
主体者表記
20文字
会社名、ブランド名、商品名、サービス名のいずれかを入力
表示URL
29文字
「http://」や「https://」、末尾の「/」をのぞいたホームページのURLを入力
リンク先URL
1024文字
ボタン
17種類から選択できます。皆さまの商材や目的に最も適したものを設定しましょう。広告用の画像は2サイズありますが、表示機会を損失しないために両方とも入稿することをオススメします。
画像参考:「インフィード広告」の入稿や掲載に関する注意ポイント – Yahoo!広告 公式ラーニングポータル
3.YDAインフィード広告の改善のコツ
これで配信を開始する準備は整いましたが、配信開始後は広告の改善が必要になります。
よくある課題と、その改善のコツを挙げていきます。
3-1.広告が不承認になる
Yahoo!は近年「広告品質のダイヤモンド」というスローガンを掲げ、インターネット広告の信頼性を上げ、ユーザーにとってストレスのない広告体験を目指して活動しています。
そのため、画像やテキストの審査がGoogleに比べて若干厳しい印象があります。広告を入稿する前に、以下の項目に該当していないか再度確認しておきましょう。
肌の露出が多い画像を使っている
画像に登場する人物画像の肌の露出が多い場合、審査落ちすることがあります。写真素材だけでなく、人物のイラストについても同様です。
ダイエット系の商材や、ゲームの登場キャラクターをバナーに載せる際に特に注意したい項目です。
アルコールに関わる商材の広告
アルコール商品のみならず、アルコールに”関わる”商材の表現は規制が強めです。
例えば、お酒の通販サイトなども、アルコールに関わる商材とみなされるため、バナー内に「お酒は二十歳になってから」というテキストを含まなければ審査落ちしてしまいます。
アルコールの要素がなくても成り立つ訴求であれば、広告に登場させないのが無難でしょう。
いわゆる「コンプレックス商材」
ダイエット商品やサプリメントを筆頭に、ユーザーのコンプレックスを激しく煽るような画像、テキストは全面的に禁止されています。ビフォーアフターの画像はそれ自体がNGです。
美容系、健康食品の広告はテキストに使用する言葉を慎重に選ばなければなりません。
3-2.クリック率が低い
複数の画像、テキストを検証しているか
前提として、検索広告とディスプレイ広告ではそれぞれ“ウケる”広告が異なります。
自主的に情報収集をしているユーザーへ表示する検索広告では、奇を衒わず商材のメリットを説明した広告文が成果を出しやすい傾向にあります。対して、コンテンツ閲覧時に表示されるディスプレイ広告では、よりキャッチーなテキストのクリック率が高く、結果的にCPAも良好になる傾向にあります。
画像内のテキストが占める割合が20%以内になっているか
審査への影響はありませんが、Yahoo!はインフィード広告に使用する画像のテキストをなるべく少量・シンプルにすることを推奨しています。
もし配信中の画像内に文字の占めるスペースの割合が多かった場合、よりシンプルな画像を作成すると良いでしょう。
3-3.コンバージョン率が低い・CVがない
広告の内容とLPの内容に乖離がないか
ディスプレイ広告全般に言えることですが、広告を見てユーザーが期待している内容と、実際のLPの内容が合っていないと、離脱率が上がってしまいます。
先述の通りキャッチーであることは重要ですが、LPで伝えたい内容から飛躍しすぎないよう注意しましょう。ターゲットユーザーの地域、年齢性別、フリークエンシーやリーセンシー(接触からの期間)などのデータを分析し、ターゲティングを絞ることも検討してみましょう。
4.まとめ
いかがでしたか?
今回はYDAインフィード広告についてお話ししました。
YDAインフィード広告は、数あるネイティブ広告媒体の中でも手っ取り早く配信でき、かつ効果の出やすい広告メニューだと感じています。インフィード広告に限らずYDAや他のディスプレイ広告でお悩みの方は、気軽にご相談ください!