YDNでおなじみのYahoo!ディスプレイアドネットワークが新しくなりました!2020年度にかけてYahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)と名前を変え、よりわかりやすく使いやすく生まれ変わったのです。
正直何が変わったのかよくわからない、旧画面のままでいい、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんなリニューアルしたディスプレイ広告の変更点や追加事項をご紹介していきます。
1.何が変わったの?ディスプレイ広告(運用型)
Yahoo!プレミアム広告とYahoo!ディスプレイアドネットワークを統一し「ディスプレイ広告」へとリニューアルしました。
主な変更点は、管理画面の変更と広告アルゴリズムの刷新です。また、呼称はYDAとなり検索広告のYSAと共に、覚えやすくなったのではないでしょうか。(筆者としては、今までの呼称が少し名残惜しい気持ちもありますが。)
今まで複数に分かれていたディスプレイ広告やサービスが「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」という1つのプラットフォームに統合し、よりわかりやすくシンプルな仕様へと変化しました。課題や目的に柔軟に対応できる広告出稿で、運用効率向上を目的としています。
2. キャンペーン目的の設定が可能に
広告の目的に合わせたキャンペーン目的を設定することができるようになりました。広告を見たユーザーに取ってもらいたい行動を目的とし設定することで、効果的な広告運用を可能にします。
以下の5つのキャンペーン目的が選択でき、各アクションを最大化することができるようになります。
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
サイト訪問者を増やしたいなら「サイト誘導」を選択し、動画の再生数を増やしたいなら「動画再生」を選択します。
3. 新しい入札戦略とは
設定したキャンペーン目的によって選択できる入札戦略や広告タイプが変わってくるので注意が必要です。
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
特に注意したい点は、目標とする単価によって入札戦略が異なることです。目標がCPAなら目標単価指定、CPCなら最大入札価格指定を利用します。2種類の入札戦略については、以下の解説をご覧ください。
- 最大入札価格指定
1クリックあたりの最大消化金額を設定します。(動画目的の場合は1,000回あたりの視聴単価)入札価格の上限を設定し、その入札価格の範囲内でクリック数や動画再生数を最大化させたいときに使用します。また、入札価格調整率でターゲティング設定(デバイスや年代、性別)ごとに入札価格を調整することも可能です。
- 目標単価指定
設定したコンバージョン単価を維持しながら、その範囲内でコンバージョン数を増やすことを目的とする場合に使用します。ただし、より高い効果を発揮させるためにコンバージョン数の多いキャンペーンに設定することが推奨されています。こちらについては、入札価格調整率の設定は不要です。
4. 配信アルゴリズムの変更
広告の掲載順位は全ての広告ごとに行われるオークションによって決定し、それぞれオークションランクが算出されます。そのオークションランクを決める要素の1つとして「広告の品質」があります。
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
従来であれば、クリック数が最大になるよう配信されていたため、本来の目的とは異なるアクション数が最大化してしまう可能性がありました。しかし、今回のリニューアルでキャンペーン作成時に目的設定が必須となり、その目的に合わせたアクション数が最大化され、広告の品質が「目的ごとに最適な予測アクション率」によって決まります。
つまり、キャンペーン目的の設定が広告運用の鍵を握るのですね。
5. 仕様変更と廃止機能について
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
こちらが新しくなったディスプレイ広告の管理画面です。旧管理画面と比べ、シンプルかつわかりやすくなったと思います。
また、実績をグラフで視覚的に確認したり、2期間の実績を比較したりすることもできるようになりました。さらに、以前のようにレポート作成画面に移らずともクリックひとつで本画面から実績データを直接ダウンロードが可能となりました。
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
こちらが入稿画面です。
左側のサイドバーからわかるように、キャンペーンから広告作成までを1つの画面で手順をたどり完結できるようになったのです。また、広告追加ボタンから画像や動画ファイルも広告作成画面から入稿できます。
その他、以下のような仕様の変更や廃止機能があります。
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
画像参考:新アルゴリズムで効果を最大化ディスプレイ広告(運用型) (ページ内ダウンロード資料より抜粋)
インタレストカテゴリが廃止し、新たにオーディエンスカテゴリー機能が提供されます。キャンペーン目的でコンバージョンを選択すると、よりコンバージョンしやすそうなユーザーに対し広告を出すなど、狙いたいユーザー層に効果的にアプローチすることができるようになりました。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか?リニューアルされたYahoo!広告 ディスプレイ広告について理解できましたか?
複数の変更点があり、最初は戸惑うかもしれませんね。そんな方はぜひ新しい管理画面を開いてみてください。ボタン1つで新・旧の管理画面を行き来できるので、一度実際に見てみるときっとそのシンプルさに驚くはずです。今までディスプレイ広告を運用されてきた方も、これから運用しようかとご検討中の方も、新しくなったYahoo!広告 ディスプレイ広告の進化を体感してみてください!
ディスプレイ広告の成果に不安がある方、最新の情報を知りたい方はお気軽にご相談ください。