検索広告で最も安価にコンバージョンを獲得できるのは一般的に
「指名キーワード」です。
高騰しやすい一般・ビッグキーワードに対し、
指名キーワードで獲得単価を抑え全体を適正化する戦略が多く取られます。
しかし、指名キーワードも必ずしも安価とは限りません。
本記事では、
企業の資産になるはずの指名キーワードの守り方についてお伝えします！
1. 指名キーワードとは？
指名キーワードとは、企業名または店名やサービス名などの
いわゆるブランドネームのことを指します。
例えば弊社の場合だと、下記を指名キーワードと呼び、
このキーワードを検索することを指名検索と呼びます。
- インフィニティエージェント
- Infinity Agent
- Infinity-Agent Lab
指名検索をするユーザーは当然その企業やサービスを知っているため、
一般的に成約に繋がりやすいユーザーであるといえます。
そのため、
検索広告を運用する上で最も安価に、
なおかつ効率的にコンバージョンを獲得できるキーワードとして
この指名キーワードの設定は外せない施策といえるでしょう。
2. 自社ブランドネームで競合他社のサービス名が表示される理由とは？
会社名やサービス名で検索した際に他社の広告が表示されている場合には、
以下の2パターンが考えられます。
| パターン | 内容 | 特徴・影響 |
| 競合キーワードを 意図的に登録 |
他社の会社名やサービス名を キーワードとして入札 |
・比較検討中の ユーザーにリーチ可能 ・成約に直結しにくい |
| 部分一致による 意図しない広告表示 |
登録もしていない キーワードでも、 部分一致で広告が表示される |
登録していないが 部分一致で表示される ※例：アメリカン不動産が「メキシカン不動産」で検索された際に表示される。 |
3. 指名キーワードを守るメリット
クリック単価の高騰を抑え、獲得の効率化を図る上で、
クリック単価は他社との入札競争によって決まります。
- 自社の指名キーワードは本来、自社のみが広告を出すためクリック単価は安価。
- 競合他社が出稿するとクリック単価が高騰するため、
自社ブランドキーワードを守ることが重要。
4. 指名キーワードの守り方
具体的に指名キーワードを守る方法をいくつかピックアップしたので、
是非参考にしてみて下さい！
4-1. 商標登録
まず、自社ブランドを守る上で最も手軽で確実な方法が「商標登録」です。
他社が指名キーワードに入札すること自体は阻止できませんが、
商標登録をしておくことで、広告文にブランド名を掲載することは難しくなります。
これは、自社ブランドを守るための最低限かつ最も有効な対策といえるでしょう。
商標登録については、特許庁のウェブサイトで詳しく調べることができますので、
まだ登録が済んでいない場合はぜひ参考にしてみてください。
※参考：特許庁HP
4-2. 媒体に異議申し立て
既に自社の社名やサービス名で他社の広告が出ている場合には、
媒体に異議申し立てを行うことをオススメします。
自分が広告主であることが証明できれば誰でもできるので、一度試してみましょう。
ちなみに下記が各媒体の異議申し立てフォームとなっています。
- Google広告のフォーム：Google広告
- Yahoo!広告のフォーム：Yahoo!スポンサードサーチ
こちらも他社による指名キーワードについては阻止することはできませんが、
既に出ている広告を取り下げる力は十分持っているので、
既に被害を受けてしまったというような企業は試す価値があると思います。
4-3. 第三者指摘の依頼
そして最後に、第三者指摘という方法があります。
これは、すでに代理店と契約している企業様向けの有効な手段です。
第三者指摘とは、
代理店が競合に対し「このキーワードで広告を出さないように」と依頼する方法です。
指名キーワード停止やフレーズ一致での除外設定依頼が効果的ですが、
任意対応のため断られることもあり、その場合は別施策の検討が必要です。
5. まとめ
今回は、
検索広告における指名キーワードの重要性と、その守り方についてお伝えしました。
もし、自社の指名キーワードで他社の広告が出てしまっている場合は、
今回ご紹介した施策をぜひ参考にしてみてください。
その他にもWeb広告についてお悩みの際には、
いつでもお気軽に弊社までご相談ください！
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