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Googleビジネスプロフィールとは?使い方や活用のメリットを解説!

更新日:2025年09月28日

Googleビジネスプロフィールとは?使い方や活用のメリットを解説!

飲食店・美容院・クリニックなどの実店舗型ビジネスでは、
「いかにユーザーを来店させるか」が重要な課題です。

チラシやWeb広告、SNSなどさまざまな集客施策がありますが、
中でも注目されているのが「地図検索を活用した施策」です。

多くのユーザーはお店を探す際、
Googleマップなどで情報を収集します。
その中で効果的なのが、
「Googleビジネスプロフィールの活用」です。

無料で登録でき、地図検索で上位表示を狙えるほか、
サービス概要や写真、イベント情報なども掲載可能。
来店意欲の高いユーザーにピンポイントで訴求できます。

本記事では、
Googleビジネスプロフィールの使い方や活用メリット
ポイントに絞ってわかりやすく紹介します。

1. Googleビジネスプロフィールとは?

Googleビジネスプロフィール(グーグルビジネスプロフィール)とは、
Google社が提供する位置登録サービスのことを指します。

自社が経営する店舗やサービスに関する情報をGoogleに申請・登録することで、
Google検索やGoogleマップ上の地図検索結果画面に表示させることが可能です。

登録できる内容は、
店舗名・住所・電話番号・営業時間・定休日など
関連する写真、イベント情報など様々用意されています。

このような情報を充実させることで、
ユーザーに自社のサービス情報をアピールし、実際の来店につなげることが期待できます。

このGoogleビジネスプロフィールは、
以前まではGoogleマイビジネスと呼ばれていましたが、
2019年からは現在のGoogleビジネスプロフィールに統一され、機能も一部拡充されています。

Googleビジネスプロフィールに登録しておけば、
Google検索やGoogleマップにおける検索結果の上位に表示されるようになり、
関連するキーワードで検索したユーザーに対して訴求もしやすくなる特徴があります。

近年、
地図を活用した検索はユーザー行動において欠かせない存在となっており、
無料で登録できる手軽さから、
飲食店や美容院、クリニック、宿泊施設、ジムなど、
実店舗や施設を構える多くの企業が積極的に活用しています。

2. Googleビジネスプロフィールを設定することでどこに表示されるのか?

Googleビジネスプロフィールで設定した情報の表示画面は、
主にGoogle検索結果画面とGoogleマップの検索結果画面の2つに分類されます。
それぞれの特徴について紹介していきます。

2-1. Google検索結果画面

Googleビジネスプロフィールで登録した内容は、
関連するキーワードでユーザーがGoogle検索を行った結果画面において
上部に3枠ほど掲載されます。

「神保町 カレー」で検索したときは上記のような表示がされます。

Google検索は、
地図関連だけでなく様々な情報を検索する際に活用します。

そのため、
Googleビジネスプロフィールが表示されるのは、
基本的に地域名を掛け合わせたキーワードで検索した結果画面が中心となります。

また、
店舗名やサービス名など固有名詞にて検索された場合には、
検索結果の右側にナレッジパネルと呼ばれる
ビジネス情報とともに表示される場合もあります。

2-2. Googleマップの検索結果画面

一方で、
Googleマップの検索結果画面では、
右側に対象キーワードに関連した地図が表示され、
左側にナレッジパネルとしてGoogleビジネスプロフィールが表示されます。

住所を登録しておけば、
右側の地図の中に店舗の所在地が赤いピンで表示されます。

ナレッジパネルの表示順は、
キーワードとの関連性や情報の充実度、信頼性、更新頻度の高さなどが影響しているため、
競合他社が多いエリアでは上位に表示されるのが難しい場合も起こり得ます。

3. Googleビジネスプロフィールを設定するメリット

続いて、
Googleビジネスプロフィールを設定するメリットについて紹介していきます。

店舗を構えたビジネスを行う上では欠かせないGoogleビジネスプロフィールですが、
具体的には以下のようなメリットが挙げられます。

3-1. 無料で登録、活用することが可能

Googleビジネスプロフィールは、
店舗を構えたビジネスであれば誰でも無料で登録・活用することが可能です。

先ほど紹介した店舗名や住所、電話番号をはじめ、
営業時間や定休日、関連する写真、イベント情報など、
何度更新しても追加費用はかかりません。
店舗を構えたビジネスでは、Web広告などに予算をかけられない傾向もあります。

その点、無料で登録できるGoogleビジネスプロフィールは、
まず行うプロモーション施策として多くの企業が活用しています。

3-2. Google検索でも上位に表示される可能性がある

Google検索は、
多くのユーザーが情報収集のために活用しています。

その上位に表示されるのは、
一般的にリスティング広告枠で、その次にSEO枠が設けられています。

近年のSEOニーズの高まりから、
上位に表示されるサイトはページ数が多かったり、
コンテンツが充実しているページが多い傾向にあり、
上位表示させるためSEOを強化するか、リスティング広告で多くの費用をかけるか、
どちらかの手段しかありませんでした。

ところが、
現在Google検索において、
キーワードによってはリスティング広告枠の次に、
Googleビジネスプロフィールが表示されるようになりました。

3枠程度ではありますが、SEOよりも上位に表示されるため、
Googleビジネスプロフィールを上手く活用することで、
SEOに力を入れずとも上位表示させることが可能です。

3-3. 自社のホームページの代わりに活用可能

Googleビジネスプロフィールで登録した内容は、
公式のホームページとして活用することも可能です。

ホームページを一から制作することは、
自社で対応できなければ外注する必要があり、その分だけ費用もかかります。

一方で、
Googleビジネスプロフィールであれば、
必要最低限の情報を明記することで、
自然とホームページの代わりとして活用できます。

サービスの概要や店舗の外観、内観などを写真で見せれば、
それだけでも十分ユーザーに対してアピールすることも可能です。

3-4. 様々な情報発信をリアルタイムで行うことも可能

Googleビジネスプロフィールでは、
イベント情報やキャンペーン、割引クーポンなど店舗販売における
様々な情報をリアルタイムで発信することも可能です。

タイムサービスや期間限定商品など、店舗ビジネスにおいては
集客の肝となるプロモーション施策も多々あります。

そのような訴求をすぐにユーザーに訴求できれば、
売上増加や利益拡大につながる可能性も高まります。

このような点もGoogleビジネスプロフィールの魅力の一つです。

3-5. 最低限の効果検証も分析可能

最後に、
Googleビジネスプロフィールでは
インサイト分析という機能が用意されており、簡単な効果検証を行うことも可能です。

自社のGoogleビジネスプロフィールページに、
ユーザーがどういったキーワードで検索して訪れてきたのか、
どういったアクションを行っているかなど、
最低限の情報でも把握することができれば、次の施策に活かしやすくなります。

4. Googleビジネスプロフィールを設定する上での注意点

次に、
Googleビジネスプロフィールを設定する上での注意点についても紹介していきます。

これからGoogleビジネスプロフィールの活用を検討している場合には、
以下の注意点を押さえておくと効果的です。

4-1. 必ずしも上位表示されるわけではない

Google検索やGoogleマップにおいて上位表示させることが可能な
Googleビジネスプロフィールですが、
必ずしも上位表示される訳ではありません

Google検索結果であれば、
対象キーワードにおいて表示されるのは基本的に3枠までとなります。
そのため、同じキーワードで上位化を図る企業が複数存在するのであれば、
3枠までには選ばれず表示されない可能性も起こり得ます。

地域名との掛け合わせが重要となるGoogleビジネスプロフィールでは、
新宿や渋谷のように競合性の高いエリアでは競合他社も多く、
上位表示が難しい場合もあります。

いかに競合他社との差別化を図り、ユーザーを集客させるか、
戦略を検討していくことが求められます。

4-2. ネガティブなクチコミが発生する可能性がある

Googleビジネスプロフィールには
口コミを投稿できる枠も設けられています。

一般的には良質なクチコミが多くなりますが、
中にはネガティブなクチコミが発生する可能性もあります。

ネガティブなクチコミは、
公序良俗に反するものや業務に支障をきたすレベルであれば、
Googleに削除依頼を行うことで削除してもらえる可能性もありますが、
ユーザーの主観的な内容は基本的に削除することができません。

このようなクチコミは、
反論することで一気に炎上してしまう可能性もありますので注意が必要です。

5. Googleビジネスプロフィールの登録・編集方法

続いて、
Googleビジネスプロフィールの登録・編集方法について紹介していきます。

登録に関しては、以下の手順で行うことができます。

①専用のGoogleアカウントを取得
②Googleアカウントでログイン → Googleビジネスプロフィールの専用ページにアクセス
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
③ページから「今すぐ管理」をクリック
④既に店舗情報が登録されている場合は、店舗名を入力し、「続行」を選択
⑤店舗に該当する「ビジネス名」を選択
⑥店舗に該当する「ビジネスカテゴリ」を入力 → 関連するカテゴリを選択
⑦店舗名や住所、連絡先などを入力し「次へ」を選択
⑧オーナー確認(所在地の確認)を行うため、以下の中から対応可能なものを選択

  • ハガキ郵送
  • 電話
  • テキストメッセージの送信
  • メール
  • 動画撮影
  • ライブビデオ通話

⑧の確認後、
再度Googleビジネスプロフィール専用ページにアクセスすれば登録は完了です。

また、
編集を行う場合には、
管理画面の「コンテンツの編集」から写真の追加や情報発信などを行うことが可能です。

6. Googleビジネスプロフィールの効果を最大化させるポイント

最後に、
Googleビジネスプロフィールの効果を
最大化させる上でのポイントについても紹介していきます。

Googleビジネスプロフィールでは、
いかに情報を正確に且つ充実させるかが重要なポイントとなります。

6-1. 必ずビジネスオーナーとして登録する

そもそも、
Googleは自動で店舗情報を収集し、
勝手にビジネス登録する場合があります。

また、
ユーザーが勝手に登録する場合もあり、
このような場合には掲載される情報が正確ではない可能性があるため、
Googleビジネスプロフィールでは、必ずビジネスオーナーとして登録した方が効果的です。

ビジネスオーナーとして登録されたGoogleビジネスプロフィールは、
未登録のものに比べてGoogleからの評価が高まり、
Google検索やGoogleマップで上位表示されやすくなります

情報の精度も上がることから、
ユーザーに対する訴求効果もより高まります。

6-2. 掲載情報は正確且つ詳細に設定しておく

Googleビジネスプロフィールでは、
店舗名・住所・電話番号に加え、営業時間や定休日、写真、
さらにイベント情報や割引・キャンペーンなど、さまざまな情報を掲載できます

この掲載可能な枠を最大限活用し、
正確且つ詳細に設定しておくと効果的です。

その際に、ユーザーが店舗を検索する際に、
検索しそうなキーワードを自然と含有させておくと、
様々なキーワードで上位表示されやすくなります。

例えば、
「居酒屋」であっても「海鮮居酒屋」や
「個室完備で接待や女子会でも活用しやすい居酒屋です」などと
明記しておくだけでも情報が充実していきます。

ユーザーに間違った印象を与えず、
来店したくなるような情報を分かりやすく記載することが重要です。

6-3. 充実した写真の掲載

写真を掲載できる点もGoogleビジネスプロフィールの魅力の一つです。

その機能を有効活用し、
できるだけ多くの写真を掲載することで
ユーザーにアピールしていくと効果的です。

商材やサービスの紹介、外観や内観、従業員の写真など、
可能な限り掲載していくことで、
ユーザーに安心感を与え、来店を促すことにもつながります。

6-4. 情報の鮮度と更新頻度を意識する

Googleビジネスプロフィールは、
登録だけして放置してしまう傾向があります。

ただ、
Google検索やGoogleマップで上位表示を図る上で、
掲載された情報の鮮度と更新頻度は重要な要素となります。

例えば、
古い写真がいつまでも掲載されていたり、
終了したキャンペーンがいつまでも残っていたりすると、
上位表示だけでなくユーザーの来店においても
マイナス影響につながる可能性もあります。

「定期的に見直す」
「新しい情報を追加」
「写真を撮り直す」
などカスタマイズしていくことも重要です。

7. まとめ

地図検索は、
日々のユーザー行動において欠かせない手法になってきています。

Googleビジネスプロフィールは、
地図検索を活用したプロモーション施策として、
店舗ビジネスを行う企業を中心に多く活用されています。

競合他社が多い場合には上位表示が難しい場合もありますが、
無料で活用できるため、まずは試してみることも有効です。

今回紹介した内容も参考に、
Googleビジネスプロフィールを効果的に活用していきましょう。

この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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