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最後の切り札!【Googleカスタマーマッチ】で広告効果大幅改善

更新日:2024年11月26日

最後の切り札!【Googleカスタマーマッチ】で広告効果大幅改善

カスタマーマッチを使用すると、顧客から提供されたオンラインやオフラインのデータを活用して、情報を提供した顧客や類似顧客を広告のターゲットに設定できます。

それにより、検索、ショッピング、Gmail、YouTube、ディスプレイを利用している顧客にアプローチしたり再アピールしたりすることができます。

ブランド認知度やコンバージョンの促進など、さまざまな用途で活用できるカスタマーマッチについて説明いていきます。

1.カスタマーマッチとは?

まず最初にカスタマーマッチについて説明していきます。

1-1.マッチングの仕組み

カスタマーマッチとは、メールアドレスや電話番号など、自社が所有する顧客データを活用してユーザーに広告配信を行う手法です。広告管理画面で顧客データをアップロードすることで、簡単に設定することができます。

カスタマーマッチにおけるマッチングは、メールアドレスや電話番号、住所などの顧客データと企業が所有する情報を照合して、マッチしたリストを配信対象にできる仕組みとなっています。マッチ率は平均して20~30%程度となっていますが、マッチングには最低1,000件以上のデータが必要なので注意が必要です。

1-2. ディスプレイ広告での利用が可能に!

これまでは、検索連動型広告、動画広告、Gmail広告、ショッピング広告で利用可能でしたが、今回のアップデートによりついにディスプレイ広告でも利用できるようになりました。

1-3.類似オーディエンスリストも対応

カスタマーマッチのユーザーリストに基づいた類似ユーザー ターゲティングは、検索、YouTube、Gmail、ディスプレイで利用できます。

類似ユーザーリストは、カスタマーマッチのユーザーリストが最低要件を満たしている場合に自動的に作成されます。類似ユーザーリストを使用するには、カスタマーマッチあるいはリマーケティングリストの場合と同様に、キャンペーンあるいは広告グループに追加します。

2.カスタマーマッチを利用する際の注意点

続いて利用する際の注意点です。

2-1.利用条件を満たしている必要がある

カスタマーマッチはどのGoogleアカウントでも利用できる訳ではありません。いくつかの条件を満たしている必要があります。

  • これまでポリシーを遵守してきた実績があること
  • これまでお支払いに関して問題が発生していないこと
  • 90日以上の Google 広告のご利用実績があること
  • ご利用金額が全期間で5万米ドルを超えていること(米ドル以外の通貨でアカウントを管理している広告主様のご利用金額は、その通貨の月別平均換算率により米ドルに換算されます)

上記の条件を満たす場合でもGoogleのアカウント担当にリクエストする必要があります。

また現在、カスタマーマッチのご利用実績がなく、Googleのアカウント担当が決まっていない場合は、上記の条件を満たしていても、現在カスタマーマッチできないとのことです。

参考:カスタマーマッチ – Google 広告ポリシー ヘルプ

2-2.マッチングには最低1,000件以上のデータが必要

カスタマーマッチはメールアドレスと電話番号でマッチングを行うことが可能ですが、マッチングをするには最低でも1,000件以上のデータが必要になります。

また、1,000人分のリストを所有していたとしても、1,000人のGoogleアカウントとマッチするとは限らないので注意してください。

2-3.個人情報の取り扱いに注意する

カスタマーマッチは自社が所有する顧客の情報を使用するため、個人情報の扱いを慎重に行う必要があります。電話番号・メールアドレスなどは、ハッシュ化(暗号化)されたのちGoogleのサーバーへ送信されるためプライバシーへの配慮がされています。

ただし、顧客情報を広告に活用する機能上、データの取り扱い方法は事前にクライアントなどと十分に協議しておくのがよさそうです。

カスタマーマッチのデータ利用にあたっては、Googleのヘルプで説明がされています。詳しくは、以下をご確認ください。

参考:Google によるカスタマーマッチ データの使用について– Google 広告ポリシー ヘルプ

参考:ハッシュ化したデータをアップロードするためのフォーマット ガイドライン – Google 広告ポリシー ヘルプ

3.カスタマーマッチの利用方法

カスタマーマッチの作成方法には、メールアドレス、電話番号、住所のいずれかを使用した方法の他、リマーケティングタグに追加した識別子user_idを元に特定の顧客を内部で関連付けるユーザー ID、顧客データを取得しているアプリデータを使用したモバイルデバイス IDがありますが、今回はメールアドレス、電話番号、住所をアップロードする方法でご紹介します。

① 管理画面のツールと設定からオーディエンスマネージャーを選択

ボタンをクリックし、顧客リストをクリック

オーディエンス名を入力

④アップロードする顧客データの種類はメールアドレス、電話番号、住所をアップロードを選択

⑤持っているデータに合わせてハッシュ化されていない書式なしテキストデータをアップロードするまたはハッシュ化データをアップロードするを選択し、CSVデータをアップロード

Googleのカスタマー マッチに関するポリシーを確認して同意

⑦有効期限は期限切れなし期限を任意で設定して選択(※1日~540日の間で設定可能)

リストをアップロードして作成をクリック

4.まとめ

いかがでしたか?

カスタマーマッチは自社の顧客データを活用することで、より効果的な広告の配信を行うことができます。検索広告やショッピング広告、Gmail広告、YouTube広告など配信面も多岐にわたるほか、既存顧客に類似しているユーザーにも広告を配信することができます。カスタマーマッチの利用方法ついて、ぜひ実践してみてください。

この記事を書いた人

中途入社組ですが、業務内容や待遇よりも一緒に仕事をしてみたいという思いが強く、入社を決意。得意領域は運用型広告で休日も記事を読み漁ってます。最近は怠っていますが体を動かすことが好きで、サッカー・ゴルフは定期的に行っています!

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