今回は、Gmail広告の仕組みと設定方法を説明していきます。
Gmail広告は2021年7月1日より、Gmail 広告キャンペーンは読み取り専用になり、新しいGmailキャンペーンの作成や既存のGmailキャンペーンに変更を加えること(既存の Gmail 広告の編集など)もできなくなります。2021年6月までしか作成できないので、要注意です。
参考:Gmail 広告について - Google広告ヘルプ
Gmailに引き続き広告を掲載するためには、ファインドキャンペーンを作成されることをオススメします。ファインド広告を利用すれば、Gmail以外のGoogleサービス(YouTubeやDiscoverなど)にも広告を表示することができ、世界中のユーザーにリーチできます。
1.Gmail広告とは?
Gmail広告は、ユーザーがソーシャル、プロモーションのタブを表示させている場合に、Gmailの受信トレイのプロモーションタブまたはソーシャルタブの受信メール一覧画面上部に表示される広告です。
※メインのタブ上部には表示されません。
2.Gmail広告の特徴
受信ボックスの最上部に通常のメールと同じフォーマットで表示されるので、ユーザーに自然な流れで広告をタップしてもらいやすく、Gmail 広告を活用することで個人を意識した形式で見込み顧客にリーチできます。
Gmail広告は個人のGmail受信ボックスの中に配信されることから、ユーザーに自分のための広告と感じてもらいやすい傾向があります。
課金のポイントとしては、通常の広告ではサイトへ遷移するためのクリックで課金となりますが、Gmail広告ではメールをクリックして展開した時点で課金となります。また、Gmail広告のメール展開から直接サイトへの誘導されるわけではないので注意しましょう。
3.Gmail広告の見え方
Gmail広告は、通常の受信メールと同様の形式で表示され、ユーザーがクリックするとメールのサイズに展開されます。
メール内容には画像や動画などを含めることができ、リンク先を設定してサイトへの訪問を促すことができます。
4.Gmail広告の設定方法
それでは、設定方法を見ていきましょう。
① +をクリックし、キャンペーンを作成する。
② +新しいキャンペーンを作成をクリックする。
③ 目標を設定せずにキャンペーンを作成するをクリックする。
④ ディスプレイをクリックする。
⑤ Gmailキャンペーンを選択し、続行をクリックする。
⑥ ディスプレイ広告と同様に地域、言語、入札単価、予算等設定を行う。
⑦ 広告グループにてターゲティングの設定を行う。
ターゲティングは主に通常のディスプレイ広告と同様に、下記ターゲティングを設定することができます。
・カスタムインテントオーディエンス
・自動ターゲティング
・カスタマーマッチ
・ユーザーの属性
・購買意向の強いユーザー層
・ライフイベント
・リマーケティング
⑧ 広告を作成する。
⑨ +Gmail広告をクリックする。
5.Gmail独自の指標
Gmailには独自の指標として、ウェブサイトにリンクするGmailでのクリック数、Gmailの転送数とGmailの保存数という項目がそれぞれ確認できます。
通常のクリック数には、メールを開封するときのクリック数が表示されます。ウェブサイトへにリンクするGmailでのクリック数は、Gmailキャンペーンではデフォルトで表示されています。
6.まとめ
いかがでしたか?
Gmail広告は、ユーザーのメールボックスというプライベートなところに広告を掲載できる反面、ユーザーのセキュリティ意識も高くなる傾向にあります。
また、実際のメールのような広告フォーマットではあるものの、HPやLP等の飛び先に飛ぶまでに通常の広告に比べて1ステップ多くなっています。そのため、比較的コンバージョン単価が高めな商材に向いているケースが多いです。
特徴を生かしながら、ぜひ活用してみてください。
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