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【画像付き解説】GA4のコンバージョン設定をマスターしよう!

更新日:2023年09月13日

【画像付き解説】GA4のコンバージョン設定をマスターしよう!

※この記事は2023年9月13日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Googleアナリティクスを活用する際、コンバージョンの設定について把握しておくことが大切です。今までのUA(ユニバーサルアナリティクス)とは、設定だけでなく確認方法も異なります。

この記事では、GA4でのコンバージョン設定について、UAとの相違点や方法などについて解説します。「GA4でコンバージョン設定を行うにはどうすれば良いの?」と悩んでいる方はぜひご一読ください。

1.Googleアナリティクス4(GA4)とは?

Googleアナリティクス4(GA4)は、Googleアナリティクスにおける新しいバージョンのことです。2020年10月にリリースされており「イベント」を計測の軸にしていることが特徴になっています。

ウェブ内とアプリ内における横断的な計測にも対応しており、従来よりもニーズに合わせた仕様に変更していることがメリットです。

なお、Googleアナリティクス4の前バージョンであるUAは2023年7月1日でデータの取得を停止することが決定しているので、移行を進めることが推奨されています。

2.UAとGA4の「コンバージョン」についての違い

UAとGA4におけるコンバージョンの違いは以下の3つです。

・設定しないと計測されない
・全て「イベント」で設定する
・UAに比べCV数が多くなる

それぞれどのような違いがあるのか確認していきましょう。

2−1.GA4はコンバージョンを設定しないと計測されない

GA4は、導入し始めてもコンバージョンが計測されることはないので注意が必要です。

Webマーケティングの成果であるコンバージョンは、今後の指針を作るためにも重要なデータとなります。

設定以前にさかのぼってデータを集めることはできないので、GA4を取り入れたらなるべく早めに設定を行いましょう。

2−2.GA4はコンバージョンを全て「イベント」で設定(4つのイベントタイプについて)

GA4では、コンバージョンを全てイベントで設定します。具体的には以下の4つです。

・自動的に収集されるイベント
・測定機能の強化イベント
・推奨イベント
・カスタムイベント

上記についてさらに細かく見ていきましょう。

2−2−1.GA4で自動的に収集されるイベント

自動的に収集されるイベントは、特に細かい設定をしなくても確認できる項目です。以下のようなイベントについて把握できます。

・ad_click(広告のクリック)
・ad_impression(広告の閲覧)
・video_start(ビデオの再生)
・scroll(ページのスクロール)

参考:[GA4] 自動収集イベント|アナリティクスヘルプ

2−2−2.GA4で測定機能の強化イベント

測定機能の強化イベントを設定する場合、GA4の管理画面より、オプションを有効にする必要があります。コード変更など複雑な設定は必要ないため、比較的容易に計測が可能です。

計測できる項目としては以下のようなものがあります。

・page_view(ページビュー)
・scroll(スクロール数)
・click(離脱クリック)
・view_search_results(サイト内検索)

参考:[GA4] 拡張イベント計測機能|アナリティクスヘルプ

2−2−3.GA4の推奨イベント

Googleがおすすめしているイベントを推奨イベントと呼びます。

業種や用途に合わせて活用できるイベントが異なるため、該当する場合は設定しておきましょう。参考:[GA4] 推奨イベント|アナリティクスヘルプ

2−2−4.GA4のカスタムイベント

カスタムイベントは、前述した推奨イベントなど以外にも、自身で計測を行いたいときに活用します。任意のイベント名・パラメータ名を設定することで、一定以上のクロールや設定したページの閲覧数などを取得可能です。

デフォルトで用意されたもの以外で、独自のイベント計測を行いたいときは活用していきましょう。
参考:[GA4] カスタム イベント|アナリティクスヘルプ

2−3.GA4はUAに比べCV数が多くなる

GA4のコンバージョンは、発生するたびにカウントされます。一方でUAの場合は、一度のセッションにおけるコンバージョンは全て1つとしてカウントされます。

仕様が異なるため、GA4の方がCV数が多くなる傾向があるので注意しておきましょう。

3.GA4でコンバージョン設定するときに必要なもの

GA4でコンバージョン設定をするときは、以下2つが必要になります。

・CVアクションをとるためのページ
・サンクスページ

まず上記について準備しておくことが大切になるので、それぞれ確認しておきましょう。

3−1.CVアクションをとるためのページ

コンバージョン設定を行うには、LP・Webサイトに訪問したユーザーが、会員登録や問い合わせなどのアクションをとるためのページが必要になります。

ECサイトの場合は決済ページを準備しておきましょう。

3−2.サンクスページ

サンクスページは、ユーザーが行動を起こした後に感謝を伝えるページのことです。「購入が完了しました」など、受け付けたことを伝える文章が記載されています。

CVアクションをとるためのページからサンクスページに繋げる必要があるため、準備ができたら正常に遷移するか確認しておきましょう。

4.GA4のコンバージョン設定方法

ここからは、GA4のコンバージョン設定方法について解説していきます。

4−1.コンバージョン設定する行動を「イベント」として設定

コンバージョン設定を行う際は、以下のような流れになります。

  1. コンバージョンにする行動を「イベント」として設定
  2. コンバージョンにしたイベントが発生
  3. GA4管理画面上で現れたイベントで「コンバージョン」をオンに

4−2.GA4でイベント設定を行う方法

イベント設定を行う方法は以下の2つがあります。

・GA4の管理画面上からイベントを設定
・Googleタグマネージャを用いて操作

それぞれ詳しく見ていきましょう。

4−2−1.GA4の管理画面上からイベントを設定

①「管理」の「イベント」から「イベントを作成」をクリック
②カスタムイベントから「作成」をクリック
③イベント名称や条件を設定

4−2−2.Googleタグマネージャを用いて操作

  1. コンバージョンイベントをGTMで設定
  2. GA4管理画面で該当イベントをコンバージョンとして指定

GTMでタグの新規作成を行う場合は、タグの種類や設定タグ、トリガーなどを設定します。

4−2−3.「リアルタイム」で確認

設定が完了したら、イベントをテスト送信して「リルタイム」の「イベント」から正常にできているか確認しましょう。

5.GA4でのコンバージョンの分析方法

ここからはGA4のコンバージョン分析方法について簡単に紹介していきます。

・コンバージョンしたページ
・コンバージョン数
・流入経路ごとのコンバージョン数
・目標到達プロセス

上記の項目についてそれぞれ確認していきましょう。

5−1.コンバージョンしたページ

コンバージョンしたページは「エンゲージメント」から「ページとスクリーン」を開くことで見ることが可能です。

どのページでどんなコンバージョンが発生したのか確認できるため、目的に合わせて活用しましょう。

5−2.コンバージョン数

コンバージョンの数について確認したい場合は「エンゲージメント」から「コンバージョン」を選択することで閲覧可能です。

5−3.流入経路ごとのコンバージョン数

ユーザーの流入経路ごとにコンバージョン数を確認したい場合は「集客」から「トラフィック獲得」を開きましょう。

5−4.目標到達プロセス

GA4では、探索機能を活用することで目標到達までのプロセスを確認できます。具体的な手順は以下の通りです。

①「探索」から「目標到達プロセス」を選択します。

②「ステップの編集」をクリックします。

③ステップを登録します。

A:ステップ1
「https://infinity-agent.co.jp/lab/」のサイトに訪問したユーザー
B:ステップ2

「お問い合わせフォーム」に到達したユーザー
C:ステップ3

「お問い合わせ完了ページ」に到達したユーザー

④問い合わせフォームから問い合わせ完了への遷移数を確認します。

6.まとめ

いかがでしたか?

Googleアナリティクスでは、コンバージョン設定を適切にしておくことが大切です。

ただし、UAとGA4は、それぞれ設定の方法や確認の仕方に違いがあります。GA4ではイベントの設定をしておく必要があるため、あらかじめ詳しい手順について理解を深めておきましょう。

この記事を書いた人

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