Criteoという広告配信サービスがありますが、広告配信の成果を最大化させる手法としてクーポン機能が用意されています。
今回は、このCriteoのクーポン機能の種類・設定方法・設定時の注意点などを解説します。
クーポン機能を使えば、様々な訴求ができるようになるので、ぜひ利用してみてください。
Criteoのクーポン機能とは?
Criteoは、どのようなユーザーにどのような商品をどのようなディスプレイ広告で表示するかを適切に判断してくれる広告サービスです。
このCriteoにクーポン機能があります。
セールやポイントキャンペーンなどをアピールする静止画像を追加できる機能です。
Criteoのクーポン機能の種類
Criteoのクーポン機能には、「ロゴエリアクーポン」と「フルフレームクーポン」があります。
それぞれの特徴を見てみましょう。
ロゴエリアクーポン
Criteoの「ロゴエリアクーポン」では、通常ロゴ表示に使われるエリアにロゴとクーポン画像が交互に表示されるようになります。任意の数秒で交代することになります。
フルフレームクーポン
Criteoの「フルフレームクーポン」はフルサイズのクーポン画面です。「ロゴエリアクーポン」よりも広いスペースを占め、豊富な情報を提供できます。クリエイティブとクーポン画面が交互に表示されます。
配信対象はすべてのユーザーです。
Criteoのクーポン機能で訴求できること
Criteoのクーポン機能では、次のような訴求ができます。
・割引情報⇒◯%OFFキャンペーンなど
・送料・手数料無料⇒今なら送料無料、年会費無料など
・入荷情報⇒〇月〇日に入荷情報を提供
・店舗所在地⇒◯駅から徒歩◯分など
クーポンという名になっていますが、セール情報や割引情報以外にも訴求できることがあります。
Criteoのクーポン機能の設定方法
Criteoのクーポン機能を使って自店舗の訴求をしてみたいという方のために、設定方法をご案内しましょう。
管理画面「クリエイティブ」→「クーポン」→「クーポンを作成」を選択する
まず、Criteoの管理画面から「クリエイティブ」→「クーポン」→「クーポン作成」と進んでください。
クーポンの詳細情報を入力する
クーポン作成画面が表示されたら、詳細情報を入力します。入力必須項目は次のようなものです。
・配信対象の広告セットの選択
・フォーマットの選択(ロゴエリアクーポンかフルフレームクーポンかのいずれか)
バナークリエイティブをアップロードする
続いて、対応サイズのバナークリエイティブを用意し、アップロードします。対応サイズについては以下の表を参照してください。
参照:【Criteo】簡単!クーポンバナーの導入(新管理画面)
アニメーションの設定をする
今度は、アニメーションの設定をします、設定する項目は次のようなものです。
・表示期間⇒何秒間クーポンを表示させるか?
・ローテーション数⇒クーポンを何回表示させるか?
アニメーションの設定で注意してほしいのは、クーポン作成後は変更ができないことです。そのため、プレビューを確認しながらうまく調整する必要があります。
スケジュールの設定をする
ここでは、クーポンに期間を設定するか無期限にするかを選択します。
期間の設定をする場合は、開始日と終了日を設定します。
ただし、クーポン作成日当日は開始日に含めることができないので、開始日前日までに作成しておきましょう。
同じキャンペーンに2つ以上のクーポンを設定すると、期間限定クーポンのほうが表示されます。配信スケジュールは自由に変えられます。
プレビューを確認する
準備ができたら、プレビューを見て、イメージ通りに完成しているか確かめましょう。
Criteoクーポンを設定する際の注意点
Criteoのクーポン機能を設定するうえで、注意していただきたいことがあります。どのような注意点か以下でご確認ください。
スケジュールを設定する際にタイムゾーンに注意
Criteoでは、スケジュール設定をする際に日本標準時と世界標準時を選べるようになっています。
この点をよく確認しておかないと、日本標準時のつもりでクーポンを配信するつもりが、世界標準時になっていたという状況も起こりえます。
意図しない時間にクーポンが配信されないように、日本国内が対象なら日本標準時を選びましょう。
選び方は、「(UTC+9:00) Osaka, Sapporo, Tokyo」を選択します。
審査がある
Criteoのクーポン機能独自のルールが設けられているわけではありませんが、審査は行われます。
審査ポイントはCriteo及び関連の出稿先の出稿規約に則っているかどうかです。
出稿規約に違反していると、クーポン配信ができなくなります。
Yahoo!やMetaについてもクーポン配信する場合は、プレミアムパブリッシャーごとの原稿規約も守らなければいけません。
掲載開始日は設定の翌日以降になる
Criteoのクーポン機能では掲載開始日を設定することになっていますが、クーポン作成の翌日以降にならないと掲載できません。
そのため、掲載希望日が決まっているときは、その日の前日までに必要事項を入稿して、クーポンを作成しておいてください。
定期クーポンは常設クーポンよりも優先される
Criteoのクーポン機能では、定期クーポン(期間限定のクーポン)が常設クーポンよりも優先表示されます。
例えば、常設クーポンで「いつでも送料無料」となっていたとします。ここに定期クーポンの「歳末セール」を加えたとしましょう。
すると、「歳末セール」のほうが優先的に表示されます。歳末セールが終わったときに常設クーポンに戻る仕様になっています。
一つ確認しておいていただきたいことがあります。同一の広告に複数の無期限クーポンを設定することは非推奨です。この場合、無期限クーポンが表示されなくなることがあるので、重複設定は避けましょう。
クーポン配信の効果を検証する方法
Criteoのクーポン機能でクーポンを配信したときの効果検証方法をご紹介しましょう。アナリティクス機能から効果検証ができます。手順は以下のとおりです。
- 広告管理画面の左メニューより「アナリティクス」をクリックする
- クリエイティブを選択し、右上のプルダウンメニューから「クーポン別の分析データ」を選択する
- クーポンごとのクリック数、インプレッション、CTR(クリック率)が表示される
クーポンごとのコンバージョン数やコンバージョン率はわかりません。コンバージョン数やコンバージョン率については、配信期間を区切り、「クーポン利用前・後」で比較して検証してみてください。
まとめ
今回は、Criteoのクーポン機能の紹介でした。
Criteoのクーポン機能を使えば、割引情報やセール情報を始め、様々な訴求ができるようになります。お店の売上アップにも繋がる機能なので、ぜひ取り入れてみてください。