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Google広告が2019年以降準備している新機能まとめ

2019年05月27日

Google広告が2019年以降準備している新機能まとめ

Googleは定期的に全世界へ向けたカンファレンスを開催しています。
2019年5月14日、Google Marketing Live 2019が開催され、2019年以降のアップデートについて発表が行われました。

今回はGoogle Marketing Live 2019にて発表された内容をまとめました。

1.これからのGoogle広告の3つのテーマ

今回の「Google Marketing Live 2019」では、以下の3つの指標が取り上げられました。
これからのGoogle広告のテーマとなる3点を、簡単に考察してみます。

“Be there”
…気付いた時に、そこに広告があること(検索する以前に求めている情報をレコメンドできる検索エンジンの理想形?)
“Be useful”
…高い利便性があること(Google各プロダクトのUIが向上すれば広告の効果も改善するはず)
“Be responsible”
…責任を持つこと、果たすこと(ITPやGDPR周辺のインターネット上の個人情報の扱いを受けて。今までの『レスポンシブ広告』などのそれではない)

それらを加味した上で、どのような更新がなされるのか、ご紹介していきたいと思います。

2.広告に関するアップデート

まずは広告に関するアップデートについてです。
新しい広告フォーマットから詳細の設定まで様々なアップデートがあるようです。

2-1.ファインド広告(Discovery Ads)

ファインド広告(Discovery Ads)とは、Youtubeのホームフィードやディスカバー(GoogleアプリorモバイルブラウザでのGoogleトップ)に示されるディスプレイ広告の一種です。Gmailのプロモーション、ソーシャルタブにも表示されます。
カルーセル形式での画像の掲載が可能で、より画像を通してストーリーを伝えやすくなります。

また、これまでのGDNと違う点として、Googleが有するメディア内に露出する事が挙げられます。
Gmail広告とYoutube面は例外ですが、GDN広告は基本的にGoogle AdSenseの枠を持っているパートナーサイトやアプリの広告枠に対して表示されていました。

話はYahooに逸れますが、YDNの広告を運用している時に、「広告配信先がYahooドメインの場合に獲得効率が好調」という現象を見たことがないでしょうか。
弊社の運用実績ではしばしば発生します。

これは、ディスプレイ広告共通の運用指標の一つ、「どのサイトに広告を出すか」が影響しています。
利用ユーザーの多い、信憑性の高いサイトであるほど、広告に対する信頼もまた向上するのです。

その点でファインド広告は(現在判明している限りでは)Youtubeを含むGoogleドメイン内に広告が表示されるため、クリック率やコンバージョン率も一定の効果が担保されるでしょう。

2-2.Gallery Ads

Gallery Adsは「検索広告」に「画像の視認性」を組み合わせた広告です。
以前は、検索結果に表示される画像といえば、ショッピング広告か、マイビジネスほどしかありませんでした。
新たに実装されるGallery Adsでは、検索結果上部に画像付きで広告を配信することが出来ます。

アセットについては4~8本の画像、70文字以内の説明文、3本の見出しを使用します。

(参考:Google Marketing Live: Building for the new consumer journey)

これにより、Googleは検索結果の情報へのアクセスをより直感的に行える未来を提示していると思われます。

2-3.Deep linking in Google Ads

Deep linking in Google Adsは、アプリインストール済みユーザーの広告UIを最適化する機能です。

既にインストール済みのアプリケーションであれば、検索広告、ディスプレイ広告、ショッピング広告のいずれからも、アプリの詳細ページへ直接遷移させる事ができるようになります。

この機能が実装される前の段階では、モバイルブラウザで広告を見る→離脱する→アプリを開く→操作して同じ階層まで遷移するという大きな手間(=離脱の原因)になっていました。

しかしDeep linking in Google Adsがあることでこの煩わしい手順が必要なくなるので、コンバージョン率の大幅な改善が見込めるでしょう。

(参考:Google Marketing Live: Building for the new consumer journey)

2-4.ショーケース広告の配信先拡大

ショッピング広告の広告フォーマットの一つである「ショーケース広告」において、Googleの画像検索部での広告配信面が拡大しました。

加えて、今回のアップデートでディスカバー広告の配信面、YouTube上の広告面などへの配信も始まり、今後更に拡大していくようです。

(参考:Making it easier to shop across Google)
(参考:ショーケース広告|Google広告 ヘルプ)

3.入札戦略に関するアップデート

続いて入札戦略に関するアップデートです。
「スマート自動入札」はGoogleが近年推し進めている機能の1つであり、運用上もはや欠かせないものとなっています。

どのような設定が追加されるのかを把握し、いち早く取り入れ機械学習を加速させましょう。

3-1.コンバージョン値の最大化(Maximize conversion value)について

「コンバージョン値の最大化」はこれまでスマートショッピングキャンペーンのみで使用可能でしたが、今回のアップデートで通常の検索キャンペーンにおいても使用できるようになるとのことです。

(参考:「コンバージョン値の最大化」入札戦略について)

通販系のアカウントでの設定はもちろんですが、リード獲得系のアカウントでも「資料請求」「通話CV」「面談予約」など複数のCTAを持っているサイトである場合に有効です。

商談率や契約率などから逆算してコンバージョン値を割り振り、コンバージョン値を最大化させるために「コンバージョン値の最大化」を導入するのが良いでしょう。

3-2.Campaign-level conversions

Facebook広告には既に存在した機能であるため、待ち望んでいた方もいらっしゃると思います。

最適化させるコンバージョンアクションをキャンペーンごとに選択できるようになるアップデート発表がありました。

コンバージョンアクションの種類が豊富で複雑なアカウント構成の場合は特に重宝する機能です。

3-3.季節調整

“Seasonality adjustments”は、急激なデータ変動を予期して、自動入札戦略に一時的に入札調整を加えられる機能です。

例えば、期間限定のセールがありページ訪問数やコンバージョン率が急激に増加することが予測される時には便利です。
他にも、メディア露出などでサイトのアクセスが急増すると想定できる際にも利用できます。

また、推奨されるのは1~7日間の短期間のイベントであり、それ以上の期間のイベントはスマート自動入札の適正化が働くため設定の必要がないと言われています。

(参考:スマート自動入札の季節調整を導入)

4.テクノロジーに関するアップデート

続いてはテクノロジーに関するアップデートです。

広告クリエイティブの自動生成からオーディエンスの設定まで、その範囲は多岐に渡ります。

4-1.Bumper Machineについて

“Bumper Machine”は90秒以下のYouTube動画から3~4つのバンパー広告を自動作成してくれるツールです。

バンパー広告でABテストをしようとすると動画クリエイティブの編集に費用や時間がかかりますので、便利な機能となるでしょう。

(参考:Getting started on YouTube just got easier)

4-2.カスタムオーディエンス(Custom Audience)について

皆さんはディスプレイ広告で「カスタムアフィニティカテゴリ」や「カスタムインテント」を使ったことがありますか?
これら2つの機能が統合されて「カスタムオーディエンス」に変更となります。

機能面で特別大きな変更はないですが、カスタムオーディエンスの方が確かに呼びやすいですね。

設定方法はこれまでと同じで、「URL」と「キーワード」を設定し、オーディエンスリストを作成していきます。

4-3.オーディエンス拡張機能(Audience expansion)について

2019年11月現在では既に、ディスプレイ広告において「ターゲットの拡張」がデフォルトで設定されています。

本来のターゲティング内のユーザーに配信した時のCPAを保てるようターゲット外のユーザーにも広告が配信される機能です。

4-4.ディスプレイ&ビデオ 360の広告在庫拡大

ディスプレイ&ビデオ 360 (旧DoubleClick Bid Manager)より、音楽ストリーミング内のオーディオ広告やコネクテッドTVのキャンペーンを用いた広告の在庫買い付けが可能になりました。

これにより、ユーザーはより自然なライフスタイルの中で広告に接触する機会が増えていきます。

(参考:Premiering new TV solutions in Display & Video 360)

5.広告に対するスタンスのアップデート

2019年1月、GDPRに違反したとしてGoogleが多額の罰金(約62億円)を支払ったニュースが記憶に新しいですが、
そのGoogleが”世界一の広告プラットフォーマー”としての責任を果たすための要素として、以下の3つを掲げました。

“透明性”

プライバシーポリシーの明確化
ユーザーの情報を集める目的を明らかにする

“選択”

ITP対策として、ファーストパーティCookieでのトラッキングを推奨
必要に応じてGoogleタグマネージャーやGoogleサイトタグを設定

“操作”

個人情報保護を理解し、これを尊重する

このタイミングでのこの内容の宣言は、インターネット上のCookie情報などもプライバシーと見なす世論の流れを受けていると言って間違いないでしょう。

一方でYahooも、「広告品質のダイヤモンド」を掲げ、ユーザーの広告体験の向上を図っています。

参考:広告品質のダイヤモンドの取り組み – Yahoo!マーケティングソリューション
参考:Yahooがアフィリエイト全面禁止になった件について

アドテクノロジーの進歩により様々なターゲティングが可能となりましたが、その反面あらゆるデータを取得されているのではないかと不安に感じるユーザーも多いはずです。

Googleが個人情報を尊重する意見を公表することで、インターネット広告に対しての信頼度が高まり、各広告主が成果を上げやすくなることを期待しています。

6.最後に

今回、Google Marketing Live 2019にて発表されたアップデート内容をご紹介しました。
広告媒体側の仕様が変われば、当然ベストプラクティスも変わってきます。

本日ご紹介した各機能がリリースされた際には、追って全容を共有していきたいと思います。

大きなアップデートの前に現状の見直しを行いたい!と思った方、まずはお気軽にご相談ください。

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