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Yahoo!ショッピング広告とは?基本的な概念から種類、成果を出すポイントなどについて解説!

更新日:2023年09月20日

Yahoo!ショッピング広告とは?基本的な概念から種類、成果を出すポイントなどについて解説!

※この記事は2023年9月20日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Yahoo!ショッピング広告は、ECサイトに向けた効果的なプロモーションを行うことができるWeb広告の一つです。

Yahoo!ショッピングは2019年にソフトバンクの連結子会社となり、PayPay決済を行うことが可能になりました。これに伴い、若年層のユーザーの取り込みにも繋がり、今後も競争が激化することが想定されます。

そこで今回は、今後EC業界には欠かせない、Yahoo!ショッピング広告の基本的な概要から、広告の種類、成果に繋げるコツなどについてポイントを中心に紹介していきます。

Yahoo!ショッピングとは?

Yahoo!ショッピング広告について紹介する前に、まずはYahoo!ショッピングの概要について解説していきます。

Yahoo!ショッピングは、日本最大級の検索エンジン、且つポータルサイトでもあるYahoo! JAPANが運営するオンラインショッピングモールです。

Yahoo!ショッピングへの出展料は無料で、誰でも出店することが可能で、ショッピングモールとしては国内最大級の店舗を抱えています。

また、Yahoo!ショッピングは、2019年5月にソフトバンク株式会社と提携し、連結子会社となりました。

この結果、電子決済システム大手のPayPayを活用することが可能になり、それまでは30代から40代のユーザーが多かったのですが、若年層にも注目されるようになり、伴って若年層向けのECサイトも多く参入するようになってきています。

Yahoo!ショッピング広告とは?

Yahoo!ショッピング広告は、先ほどふれたYahoo!ショッピングモール内に広告出稿することが可能です。

Yahoo!ショッピングは、2022年時点で月間8,600万人が訪問している国内最大級のオンラインショッピングモールです。

このようなメディアに広告出稿することで、認知度拡大やブランディング効果はもちろんのこと、売上増加や利益拡大に繋げることも期待できます。

とはいえ、PayPay決済の導入などに伴い若年層に向けたECサイトも多く出展するようになり、競合性も高まっているため、いかに広告を活用して自社の商材やサービスを魅力的に訴求するかが重要になります。

Yahoo!ショッピング広告の種類

続いて、Yahoo!ショッピング広告で用意されているメニューについて紹介していきます。

競合性が高まりつつあるYahoo!ショッピング広告では、いかに差別化を図り強みや魅力を訴求するかが重要になります。

その上で、以下の広告の種類をまずは押さえておくと効果的です。

①ディスプレイ広告:バナー・テキスト広告

ディスプレイ広告とは、Yahoo!ショッピングモールのTOPページや検索結果、ランキングページなどに掲載される広告メニューです。

多くのユーザーが目にする枠に掲載されるため、認知度拡大やブランディングに繋げることが期待できます。

ディスプレイ広告では、画像バナーやテキストによって訴求することが可能です。

なお、このディスプレイ広告では、主に以下の2つに分類してアプローチすることができます。

・通常広告

通常広告では、時期的要素に関係なく通年で訴求できる商材やサービスに適しており、TOPページをはじめ各カテゴリページに多く広告を表示させることができます。

より広くユーザーに訴求したい場合などに効果が期待できます。

・販促広告

一方で、販促広告とは「水着」や「おせち」、「母の日ギフト」など時期的要素が関係する商材やサービスに適した広告メニューです。

Yahoo!ショッピングモール内では時期的な要素に応じて特集を設けることも多く、そのページ内に広告訴求することで関連性や親和性を高め、よりコンバージョン獲得に繋げやすくすることが可能です。

②アイテムマッチ広告:ストアマッチ広告

アイテムマッチ広告とは、Yahoo!ショッピングモール内で広告がクリックされて初めて課金対象となるクリック課金制の広告メニューです。

ストアマッチ広告とも呼ばれています。

ユーザーが特定のカテゴリを検索した際に表示されるため、カテゴリによってターゲティング設定を行っておくことで、無駄なクリックを防ぎ、費用対効果を高めた運用に繋げることも可能です。

掲載枠は、PCの場合は上部4枠と下部6枠、スマホの場合は上部4枠と下部4枠、アプリでは上部2枠と中段2枠が用意されています。

③ソリューションパッケージ広告

ソリューションパッケージ広告とは、Yahoo!ショッピングモール以外に広告出稿するメニューです。

例えば、Googleの検索エンジンで「水着 通販」などと検索すると、様々なショッピングモールで扱われている商材と合わせ、Yahoo!ショッピングモール内の商材も表示させることが可能です。

外部サイトからYahoo!ショッピングモール内の自社商材ページへ遷移させることができるため、集客販路を広く持つことができ、認知度拡大やコンバージョン獲得に繋げることが期待できます。

ただ、ソリューションパッケージ広告の出稿後には、Googleをはじめ掲載される外部サイトでの審査が発生します。

そのため、配信設定を行ってから掲載されるまでにはタイムラグが生じ、機会損失に繋がる可能性もあるため注意が必要です。

④PRオプション

PRオプションとは、商材やサービスが販売・申し込みされて初めて課金対象となる成果報酬型の広告メニューです。

広告費は販売価格×設定料率(%)にて算出され、設定料率は1.0%から30.0%の中から0.1%刻みで設定することが可能です。

また、広告はYahoo!ショッピングモール内の検索結果やカテゴリリスト、時期的特集ページなどに掲載することができます。

成果に応じて費用が発生するため、費用対効果を高めることができる一方で、広告クリエイティブなどにこだわらなければ、コンバージョン獲得が発生しないまま終わってしまう可能性も起こり得ます。

Yahoo!ショッピング広告が向いている広告主とは?

Yahoo!ショッピング広告は、ECサイトを運営していればモールへの出店と合わせ誰でも実施することが可能です。
Yahoo!ショッピング広告は、あくまで自社のYahoo!ショッピングモール内の商材やサービスページへ集客させるための施策となります。

そのため、商材ページの情報が不足していたり、紹介画像やクチコミが少ない場合には、集客したとしてもコンバージョンに至る可能性は低くなります。

競合他社が多い商材やサービスであれば、なおさら比較検討時に離脱してしまう可能性も高まります。

そのため、Yahoo!ショッピング広告を実施する前に、自社のショッピングページ内を適切に構築しておくことが重要です。

Yahoo!ショッピング広告を初めて実施する際はアイテムマッチ広告がおすすめ

初めてYahoo!ショッピング広告を実施する場合には、アイテムマッチ広告(ストアマッチ広告)が効果的です。
アイテムマッチ広告は、カテゴリページの上部や下部など多くの掲載枠が用意されています。

カテゴリを指定すれば、自社のターゲットにマッチした枠で訴求することができるため、効果にも繋がりやすい特徴があります。

さらに、アイテムマッチ広告はクリック課金制であるため、低い予算で効果を検証しながら運用していくことも可能です。

ユーザー傾向や競合他社の状況を見ながら運用でき、且つリアルタイムでカスタマイズしながら運用できる点も、アイテムマッチ広告の魅力の一つです。

アイテムマッチ広告で成果を出すポイント

初めてYahoo!ショッピング広告の運用を行う際におすすめなアイテムマッチ広告ですが、運用する際には以下の点を考慮すると効果的です。

・流行を取り入れた商品展開
・入札単価を最低単価より10円以上高く設定する

それぞれの内容を確認していきましょう。

流行を取り入れた商品選定

アイテムマッチ広告で売り上げ増加に繋げるためには、流行を取り入れて商品を選定すると効果的です。

Yahoo!ショッピングの関連キーワードやGoogleトレンドのほか、InstagramやX(旧Twitter)等のSNSを活用することで、流行を把握することができます。

入札単価を最低単価より10円以上高く設定する

アイテムマッチ広告においては、入札単価も重要です。

最低入札単価はカテゴリーごとに設定されていますが、最低入札単価で設定して予算が安すぎる場合、効果が出ない可能性もあります。

そのため、最低入札単価から10円以上高く設定すると効果的です。

Yahoo!ショッピング広告で成果を出すポイント

最後に、Yahoo!ショッピング広告全体で成果を出すポイントについても紹介していきます。

最終的な売上増加や利益拡大を図るためには、以下の点を考慮して運用していくと効果的です。

①商材やサービスページの最適化

売上増加や利益拡大に繋げるためには、Yahoo!ショッピング広告の広告クリエイティブの改善だけでなく、自社の商材ページのカスタマイズも重要です

近年のスマートフォンの普及に伴い、スマートフォンを活用しYahoo!ショッピングモールを活用するユーザーも多くいます。

このような状況を加味すると、PCだけでなくスマートフォン向けにも見やすい構成を心掛けることが重要です。

また、商品画像はユーザー購入や申し込みに繋げる重要な判断材料となります。
特に、アイテムマッチ広告は商品画像がメインで表示されるため、商品画像の質は重要になります。

1つだけのカットではなく、様々な視点からの画像を用意し、商材やサービスの魅力を訴求していくと効果的です。

ユーザー行動の多様化や流行の短期化などがあるため、定期的に見直しを図り、商材やサービスページを最適化していくことが重要です。

②商材やサービスの販売点数などバリエーションの増加

売上増加に繋げるためには、商材やサービスの販売点数を増やすことも効果的です。

特定の商材だけを販売していても、売上には限界も生じます。色やサイズなど、バリエーションを変えた訴求が可能であれば、積極的に展開していくことも有効です。

欲しい商材があったとしても、好みの色やサイズが違った場合には大きな機会損失にも繋がります。

また、水着とともに帽子やサンダルなど関連した商材を一緒に販売することで、売上の相乗効果に繋げることも期待できます。

③広告メニューを複合的に活用

種類で紹介したYahoo!ショッピング広告の広告メニューは、1つだけを実施すればいいわけではありません。

それぞれ掲載枠や課金方式などが異なるため、複数の広告メニューを組み合わせながら運用することで、全体的な効果の底上げに繋げることも期待できます。

例えば、PRオプションは成果報酬型のため費用対効果を高めることができますが、認知されなければコンバージョンに繋がることはありません。

この認知を高めるためにディスプレイ広告を活用したり、アイテムマッチ広告も実施すれば、売上増加に繋がる可能性も高まります。

まとめ

Yahoo!ショッピング広告は、日本最大級のYahoo!ショッピングモール内に広告訴求できるため、認知度拡大だけでなく売上増加に繋げることも期待できます。

PayPay決済も搭載されたことで、今後も若年層を中心に多くのユーザーが集まることも想定されます。

今回紹介した内容も参考に、Yahoo!ショッピング広告を効果的に活用していきましょう。

この記事を書いた人

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