今回は2020年9月に新機能としてリリースされた、Yahoo!運用ルールについて説明します。うまく活用することができれば、運用の工数を一気に減らすことができますので、ぜひ活用していただければと思います。
1.Yahoo!自動運用ルールとは?
自動運用ルールとは、設定した運用ルールに基づいて、効果の高いクエリーの追加や入札価格の変更などの広告運用を定期実行する機能です。
広告運用をする中で、獲得見込みのあるキーワードの追加、獲得できているキーワードの追加、入札調整等日々ルーティンとして行っているものが多くあるかと思います。こういった各広告運用者のノウハウや経験値をルール化させて、ルールに基づいた運用を行っていくものになります。
たとえば、前日CVが発生した検索クエリーを検索キーワードに追加する等設定することができ、対象の期間内で設定したルールに基づいて検索クエリーが検索キーワードに追加されるような仕組みとなっています。
自動運用ルールで行えるものは下記になります。
・効果の高い検索クエリーのキーワード追加
・キャンペーン日額予算の変更
・広告グループ入札価格の変更
・キーワードの入札価格変更
2.自動運用ルールのメリット
自動運用ルールについて説明させていただきましたので、メリットの部分に関しては皆様イメージできたかと思います。メリットとしては、以下が挙げられます。
経験・ノウハウのルール化
運用自体は必ず俗人化してしまうものです。運用担当が違う人に切り替わった瞬間効果が下がるケースは大いにあります。
実力のある担当者の運用ルールやノウハウを自動運用ルールにうまく反映することができれば、効果を安定させたまま運用者の引継ぎに活用することができます。
工数の節約
作業的な運用に関しては、正直誰が行っても変わりません。運用者は本来、成果を上げるために頭を使う時間を活用していきたいものです。
コンバージョンついたキーワードの追加や予算超過が起きぬよう予算設定の調整等は時間を割かずに自動的に行っていきたいものです。そこに時間を割くよりは、ターゲットを見極めた上での獲得見込みあるキーワードの追加や獲得を伸ばせそうなキャンペーンに対しての予算引配分等に時間を割いていきたいですよね。
3.まとめ
いかがでしたか?
実はYahoo!自動運用ルールをまだ知らない方が多くいるかと思います。活用方法によっては、非常に工数を削減できる機能です。
ただ、自動化がすべていいことではありません。運用の目的に合わせて活用していく必要がありますので、運用の中でどこが自動化できるかまず考えてみましょう。