みなさんはPinterest(ピンタレスト)を知っていますか?
ピンタレスト内外の好きな画像をピン留めし、保存やシェアが出来るプラットフォームです。世界の月間アクティブユーザー数は4億人を突破し、急成長中のサービスです。
他のSNSと同様にPinterestにも広告メニューがあります。しかし、現時点で日本での広告展開はしておらず、2022年前半に導入されるのではという話も上がっています
来る日本上陸に向けて、アメリカやイギリスで展開しているPinterest広告のメニューについて予習しておきましょう。
1.Pinterest(ピンタレスト)って何?
Pinterestは全世界で月間4億人以上が使っているウェブサイトです。サイトを見たことのある方はSNSというイメージを持つかもしれませんが、違います。
Pinterestはピンボード風の写真共有をするサイトです。インターネット上で自分の気に入った写真やクリエイティブをボードに保存し、それを公開することができます。
また、他のユーザーのボード上にある写真をリピンすることで、同じくボードに保存、公開しておけます。
1-1.ユーザー分布
国内におけるユーザー分布を見ると、男女比はほぼ半々、年齢層は30代、20代、40代の順に多いです。
世界的には約80%を女性ユーザーが占めているようで、日本のユーザー分布が特殊であることが分かります。
参考:2021年10月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ
1-2.PinterestとInstagramの違い
画像を中心としたコミュニティとしてInstagramが挙げられますが、この2つの違いは何でしょうか。
どちらも画像が中心である点は一緒ですが、Instagramが目指す形はあくまでもソーシャルコミュニティです。日頃の日常や作品などを発信する形で共有します。
そこからダイレクトメッセージなどの言語コミュニケーションが発生することもあるでしょう。
対して、Pinterestユーザーの目的は先述の通り写真やデザインの共有です。
お気に入りの画像、写真を見つけた時、ピンボードに留めていくようにコレクションできるところに特徴があります。そこに対人のコミュニケーションはありません。
よって、Pinterestは個人的な用途以外にもデザイナーやマーケターといったクリエイティブ職種の人達がビジネス用途も含めて使っていることもあります。
制作会社が自社の広告デザインをシェアしているアカウントも多くあります。
これらの条件を踏まえた上で、Pinterest広告と自社商材との親和性を確認しましょう。
1-3.Pinterestの使い方
Pinterest内だけではなく、一般のウェブサイト上の画像をピンすることもできます。
このときにGoogle ChromeのアドオンPinterest 保存ボタンを追加すると作業がはかどります。
下の図のように、保存しておきたい画像や、後で読みたい記事にカーソルを合わせてPマークをクリック。
参考:デジタル広告効果と顧客ニーズをオンラインで可視化に成功した東京建物の事例
すると、以下の画面に移るので任意のボードに保存していきます。
また、Pinterestを閲覧している時に、気に入った画像をリピンすることによって自分のボードで更にコレクションすることができます。
2.Pinterest広告の管理画面のご紹介
Pinterestの概要を把握したところで、次に広告管理画面を見ていきます。
2-1.キャンペーン設定画面について
まずはキャンペーンの目的を決めていきましょう。
キャンペーンの目的として認知、検討、獲得の3カテゴリから選択することができます。
・認知度を高める:ブランド認知度、動画視聴回数
・検討を促す:トラフィック、アプリをインストールする
・コンバージョン数を増やす
2-2.広告グループの設定画面について
キャンペーンの設定が終わったら広告グループを設定します。
オーディエンス
広告を配信するオーディエンスを選択します。
・リターゲティング
・カスタマーマッチ
・リストの拡張ユーザー
に対しての配信が可能です。
リーセンシーやフリークエンシーの調整は操作できない点は注意しましょう。
ターゲティング
ターゲティングについては、基本的な項目は網羅しています。
性別や年齢などのユーザー属性はもちろん、地域や言語、デバイスでもターゲティングが可能です。
プレースメント、カテゴリ、キーワード
プレースメントについては、検索窓に対しての配信とホームフィードへの配信、もしくは全ての枠へ配信と選択できますが、基本的には配信を絞らずインプレッションを広げて経過観察するのが良いでしょう。
※対象地域一欄で確認できる地域のみ配信可能で、現在日本は対象国ではありません
スケジュール・最適化
こちらでは予算とスケジュールと最適化について設定することができます。
Pinterestではキャンペーン予算を1日か合算か選ぶことができるので、1日分の予算を決めペース配分を保って配信するのか、期間もしくは予算内で集中的に配信するのか、配信プランをプロモーションによって決めていきましょう。
なお、Pinterest広告はCPC課金で、入札単価は手動で調整していきます。
3.これからのPinterest
ビジュアル探索ツールPinterestを展開するPinterestは9月7日、日本において2022年に広告事業を展開することを発表しました。
今の時代、SNSで広告運用をするとなると、FacebookやTwitter、Instagramを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし実際には成功事例も多く、活用しがいのあるサービスなのです。
最近では企業活動に活用するのに向いているといわれており、理由として実際の行動に繋がりやすく購買行動に結びつく可能性が高いことにあります。雑誌を見ている感覚に近く、好きな雑誌の切り抜きを集めたようなイメージなので、休日や深夜に獲得できる傾向があります。消費者向けのサービスなどに相性がよさそうですね。
参照:「Pinterest」が2022年前半に日本で広告事業を開始–成田敬氏が責任者に就任 ー Pinterest
Pinterestは他者との繋がりよりもいかに興味があることを見つけられるかを重視して設定しています。InstagramやTwitterと比べると日本での知名度は低いですが、これからじわじわとアクティブユーザーが増加することが期待されます。
4.最後に
いかがでしたか。
今回は、近い未来バズる広告媒体であるPinterestの紹介をしました。
弊社ではリスティング広告に限らず様々な運用型広告の実績があります。最近話題の〇〇広告について聞いてみたい!という方は気軽にご相談ください。