「最近よくYouTube観ていると動画広告が多い気がする…」
そんな印象をお持ちではないでしょうか。最近は動画広告が増えてきていて、多くの広告主さんや代理店が目をつけている配信媒体になってきています。
今回はそのYouTube広告にて代表的な広告フォーマットの1つである、TrueViewアクション広告について概要から運用のポイントについてお話していきます。
1. TrueViewアクション広告とは?
そもそもYouTube広告のTrueViewってなに?と思われる方も少なくないかと思いますが、TrueView広告とはYouTubeの動画において前後や途中で表示される動画広告のことを指しています。
その中でもその広告フォーマットは下記のように4つに分かれています。
・TrueViewインストリーム広告
・TrueViewディスカバリー広告
・TrueViewアクション広告
2.TrueViewアクション広告の概要について
その広告フォーマットの1つで、今回取り上げるのがTrueViewアクション広告です。
一言で表すとコンバージョン獲得に特化した”ユーザーの行動を促す”YouTubeの動画広告です。
YouTubeの広告や動画広告って能動的に検索するユーザーに広告を配信する検索広告と比べると、獲得に不向きなのではないかとイメージされる方も多いかと思います。実際、それぞれその目的ごとに推奨する広告フォーマットが定められており、中でもより購入意向の高いユーザーの獲得を目的とした広告フォーマットがTrueViewアクション広告です。
TrueViewアクション広告の特徴としては、広告見出しと行動を促すフレーズ、ロゴを設定することができ、ユーザーにリンクのクリックやWebサイト上で取ってほしいアクションを促すことで、自社のサービスや商品の検討やオンラインでの行動、アクション喚起が可能となるのです。
見出し(CTA:コールトゥアクション)と行動を促すフレーズは、動画再生中は画面下部に、再生後は終了画面にてモバイルであれば5秒間、PCであれば7秒間、「詳細はこちら」などのバナーが表示される仕組みです。
3.TrueViewアクション広告のメリット
今、このTrueViewアクション広告の数がものすごく増えていて、その出稿が増えている理由として見込み顧客を顧客にする様々な仕組みがあるからです。
・アクションを促すためにフォーマットがデザインされており、見ただけで終わることがないように仕組みづくりがされている。
・目標コンバージョン単価(tCPA)という入札戦略であるため、投資対効果がわかりやすい
3つ目の入札戦略についてですが、目標コンバージョン単価は通称tCPAと呼ばれ、決められた予算内でもっともコンバージョンが取れるように自動で動画が配信されます。
これはどういうことかというと、Googleの機械学習により、コンバージョンに至りやすいと判断されたユーザーに対して優先的に入札が掛けられ広告が配信される仕組みとなっております。
以前広告をクリックしたユーザーやWebサイトに訪問、既にコンバージョンしたユーザーなどの類似ユーザーをターゲットとし、広告配信に最適化がかかるというものです。
4.TrueViewアクション広告のターゲティングについて
TrueViewアクション広告について概要を理解したあとは、広告を配信する対象である誰にというターゲティングの設定が必要になります。貴社のマーケティング目的に合わせたターゲット設定を確認してみてください。
・興味関心/意図
また、配信期間に合わせてターゲティングを選択してください。
まず配信開始直後の機械学習期間にはリマーケティング、カスタムインテントからの配信を推奨しています。
その後、機械学習が安定しましたら拡大期間として、リマーケティング、カスタムインテント、購買意向の強いユーザー、ライフイベント、カスタムアフィニティの配信をしてみてください。
5.効果的な動画クリエイティブについて
読者のみなさまが一番気になることが、じゃあどんな広告にすれば獲得できるようになるの?これに尽きると思います。
ポイントは何を配信するのか。クリエイティブの重要性についてお話します。
動画広告を通じて4つのポイントを簡単に説明すると下記にまとめられます。
・ストーリー構成
・ターゲットに合わせたメッセージ
・システムで考える
それぞれのポイントについて注意しながら動画クリエイティブを作成すると、目的にあった広告運用ができるようになります。
6.まとめ
いかがでしたか?
今回は、YouTube広告の代表的な広告フォーマットの1つであるTrueViewアクション広告についてお話しました。この他にも、バンパー広告、TrueViewインストリーム広告などフォーマットは様々です。
これらの広告を効果的に活用するためには、目的にあったフォーマットの選択が必要になってきます。最適な広告フォーマットを選択した上で、効果検証のPDCAを高速に回すことにより、デジタル広告の効果を最大化させることができるようになります。