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最適化されたターゲティングとは?オーディエンスの拡張との違い・設定方法について解説!

更新日:2023年07月21日

最適化されたターゲティングとは?オーディエンスの拡張との違い・設定方法について解説!

※この記事は2023年7月21日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

2021年10月19日、Googleよりディスプレイキャンペーンで提供されていたターゲットの拡張(オーディエンスの拡張)機能が最適化されたターゲティング機能に移行することが発表されました。

今回は、そんなGoogleから新たに提供が開始された最適化されたターゲティングについて紹介します!

本記事では最適化されたターゲティングとターゲットの拡張との違いや、設定方法、さらには注意点についても紹介しているので、是非最後までお読みください!

最適化されたターゲティングとは?

LPやクリエイティブアセットのキーワード情報に基づき、キャンペーン目標の達成が見込める、新規のユーザーに自動的にターゲティングできる機能です。

また、Googleの公式ヘルプでは下記のように説明されています。

最適化されたターゲティングを使用すると、キャンペーンの目標に基づいて、コンバージョンに至る可能性が高く、関連性の高い新規ユーザーにリーチできます。また、手動で選択したオーディエンス セグメントの枠外にキャンペーンのリーチを広げ、これまで逃していた可能性のあるオーディエンス セグメントを取り込んでキャンペーンの成果を高めることが可能です。

引用:最適化されたターゲティングについて ― Google広告ヘルプ

現段階では、以下のキャンペーンで使用することができます。

・ディスプレイキャンペーン
・ファインドキャンペーン
・動画キャンペーン

販売促進、見込み顧客の獲得、ウェブサイトのトラフィックの目標を使用している動画キャンペーンに限ります。(例:動画アクションキャンペーンなど)

ターゲットの拡張と最適化されたターゲティングの違い

ここまでの話を聞いて、広告運用をしている方の中には、以前から提供されているターゲットの拡張(オーディエンスの拡張)機能と何が変更になり、どうアップデートされたのか理解できていない方もいるかと思います。

ターゲットの拡張と最適化されたターゲティングの明確な違いは、ターゲットを拡大していく上での基となるデータに違いがあります。

ターゲットの拡張(オーディエンスの拡張)

手動で選択したオーディエンスセグメントのさらに類似したオーディエンスにリーチ(配信)を拡張する機能です。

たとえば、キーワードに基づくカスタムオーディエンスを設定していた場合、設定したカスタムオーディエンスの類似するユーザーに対しても広告が配信されます。

最適化されたターゲティング

コンバージョンに至ったユーザーが最近検索した語句など、リアルタイムのコンバージョンデータを基に、類似したプロファイルを作成し、コンバージョンに至る可能性の高いユーザーに広告を配信します。

つまり、ターゲットの拡張は広告主が設定したオーディエンスに基づいて類似ユーザーに配信を拡張していくのに対して、最適化されたターゲティングはコンバージョンに至ったユーザーの情報に基づいて配信を拡張していくという違いがあります。

その他、最適化されたターゲティングとターゲットの拡張の違いを以下にまとめました。

最適化されたターゲティングの活用方法

最適化されたターゲティングの活用方法として、Google公式ヘルプでは下記を推奨しています。

・コンバージョンに至る可能性が最も高いオーディエンス セグメントにキャンペーンを配信したい場合。
・既存のセグメントを超えて新規顧客を獲得し、その上で目標を達成したい場合。
・キャンペーンで高い成果を見込める新規ユーザーを特定したい場合。
・札単価または顧客獲得単価を引き上げずにコンバージョンを増やしたい場合。

引用:最適化されたターゲティングについて ― Google広告ヘルプ

このように最適化されたターゲティングを活用することで、柔軟かつ精度を高めつつ成果向上が見込めます。

最適化されたターゲティングの設定方法

最適化されたターゲティングの管理画面での設定方法は至って簡単です。

①Google管理画面にて対象のキャンペーンをクリックします。

②キャンペーンを選択後、さらに対象の広告グループをクリックします。

③広告グループを選択後、左側メニューより設定をクリックします。
最適化されたターゲティングの項目をプルダウンし、チェックボックスにチェックを入れます。
保存をクリックし、設定完了です。

最適化されたターゲティングの確認方法

現時点で、最適化されたターゲティングでの掲載結果は、掲載結果データ最下部の合計:最適化されたターゲティングからのみ確認ができます。

最適化されたターゲティングの注意点(ターゲットの拡張についても)

ここまでターゲットの拡張からアップグレードされた最適化されたターゲティングについて紹介してきましたが、注意点もあります。

意図しないターゲットに配信される可能性がある

ターゲットの拡張機能と同様に、あくまでもターゲティング拡張機能になるため、設定したオーディエンス以外に広告配信されたくないといった方や、代理で広告運用されている方は、広告主の承諾を得るなどよく考えた上での導入が必要です。

必ずしも成果向上が見込めるわけではない

先ほどの設定方法で記載した管理画面にある通り、Googleの公式では、最適化されたターゲティングを使用したことで広告のコンバージョンが平均20%増加したと成果向上が見込める機能として記載されています。

しかし、筆者の経験上、最適化されたターゲティングからコンバージョンができていないこともあったため、あくまでも配信した後にオン・オフの調整が必要になってきます。

最適化されたターゲティング内は細かく分析できない

通常、広告配信のデータはターゲットや配信面、キーワードなどの細かい分析をすることができますが、「最適化されたターゲティング」内は分析をすることができません。

あくまで「最適化されたターゲティング」で大きく括られており、ここからコンバージョンに繋がっていても、どのようなユーザーか、傾向を分析することはできない仕様であるため、ブラックボックスと言っても過言ではないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

新しくGoogleが提供開始した最適化されたターゲティングについて正しく理解し、広告の成果向上に向けて上手く活用していきましょう!

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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