日々広告運用をしているみなさま、これからウェブ広告を始めたいと考えているみなさま、こんにちは!
Google広告では、ますます自動入札が中心となってきています。キーワード1つ1つに入札単価を設定する手間が省けるため、設定にかける時間を短縮でき、運用にかける手間を削減することができるメリットがあります。その一方で入札が自動であるため、自動入札を導入してみたけど実際にうまく機能しているのか、どう改善したらいいのかわかりにくいものです。
今回は、そんな自動入札を活用する時に役立つGoogle広告の入札戦略レポートを紹介します!
1. 入札戦略レポートとは?
入札戦略レポートは、スマート自動入札(=広告オークションごとに広告掲載を最適化して、収益につながないクリックを減らし、収益性の高いクリックをできるだけ多く獲得できるように調整する)戦略の成果を把握することができる重要なツールです。レポートには、入札戦略の種類ごとに最も関連性の高い指標が表示されます。
入札戦略は、管理画面上で設定する必要があります。コンバージョンを重視するのか、クリックを重視するのか、はたまた露出度を重視するのかなど何を目標とするのかを決めて、目標に合わせた入札戦略を選択しましょう!
入札戦略レポートは下記の入札戦略について、キャンペーンまたはポートフォリオ入札戦略の単位で確認可能です。
- 目標コンバージョン単価
- 目標広告費用対効果
- 目標インプレッションシェア
- クリック数の最大化
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン値の最大化
指定した目標コンバージョン単価以下でコンバージョンを最大限に獲得できるように入札単価が自動調整される。
目標として設定した広告費用対効果(ROAS)に基づいて入札が行われる。
Google検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に広告が表示されるように、自動的に入札単価を設定するスマート自動入札戦略のこと。
自動入札戦略の一種で、指定した予算内でクリック数を最大化できるように入札単価が自動的に調整される。
指定の予算を消化しつつ最大限のコンバージョン数が得られるよう、入札単価を自動設定する。
指定した予算の範囲内でキャンペーンの合計コンバージョン値を最大化できる。
2.入札戦略レポートの見方
入札戦略レポートは、以下の順番で確認できます。
①キャンペーン一覧から、表示項目を選択します。
②表示項目の変更を選択します。
③おすすめ表示項目から入札戦略タイプにチェックを入れたら、適用をクリックし先程の画面に戻ります。
④先程の画面に入札戦略タイプが現れます。
自動入札を利用している場合は入札戦略タイプが青文字で表示されるので、クリックをしてみましょう!
すると、入札戦略レポートを見ることができます!
また、ポートフォリオ入札戦略は共有ライブラリの入札戦略から確認することができます。
①管理画面の右上にあるツールと設定をクリックします。
②共有ライブラリから入札戦略をクリックします。
③入札戦略レポートを確認したいポートフォリオ入札戦略を選びます。
すると、ポートフォリオ戦略レポートを見ることができます!
3.入札戦略レポートの内容って?
入札戦略レポートは、主に下記の6つの要素で構成されています。
- 入札戦略のステータス
- 上位のシグナル
- スコアガード
- コンバージョン達成までの所要時間
- 掲載結果グラフ
- シミュレーション
以下、それぞれを説明していきます。
入札戦略のステータス
入札戦略レポートを開くと、一番上に表示されるのが入札戦略のステータスです。入札戦略の成果や注意が必要なタイミングを把握することができます。
ステータスには5種類あり、それぞれ以下の意味を持っています。
参考:入札戦略のステータスについて ‐ Google広告ヘルプ
上位のシグナル
上位シグナルは目標コンバージョン単価、またはコンバーション数の最大化を使用している検索広告が対象になります。上位シグナルにはデバイスタイプ、地域、曜日、時間帯、キーワード、リマーケティングリスト、カスタマーマッチリストが含まれます。
これを元に、獲得に繋がりやすい時間帯やキーワードを確認することができたり、逆に成果に繋がらないキーワードなども確認することもできます。
スコアガード
入札戦略のタイプと関連する指標を確認することができます。
例えば、クリック数の最大化の入札戦略レポートには、クリック数、クリック単価の指標が表示されます。入札戦略ごとの表示内容は以下の通りとなります。
コンバージョン達成までの所要時間
大部分のユーザーが広告のクリックからコンバージョンが達成されるまでの所要時間を確認できます。すべてのコンバージョンが記録されるまで待ってから、入札戦略のパフォーマンスを評価します。
掲載結果グラフ
最大2つの指標の、掲載結果の推移を比較することができます。キャンペーンに応じて列を2つ選択し期間を調整して、任意の日付の範囲についてデータを表示することができます。
シミュレーション
ターゲットや一日の予算を変更した場合の掲載結果の変化を推測することができます。
4.まとめ
いかがでしたか?
今回は、Googleの入札戦略レポートについてご紹介いたしました。自動入札のすべての動きを把握することはできませんが、入札戦略レポートを確認することで主要な数字の変化やおもなシグナルを把握することができます。自動入札でも運用をしていけるように、ぜひ入札戦略レポートを参考にしましょう!
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