Facebook広告の最大の特徴である最適化を促進させるため、みなさんキャンペーン構成等工夫していると思いますが、コンバージョンウィンドウを適切に設定することも最適化に繋がることをご存知でしょうか。
一見見逃しがちな設定ですが最適化対象と合わせて設定することで、広告に接触したユーザーの中で最も確度の高いユーザーに対して最適な広告配信を行うことが可能になります。どのような目的で設定するものなのか、そしてどのように設定したら良いのか具体的にご紹介します。
1.コンバージョンウィンドウとは?
コンバージョンウィンドウとは、広告セットの配信設定の際、ユーザーが広告にアクションしてからコンバージョンに至るまでの期間を選択するウィンドウのことです。Facebook広告の最適化を促進するため、最適化対象のユーザー属性として機械学習させることが出来ます。
期間は1日間または7日間の2パターン選択でき、ここで選択されたウィンドウ(期間)により、広告を配信する際に1日間のコンバージョンデータにフォーカスするか、7日間のコンバージョンデータにフォーカスするかが決まります。
例えば、ユーザーが広告を見た3日後にコンバージョンした場合、1日間を選択していた場合は計測されませんが、7日間の場合は1コンバージョンとして計測されます。
最適化対象と合わせて設定することで、広告に接触したユーザーの中で最も確度の高いユーザーに対して最適な広告配信を行うことが可能になります。
2.コンバージョンの重要性と最適化対象
Facebook広告の最大の特徴として、機械学習による広告配信の自動入札・最適化があります。この機能を最大限に活用するために、1広告セットにつき週50コンバージョン以上を獲得出来るようなキャンペーン構成、何をコンバージョンと設定するかが非常に重要になります。
3.設定方法
では、次に設定方法を説明していきます。
①広告セットのコンバージョン設定
ユーザーに広告を見た後に実行してもらいたいアクションと移動先を選択しましょう。
②広告配信の最適化対象
広告セットに設定するコンバージョンを選択します。
- コンバージョン:広告セットで設定したコンバージョン数を最大化したい場合
- ランディングページビュー:設定したリンク先の読み込み回数を最大にしたい場合
- リンクのクリック:クリック数最大になるように配信したい場合
- デイリーユニークリーチ:各ユーザーに1日1回のみ配信したい場合
- インプレッション:出来るだけ多く配信したい場合
ご自身のビジネスにあったもの、そして何よりも最適化を促進するために週50件以上のコンバージョンが獲得出来るものを選択しましょう。
③イベントを選択
事前にビジネスマネジャーにて設定した標準イベントがアクティブとして選択できるか確認し、選択します。
④コンバージョンウィンドウ
資料請求やウェビナーへの参加申し込みといったコンバージョン目標にしている場合、コンバージョンに至るまでの期間が短ければ短いほどユーザーの確度は高いと考えられます。コンバージョンの母数を多く確保出来る場合、クリックから1日を選択することを推奨します。
商品が高額な場合など、比較検討の期間が長いと思われる場合はクリックから7日間を推奨します。
コンバージョンの母数が少ない場合は、クリックまたは表示から1日間を選択し、最適化の基準となるコンバージョン数を確保することが重要です。
4.まとめ
Facebook広告の最大の特徴である最適化を最大限に活用するために、コンバージョンウィンドウの設定を適切に行うことでより確度の高いユーザーに配信できるようにしましょう。
- 何をコンバージョンとするか明確にし、広告セットの設定の際にその目的にあった期間を選択する
- 最適化対象は、コンバージョンを推奨
- コンバージョンウィンドウは、クリックから1日間を推奨
これらを参考に、適切な情報をFacebook側に機械学習させ、より多くのコンバージョン獲得を目指していきましょう。
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