
ディスプレイ広告において主流なターゲティングであるリマーケティングですが、
実は検索広告でもリマーケティングができるって知っていましたか?
本記事では、
そんな優秀なRLSAという手法をご紹介いたします。
1. RLSAとは?

RLSA(Remarketing Lists for Search Ads)とは、
一度サイトに訪問したことのあるユーザーが再度検索を行った際に
そのユーザーへの入札を強めることで、広告を上位掲載するという手法のことを
指します。
一度サイト訪問したユーザーを対象とするため、
確度の高いユーザーに効率よくアプローチでき、獲得に繋がりやすくなります。
正式名称は、
検索連動型広告向けリマーケティングリストです。
Google・Yahoo!ともに設定することができます。
一度貴社サイトに訪問したことのあるユーザー情報をリスト化し、
検索キャンペーンに配信対象として設定することで入札の調整を行うことができます。
※ユーザーの訪問履歴を貯蓄するために、リマーケティングタグを各ページに設置する必要があります。
ユーザーリストの保持期間は自由に選択することができますが、
リストを活用するためには過去30日間で1000以上のアクティブなユーザーが必要となるため、
スムーズに配信を行えるよう事前にリストを設定しておくことをオススメします。
2. RLSAの活用方法
RLSAの活用方法を3つご紹介いたします!
- 入札単価を上げることで、確度が高いユーザーへのリーチを強化する
- ビッグキーワードにアプローチする
- ユーザーによって広告訴求やランディングページを出し分ける
2-1. 入札単価を上げることで、確度が高いユーザーへのリーチを強化する
一度貴社サイトを訪問したことがあるもののコンバージョンに至らなかったユーザーが、
再度関連キーワードで検索した場合に、入札比率を強化することで、
獲得見込みの高いユーザーに対して効率よくアプローチすることができます。

2-2. ビッグキーワードにアプローチする
競合の多いビッグキーワードにおいては、
すべてのユーザーに対して上位掲載を狙おうとすると、
費用対効果が悪くなることが多いかと思います。
RLSAを活用すれば、
ビッグキーワードであっても無駄なクリックを防ぎながら、
効率よく広告を配信することができます。
2-3. ユーザーによって広告訴求やランディングページを出し分ける
RLSAを利用することで、
新規顧客や既存顧客に対して異なる訴求やランディングページを展開することが
できます。
詳細なユーザーリストをもとにセグメントを切り、
ユーザーに最適な広告を展開することでビジネスチャンスを拡大していきましょう。
3. RLSAを使用する上での注意点

冒頭に述べたように、
対象のリストにおいて過去30日間でアクティブなユーザーが1000人を超えないと
配信対象として設定することができません。
リマーケティングにおいては
過去30日間でのアクティブなユーザーが100人でも配信可能ですが、
その10倍のサイズが必要となります。
また、
Google広告ではリストのサイズが足りずに配信できない場合エラーが表示されますが、
Yahoo!広告においては、エラーが表示されないため
定期的に確認するようにしましょう。
リストのサイズは、
Google、Yahoo!ともに管理画面で確認できます。
Google広告ではツールと設定からオーディエンスマネージャーを選択し、
Yahoo!広告ではツールからターゲットリスト管理を選択することで
確認することができます。
4. RLSAの設定方法
ここからはGoogleでのRLSAの設定方法をご紹介します。
■ RLSAの設定方法
① 管理画面右上の「ツールと設定」より「オーディエンスマネージャー」を選択

②「リマーケティング」にてプラスマークを押す
→「ウェブサイトを訪れたユーザー」を選択

③ オーディエンス名、対象ページのURL、有効期間(必要に応じて)を設定
→オーディエンスを作成を選択

作成した時点から指定の条件に合ったユーザーがリスト化されていきます。
スムーズに出稿するためになるべく早いタイミングでのリスト作成をオススメします。
リストを作成後、該当のキャンペーンや広告グループへの紐づけを行います。
(リストがたまっていない状態でも紐づけは設定可能です。)
■ 紐づけの手順
① 該当のリストを選択→次に追加から「キャンペーン」あるいは「広告グループ」を選択

② 該当のキャンペーンあるいは広告グループを選択

③ セグメントに合わせてターゲット設定あるいはモニタリングを選択
※ターゲット設定に関しては下記2種類から選択することができます。
広告効果を高めるため、広告を表示するユーザーのターゲット設定は目的にあったものを採用しましょう。
- モニタリング:
キャンペーンや広告グループのリーチを制限することなく、
オーディエンスリストの掲載結果をデータとして確認し、
各リストに対して入札の強弱をつけることができます。 - ターゲット設定:
キャンペーンや広告グループのリーチを制限し、
該当リストのユーザーのみに絞って広告を配信します。
ターゲット設定であっても入札の強弱を設定することが可能です。
※モニタリングの設定であれば紐づけたリマーケティングリストの入札比率を強化することで、
RLSAとして機能させることができます。
弊社では、導入初期は50%前後での入札強化を推奨しています。
5. まとめ
いかがでしたか?
RLSAは、
獲得見込みの高いユーザーに対して効率よく広告を配信することができ、
獲得機会の損失を減らすことができる有効な手法となっております。
検索高広告においてもRLSAを活用し、
費用対効果の改善を図っていきましょう。






















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