
皆さんは、
「検索広告向けリマーケティングリスト(以下RLSA)」を使ったことはありますか?
CPAの改善に役立つ機能であるRLSAが登場してから5年以上が経ちました。
本記事では、
RLSAについてのおさらいと、弊社の運用者が実践するRLSAの小技集
をご紹介したいと思います。
これからRLSAを設定する人も、既に設定している人も、ご参考いただければ幸いです。
1. RLSAとは
まず、「検索広告向けリマーケティングリスト(RLSA)」の概要をご説明します。
1-1. RLSAの仕組み
RLSAはその正式名称を「Remarketing Lists for Search Ads」と言い、
その直訳がタイトルの「検索広告向けリマーケティングリスト」となります。
元々ディスプレイ広告で使用していたリマーケティングリストを検索広告で活用し、
リスト内ユーザーのみに広告を配信したり、入札単価の調整をしたりできる機能です。
1-2. RLSAの設定方法
RLSAという名称はGoogle広告の機能を指しますが、
リターゲティングリストを検索広告に活用するという意味では、
Yahooリスティング広告でもRLSAが可能です。
それぞれの管理画面での設定方法をご紹介します。
Google広告
①管理画面の「キャンペーン」を選択→ 設定したいキャンペーンを選択
②「オーディエンス」を選択 → 各種オーディエンスの設定画面が表示
(リマーケティング含む)
追加先は広告グループを選択しておくと良いです。
より詳細なデータを確認できるという理由です。
③オーディエンス →「ターゲティング」で設定
モニタリングを設定すると選択したリスト以外のユーザーに対しても広告が配信されます。
モニタリングで設定し選択したリストユーザーが検索した際に
入札を強める、弱めるといった強弱をつけることができます。
今回はサイト訪問ユーザーのみに広告を配信するためターゲティングで設定します。
④該当するリマーケティングリストをチェック →「保存」ボタンを押せば完了
Yahoo!リスティング広告
①画面上部メニューの「ツール」→「ターゲットリスト管理」を選択
②ターゲットリストの一覧 → 設定したいリターゲティングリスト(デフォルトリスト)をチェック → 「関連付けの設定>広告グループに設定(配信)」を選択
③選択したい広告グループを選択 →「設定」を押せば完了
広告グループを複数選択も出来るので便利です。
2. RLSAの運用事例
弊社内で運用するアカウントでも、効果が如実に出た事例を一つご紹介します。
KPI:資料請求、体験予約数
目標CPA:10,000円未満
弊社での運用開始から約3ヶ月の運用実績が以下の数値です。
クリック総数の中でサイト訪問者の割合は決して高くないですが、
クリック率が未訪問者の3倍以上、コンバージョン単価は半分以下で獲得しました!
サイト訪問者は商材への関心が高く、
コンバージョンへのモチベーションが高まっているものと見られます。
3. まとめ
今回は、
RLSAについて解説しました。
検索広告の中では古株のターゲティング方法になりつつあるRLSAですが、
とりあえず設定しておくだけではなく、
アカウントごとにどう活用できるかを考えて設定しましょう。
リスティング広告で成果が出ない方、まだ諦めるには早いかもしれません。
お悩みであれば、まずは気軽にご相談ください。