今や検索広告の需要はどんどん高まり、競合性も高まっていますが、一方でディスプレイ広告はあまりやり切れていない運用者の方も多いのではないでしょうか?
中でも、Googleディスプレイ広告(以下GDN)は運用をしているけれどYahoo!ディスプレイ広告(以下YDA)はあまりよくわからないので適当に設定している、、、という方が多いのではないでしょうか?
ですが、YDAはGDNよりも細かく設定出来るところが多く、運用要素が沢山詰まっています!今回は、弊社で実装して分かった、YDAの運用ポイントをご紹介していきます。
このシリーズは4つのポイントに分けて解説していきます。今回はポイントの一つ目、キャンペーン構成・入札単価設定編です。
YDAってどんな媒体?
まずはYDAについてどんな媒体かを軽く解説していきます。
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告運用型)は、Yahoo!JAPANが提供しているサービスや、提携を結んでいるサイトなどに広告を配信できるサービスのことです。
下記のようなYahoo!ニュース、Yahoo!ショッピングなどに掲載することができます。
検索エンジンの結果に表示されるリスティング広告とは異なり、広告枠が設けられたサイトに配信されることが特徴です。予約型・運用型の2つの種類が存在してしています。
YDAの運用効果ってどうなの?
YDAの運用効果についてですが、下記が参考の弊社実績です。
下記は広告媒体ごとの転換率をまとめたものになります。商材によって差は出る可能性はありますが、検索広告の転換率は高い傾向にあるようです。ディスプレイやSNS系の中ではYDAが一番転換率が高い傾向にあります。
この結果から、ディスプレイの中でもYDAに注力することで、運用効果が上がるのではないかと考えられますね。
YDA運用ポイント リスト設計編
ではこの項から、実際に弊社の運用実績から分かった運用ポイントについて解説していきます。今回はリスト設計編です。キャンペーンと入札単価の調整についてはYDA運用ポイントキャンペーン構成・入札単価設定編で解説しているので、是非ご覧ください!
・リターゲティングリストは日数で分ける
・サーチキーワードリストは検索日数や検索回数で分ける
・リターゲティングリストは組み合わせリストを活用する
下記で詳しく解説します!
リターゲティングリストは日数(リーセンシ―)で分ける
リターゲティングのリストについては、日数(リーセンシ―)で分けることがおすすめです。
実際にリーセンシ―で分けると、クリック単価と獲得率が下がる傾向にあります。
ただし、広告グループに登録できる最大リターゲティングリスト数は10個までなので注意が必要です。
サーチキーワードリストは検索日数や検索回数で分ける
サーチキーワードリストについても、検索日数や検索回数で分けることをおすすめします。
実際に、検索日数や検索回数の違いにより、クリック単価や獲得率に違いが出てきます。
検索日数の場合
検索回数の場合
リターゲティングリストは組み合わせリストを活用する
前項でリターゲティングリストをリーセンシ―ごとに分けることをおすすめしましたが、デフォルトの設定では、加重強化や加重抑制が発生し、リスト単位の正しい成果判断が難しい傾向にあります。そのため、更に効率を上げた運用をするために、組み合わせリストを活用することをおすすめします。
デフォルトのリストのイメージと組み合わせリストのイメージとしては下記です。
1日間のリストと7日間のリストを設定して配信する場合、7日間のリストからは1日間のリストは除外するイメージですね。
デフォルトのリストから組み合わせリストに変更した結果、下記のように獲得単価を20%低減させることに成功しました。
リターゲティングのリストを設定する場合は、このように組み合わせリストの活用をおすすめします。
まとめ
今回は、YDAの運用ポイントの中でも、リスト設定ついて解説していきました。
何気なく設定しているリストも、YDAではこんなに細かく設定することが出来るんです。
是非皆さんも活用してみてください!
・獲得単価が高い
・獲得件数がもっと欲しい
・もっと新しい提案が欲しい
・拡大をしていきたい…
そんなお悩みをお持ちの方々がいましたら、是非一度ご相談ください!
弊社取締役が直々に分析し、解決策を提案することも可能です。