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生成AIを使って、バナー広告を作ってみよう!方法を大公開

更新日:2024年02月05日

生成AIを使って、バナー広告を作ってみよう!方法を大公開

AI技術の進歩により、生成AIでは様々なクリエイティブを作成できるようになりましたが、そのうちの一つがバナー広告です。
今回は、生成AIを使って、バナー広告を作成する方法を紹介します。
生成AIによるバナー広告作成はメリットの大きい手法になりますから、ぜひやってみてください。

生成AIとは?

まず、生成AIがどのようなものなのかを説明しましょう。

様々なコンテンツを作成できるAI

生成AIはデータのパターンや関係を学習して、様々なコンテンツを生成できるAIです。ジェネレーティブAIともいいます。

代表的な種類としては、テキスト生成AIの「ChatGPT」、画像生成AIの「DALL-E 」などがあります。

従来のAIとの違い

AIというと従来も活用されてきましたが、生成AIとは違うところがあります。

従来のAIでもデータの学習をし、その結果に基づいて出力をするのですが、生成されるものが数値データやテキストデータなど、構造化されたものでした。

一方、生成AIでは、クリエイティブな新しいコンテンツの生成ができます。

生成AIでバナー広告を作成するメリット

生成AIではバナー広告も作成できますが、そのメリットを考えてみましょう。

イメージに近い素材を用意できる

生成AIでは、頭の中にあるイメージに近い画像を用意しやすいです。
画像を生成する際にプロンプト(呪文ともいう)を指定すると、具体的な画像や動画を生成してくれるので、それをバナー広告に活かせます。

具体的なイメージが固まっていなくても、ぼんやりしたイメージがあれば、画像や動画の生成をしてくれるのも生成AIの魅力です。
面白い画像ができるかもしれません。

効率的に作成できる

生成AIを使えば、効率的にバナー広告の作成ができます。

これまでは、バナー広告を制作する場合、素材を選定したり写真を撮影したりなどの手間がかかりましたが、生成AIに任せればそのような手間はなくなります。

画像生成AIだけでなく、テキスト生成AIも利用すれば、効果の高いバナー広告文も作成できるでしょう。

バナー広告制作において、何もかもをやりやすくしてくれるのが生成AIです。

パフォーマンス分析につなげられる

生成AIの役割はコンテンツ制作だけではありません。
作成したバナー広告などの結果をAIと共有し、効果測定、パフォーマンス分析もできます。

分析をした結果は次の施策を検討する際や、バナー広告の見直しを行う際に役立つでしょう。
また、消費者の行動原理を知ることで、よりターゲットに合ったバナー広告の配信もできるようになります。

生成AIでバナー広告を作成する方法

生成AIでバナー広告を作成するメリットがわかったところで、実際に作成してみましょう。
以下のような方法で作成します。

画像生成AIツールを使用して、画像生成を行う

生成AIでバナー広告を作成するときに最初に行うことは、画像生成AIツールを使用して、適切な画像を生成することです。

画像を生成する場合は、テーマや目的に合ったキーワードやプロンプトを指定します。
例えば、「田舎の夕暮れ時」「都会の夜景」などと指定すると、そのような画像を画像生成AIが準備してくれます。

ここで大事になってくるのが、プロンプトで詳細な指定をすることです。
プロンプトにはポジティブプロンプトとネガティブプロンプトがあります。

ポジティブプロンプトでは「このような画像がいい」という指定をし、ネガティブプロンプトでは「このような画像にはしないでください」という指定をします。

それぞれ詳しく指定することで、思った通りの画像が生成されやすくなるでしょう。
いくつか具体例を挙げてみます。

▼ポジティブプロンプトの例

・best quality: 最高品質
・illustration: イラスト
・an extremely delicate and beautiful:非常に繊細で美しい
・Detailed: 詳細
・High-resolution: 高解像度
・Sharp: 鮮明
・Crisp: くっきりなど

▼ネガティブプロンプトの例

・worst quality:最低品質、最悪の品質
・out of focus/blurry/bokeh:ぼやける、ピンボケ、ピントが合わない、ボケた
・ugly:ひどい、醜い
・lowres:低い画質
・error:エラーなど

ネガティブプロンプトを指定すると、そのような要素を除外してくれます。

生成した画像を加工する

次に、画像生成AIで生成した画像をバナー広告に使いやすいように加工します。
加工しなくても使える場合はこの作業は不要ですが、必要に応じてやってみましょう。

その際は、Photoshopのような画像編集ソフトを使って、加工します。画像編集ソフトで画像のサイズ調整、色の補正、特定の要素の追加や削除などができます。

サイズ調整でいうと、画像生成AIで生成した画像がバナー広告に合わないことがあるので、調整します。
サイズが大きすぎる場合はトリミング、横長にする場合は拡張生成などです。
アスペクト比などにも気を付けてください。

デザインツールを使用してテキストを加える

最後に行うことは、デザインツールを使用して、バナー広告にテキストを加えることです。キャッチコピー、商品名、キャンペーン情報などのテキストを配置してみましょう。

その際のポイントは、テキストのフォント、サイズ、色などを全体のデザインと調和させることです。
バランス良く配置しなければいけません。

ここまで正しく設定できれば、生成AIを使ったバナー広告の作成が完了します。

生成AIを使ってバナー広告を作成する際の注意点

生成AIを使ってバナー広告を作成する際は、注意した方がいいことがあるので、確認しておいてください。

著作権に注意

生成AIで生成する画像が著作権侵害になっていないか確認しましょう。

有名な作品やブランドロゴをそのまま使っていないか見ておかないと、後で問題になることがあります。
商用利用が認められているかなどもチェックしておいてください。

画像に破綻がないか確認

生成AIで生成する画像は完璧なものとは限りません。
指が1本足りない、多いなど、欠陥画像が生成されることがあります。

そのため、生成された結果はしっかりチェックすることが重要です。
問題があるようなら、再度生成し直さないといけません。

生成AIの利用規約を確認

生成AIでバナー広告を作成する場合は、その生成AIの利用規約を確認しておきましょう。
規約の範囲内で利用しないと、法的なトラブルに発展することがあります。

無料でバナー広告作成する場合は複数の生成AIを組み合わせる

無料の生成AIでバナー広告を作成する場合は、一つのAIツールだけの利用では済まないことが多いです。
というのも、無料版の場合、生成できる対象が一つの分野に限られているのが普通だからです。

例えば、画像生成専門、キャッチコピー作成専門、デザイン作成専門などのように分かれています。

全ての生成を行ってくれるバナー広告制作専門の生成AIとなると、有料になります。
無料版では、複数の生成AIを組み合わせて、バナー広告を作成することになるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、生成AIを利用してバナー広告を制作する方法について解説しました。

効率的にバナー広告を制作できるため広告運用においては非常に魅力的ですが、著作権や利用規約などは確認しておく必要があります。

生成AIを活用したバナー広告の制作を検討されている方は、ぜひ記事を参考に実施してみてください。

この記事を書いた人

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