今回は、2021年4月5月に発表されたYahoo!広告のアップデート情報をピックアップしました!
Yahoo!版レスポンシブ検索広告の提供開始など、運用効果の向上に関わるアップデートが満載です!是非ご確認ください!
1.21年4月アップデート情報
まずは、4月のアップデート情報です。
1-1.【検索広告】自動入札タイプの追加アップデート
2021年4月7日のアップデートにより、自動入札タイプにページ最上部掲載が追加されました。
ページ最上部掲載は、ユーザーの目に留まりやすいページ最上部に一定の割合で広告を掲載することができるため、認知度の低いサービスや競合他社の少ない領域で、広告の視認性を高めるのにも役立つかもしれません。
1-2.【ディスプレイ広告】検索連動型ブランディング広告の開始
検索連動型ブランディング広告とは、ブランド名やサービス名などの検索キーワードに連動してYahoo! JAPANのWEB検索結果の上部やその他の掲載面に配信することができる大型のバナー広告のことです。
検索ページのトップに掲載できるだけでなく、商品やサービスを能動的に探しているユーザーに大型のバナーで印象を与えることが可能です。
1-3.消費税転嫁対策特別措置法失効に伴う広告基準変更
2021年3月31日に実施された消費税転嫁対策措置法の失効に伴い、4月1日より税込価格での表示が義務付けられました。
これに伴い、Yahoo!広告でも広告基準が変更され、現行され法令に沿った価格表示(税込価格の表示)をしていないクリエイティブやリンク先サイトの掲載が不可能となりました。
1-4.【ディスプレイ広告】 動画再生後のCV測定方法の変更
2021年4月13日のアップデートにより、動画再生後のCV測定方法が変更されました。
これまでのCV発生条件は以下の通りです。
変更前
① 動画の再生後に広告クリックを行った場合は、広告クリックに対してCVが発生。
② 広告クリック後に動画再生が行われた場合は、動画再生に対してCVが発生。
上記の通り、CV発生前の最後のアクション(広告クリックor動画再生)に対して、CVが計測される仕組みでしたが、今回のアップデートにより広告クリックに対して優先的にCVが発生するようになりました。
つまり、発生条件は以下の通りです。
変更後
① 広告動画の再生時点でCVが発生。
② 広告クリック後に動画が再生された場合は、広告クリックに対してCVが発生
こちらのアップデートは、広告クリックに対して優先的にCVデータを蓄積することで、自動入札の精度を高めることを目的としています。
2.21年5月アップデート情報
次は、5月のアップデート情報です。
2-1.【検索】レスポンシブ検索広告(RAS)の提供開始
レスポンシブ検索広告(RAS)とは、広告タイトルや説明文を複数のパターンで入稿することで、掲載時に自動的に最適な組み合わせが行われる広告タイプのことです。
他媒体でも既に活用されている機能ですが、2021年5月12日よりYahoo!検索広告でも上記の機能が使用可能となります。
また、今回のYahoo!レスポンシブ検索広告では以下のような推奨運用方法が紹介されております。
② 5本以上のタイトルの入稿(最適化のため)
③ 短期間で広告を停止しない(学習期間約30日のため)
④ 広告グループ全体のパフォーマンスを確認する
注意点として、類似する訴求内容、内容が完結していないタイトルは避け、できる限りユニークな広告内容を用意するなどがあります。
広告パターンの最適化を早期の段階で図るためにも、上記の内容に注意した上で配信の設定を行いましょう。
3.まとめ
いかがでしたか。
今回はYahoo!広告における21年度4月、5月のアップデートについてまとめました!媒体のアップデートは広告の成果にも関わる重要な情報ですので、是非チェックしてみてください!