Infinity-Agent Lab
マーケティング
中級者以上の教科書
お取り引き企業

プッシュ型広告とプル型広告!それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介

更新日:2023年07月21日

プッシュ型広告とプル型広告!それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介

※この記事は2023年7月21日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

広告集客にはプッシュ型広告とプル型広告があります。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、どちらの手法を用いるか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、それぞれの特徴やメリット、どのように使い分けるかについて紹介していきます。

プッシュ型広告とは?

プッシュ型広告とは、ユーザー側の需要、意思に関係なく配信する広告のことですユーザーの事情を考えずに配信される広告といえます。そのため、ユーザーは受動的に広告を受け取ることになります。

プッシュ型広告の具体例は、テレビCM、バナー広告、動画広告、新聞折込チラシ、ポスティングチラシ、ダイレクトメールなどです。

プッシュ型広告は「攻め」の広告

プッシュ型広告では、広告主が積極的にユーザーにアプローチするのが特徴です。「攻め」の広告ともいえるでしょう。自社商品やサービスの良さを強く売り込んでいきます。

プッシュ型広告のメリット

プッシュ型広告のメリットを見てみましょう。

・不特定多数の人に配信・配布ができる
・商品やサービスを認知してもらいやすい
・大勢の集客ができる
・お店や企業のブランディングができる
・イベントやセールの周知ができる

プッシュ型の広告では、不特定多数の人へ情報配信・配布ができます
例えば、テレビCMでは、ユーザーは興味がなくても見ることになり、情報が届きます。
このようにプッシュ型広告は多くの人に見てもらえる手段になっています。

自社商品やサービスを認知してもらいやすいのもプッシュ型広告
自社商品やサービスの特徴を説明した広告を打てば、見た人、読んだ人は理解できるでしょう。

大勢の集客が期待できるのもプッシュ型広告の特徴です
広告を多数用意すれば、見るユーザー、読むユーザーも増え、その中に興味を抱く人も出ます。
広告の配信数によっては、その数も増えます。

プッシュ型広告では、お店や企業のブランディングもできます。
自社と他社の違いを強調した広告で、自社の優れていることをアピールできるでしょう。

イベントやセールの周知で利用できるのもプッシュ型広告
様々な媒体を使って、ユーザーに必要な情報を届けることができます。

プッシュ型広告のデメリット

プッシュ型広告にはデメリットもあります。

・ピンポイント配信ができない
・無駄打ちが多くなる
・コストがかかる

プッシュ型広告でもある程度対象を絞ることはできますが、細かく対象を設定することはできません
つまり、ピンポイントでこのような人に広告を配信してみたいといったことはできません。

不特定多数の人に配信・配布するプッシュ型広告では、無駄打ちも多くなります。
自社商品やサービスに全く関心のない人にまで届いてしまいます。
広告を出す割には、結果がついてこないこともよくあります。

プッシュ型広告を出すコストも考えておかないといけません。
テレビCMや新聞広告の出稿料は非常に高いです。
折り込みチラシやチラシ配布でも、依頼費や人件費などがかかります。

ある程度のコストの準備ができてからでないと、プッシャ型広告を出せないケースもあります。

プル型広告とは?

プッシュ型広告の対比線上にあるのがプル型広告です。プル型広告は、特定のニーズを持っているユーザーが行動を起こしたときに配信される広告です。

具体的には、インターネットでの検索、SNSやYouTubeの閲覧に伴って表示する広告、セミナーやショールームに来ていただいた方への広告などです。

プル型広告は「待ち」の広告

プル型広告では、企業やお店側からアプローチはしません。ユーザーが行動を起こし、それに対して広告を表示します。いわば、「待ち」の姿勢で広告配信することになります。

プル型広告のメリット

プル型広告のメリットは以下のようなものです。

・ニーズのあるユーザーにピンポイントで配信できる
・成果につながりやすい
・配信コストを抑えられる

プル型広告では、ユーザーの側の行動に対して広告配信をします。
つまり、自社商品やサービスに興味を持っている人が対象になります
そのような対象にピンポイントで広告配信できるのはメリットです。

興味がある人を対象に広告配信をするプル型広告では、成果も出やすいです。
効果的な広告を出せれば、ユーザーは商品やサービスを利用してみようという気持ちにもなりやすいので、売上向上につながります。

ピンポイントで配信できるプル型広告の場合、出稿コストが抑えられます
不特定多数の人を対象にしたプッシュ型広告よりも、安上がりです。

プル型広告のデメリット

続いて、プル型広告のデメリットを見てみましょう。

・認知されていない場合には効果的でない
・興味のあるユーザーにしか配信できない

自社商品やサービスが認知されていない場合は、検索などの行動を取ってもらえません
そうなれば、広告自体を配信できません。

プル型広告が配信されるのは興味のあるユーザーのみです。
興味を持っていないユーザーには配信されないので、配信数自体が少なくなることがあります。
そのため、効果が出にくくなることもあるでしょう。

Web広告におけるプッシュ型広告/プル型広告とは?

プッシュ型広告とプル型広告の特徴を見てみましたが、下記ではWeb広告におけるそれぞれの例を紹介します。

Web広告におけるプッシュ型の例

Web広告におけるプッシュ型広告には次のような例があります。

・ディスプレイから集客
・動画から集客
・アフィリエイトから集客
・メールから集客

どの手法も自社商品やサービスの認知、ブランディング、大量集客に向いています。

Web広告におけるプル型の例

Web広告におけるプル型の例は次のようなものです。

・検索からの集客
・リターゲティング広告
・ポータルサイトからの集客

検索からの集客では、目的が明確なユーザーにピンポイントで広告配信できます。
ニーズと広告商品・サービスの特徴が合致すれば、ユーザーはすぐにアクションに移ります。

リターゲティング広告とは一度サイトを訪れたユーザーにバナー広告を表示させることです。

目的を持った人がポータルサイトを閲覧したときに表示される広告もプル型です

プッシュ/プル両方の要素を持つ例

プッシュ/プル両方の要素を持つ例もあります。次のようなものです。

・記事コンテンツからの集客
・ソーシャルメディアからの集客
・アプリからの集客

こちらの手法では、見込みユーザーの集客がしやすくなっています。
また、広告配信効果を測りやすいのもメリットです。

ただ、ユーザーの育成に少し時間がかかるので、広告配信の即効性は出にくいです。

リスティング広告、ディスプレイ広告はどちら?

リスティング広告はプル型、ディスプレイ広告はプッシュ型になります

リスティング広告では、検索したキーワードに沿った広告が掲載されます。
検索というユーザの行動に対して広告配信されるので、プル型広告です。

ディスプレイ広告はWebサイトの内容に応じて広告枠に表示される広告です。
画像広告、動画広告、テキスト広告などの例があります。

こちらはWebサイトを見るだけで表示される広告であり、ユーザーの具体的なアクションは伴いません。
そのため、プッシュ型広告になります。

プッシュ型/プル型広告どちらがいいのか?

ここまでプッシ型広告とプル型広告の違いなどを見てきましたが、結局どちらを利用すればいいのでしょうか。

プッシュ型は注意を引く広告

プッシュ型広告は注意を引く広告です。
まずどのような商品やサービスがあるのか、特徴はどうなっているのか、全体像を把握してもらいます。

ただ、ユーザーの注意を引いても、それ以上のアクションには移らないことも多いです。

プル型は関心を引く広告

プル型広告は関心を引く広告です。
目的を持って行動を起こしたユーザーは商品やサービスに関心を持っているはずですから、その関心を引きます。

関心を引ければ、アクションにも移りやすいものです。実際の購入まで持って行きやすくなります。

ただ、関心といっても、最初に注意を引かないと関心は生じないでしょう。そこで、順番としては、プッシュ型で注意を引く→プル型で関心を引くと持って行くのが理想です。

まとめ

今回は、プッシュ型とプル型広告の特徴やメリット・デメリットなどをみました。

プッシュ型・プル型の両方を上手く使い分けることが重要です。
それぞれのメリットを活かしながら活用していくと、売上アップにもつながるでしょう。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

Category  / 目的のカテゴリから読みたい記事をチェック!

Return Top