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pngとjpegの違いは?どちらを選ぶべき?特徴や最適な利用方法を紹介!

更新日:2023年08月14日

pngとjpegの違いは?どちらを選ぶべき?特徴や最適な利用方法を紹介!

※この記事は2023年8月14日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

「ファイルデータを用いる際、jpegとpngのどちらが適切なの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、jpeg・pngそれぞれの特徴や、選ぶ基準などについて解説していきます。

Webサイトの運用などでどのような画像を使うべきなのか迷っている方はぜひ参考にしてください。

jpegの特徴

jpegは、一言でいえば拡張子の1つであり、以下のような特徴があります。

・自然なものを対象としている
・保存を繰り返すと画質が悪くなる
・圧縮すると元に戻せない

それぞれの項目について確認していきましょう。

自然なものを対象としている

jpegは、フルカラーの画像を保存することに優れているため、自然物を対象とした写真に使用されることが特徴です。

写真を撮影する際は、被写体となる人や植物など多様な色が映り込みます。

jpegは1,677万色を扱えるので、色数が多い写真でも問題なく保存することが可能です。

保存を繰り返すと画質が悪くなる

jpegの特徴として、画像を圧縮してしまうと画質が悪くなる点も挙げられます。

一回程度の保存であれば画質に大きな問題はありませんが、リサイズなど繰り返し行うことで徐々に劣化するので注意が必要です。

jepgで画像を活用する際は、念のため元のデータを保存してから圧縮を行いましょう。

圧縮すると元に戻せない

画像の圧縮方法には、非圧縮や非可逆圧縮、可逆圧縮方式が存在します。

jpegは非可逆圧縮の拡張子で、保存する際に人の目では判別がつかないレベルでデータが削除されます。

一度圧縮されるともとには戻らないので、注意して取り扱うことが大切です。

pngの特徴

pngも拡張子の1つですが、以下のようにjpegとは異なる特徴を持っています。

・人工物を対象としたグラフィック
・画質が悪くなりにくい
・pngの種類

上記についてもそれぞれの特徴を把握しておきましょう。

人工物を対象としたグラフィック

pngの特徴として、同色を保存することに優れている点が挙げられます。

したがって、イラストやグラフィックなど、単色を扱っている場合はpngの利用がおすすめです。

ただし、pngはファイルサイズが大きくなるため、Webサイトの表示スピードに影響が出ないか注意する必要があります。

画質が悪くなりにくい

pngは可逆圧縮方式であるため、画像の圧縮後ももとに戻すことが可能です。

画質が悪くなりにくいことも、グラフィックやイラストで使用されることが多い理由といえます。

pngの種類

pngには、細かく分けると以下のような種類が存在します。

・png-8
・png-24
・png-32

それぞれさらに詳しく解説していきます。

png-8

png-8は、256色を扱い、軽いサイズの画像を保存できる点が特徴です。

透過が可能なので、特に色数が少ない企業のロゴや、イラストを保存する際に適しています。

ただし、色の情報が少ないことで、透明色になっている箇所とコンテンツの境目が粗くなる点には注意が必要です。

png-24

png-24は、jpegと同様に1,677万色を扱うことが可能です。

画像を綺麗に保存できるので、グラデーションのある画像や写真などに適しています。

ただし、png-24は透過ができず、画像のサイズがjpegよりも大きくなってしまうので注意しましょう。

png-32

png-32では、png-24と同じく1,677万色を表現できます。

また、256段階の透明度も活用できるため、イラストや写真など幅広く活用することが可能です。

ただし、png-8やpng-24と比較すると、最もファイル容量が大きくなります。

jpegとpngの違いって何?

jpegとpngには以下のような違いがあります。

・圧縮方法の違い
・ファイルサイズの大きさ
・背景透過

上記3点のポイントについて把握しておきましょう。

圧縮方法の違い

圧縮はデータのサイズを小さくしてファイルサイズを軽量化することであり、容量や転送時の負担を減らせるメリットがあります。

画像には、以下3つの圧縮方法が存在しているため、事前に把握しておくことが大切です。

・非圧縮
・非可逆圧縮
・可逆圧縮

上記のうち、jpegは「非可逆圧縮」で、pngは「可逆圧縮」に分類されます。

可逆圧縮は一度圧縮しても元の状態に戻すことができますが、データを削らないため圧縮率が低いことが特徴です。

一方、非可逆圧縮は圧縮率が高い分データを削る割合が大きく、画質が劣化してしまうデメリットがあります。

ファイルサイズの大きさ

pngはデータを削って保存しないため、圧縮後ももとに戻すことが可能ですが、ファイルサイズはjpegに比べると大きくなります。

ファイルサイズはWebサイトの表示スピードにも影響するため、なるべく軽いものを選択することがおすすめです。

表示されるまでの時間が長くなるほどユーザーの離脱率も高くなるため、画像の挿入・引用を行う際は注意しましょう。

背景透過に対応しているかしていないか

png-8とpng-32では透過が可能で、背景に影響を与えることなく画像を使用できます。

jpegでは背景透過が対応していないので、用途に合わせて使用する拡張子を選ぶことが大切です。

jpegとpngのどちらを選ぶべきなのか?

ここからは、jpegとpngのどちらを選ぶべきなのか解説していきます。目的に合わせた活用ができるように、それぞれ確認していきましょう。

jpegの活用がおすすめの場合

jpegは、以下のシーンで活用することがおすすめです。

・カメラで撮影した画像を扱う場合
・色数が多い画像を扱う場合

カメラで撮影した画像を扱う場合

jpegは1,677万色を表現できるため、カメラで撮影した色彩豊かな写真を綺麗に保存できます。

ただし、圧縮する際に人の目では判別がつかない範囲でデータを削る特徴もあるため、保存するたびにデータが劣化してしまいます。

一から写真を編集したい方はrawデータで画像を保存しましょう。

色数が多い画像を扱う場合

色数が多い画像やグラデーションのある画像もjpegでの保存が向いています。

人物や景色など、綺麗に残して活用したいときはjpegを活用しましょう。

pngの活用がおすすめの場合

pngは下記の状況に向いている拡張子です。

・色数が少ない画像を活用する場合
・背景透過が必要な画像を活用する場合

色数が少ない画像を活用する場合

自然の景色や人など色数が多い画像とは違い、単色で表現されるイラスト・ロゴなどはpngに向いています。

pngは、連続した部分を保存することに長けており、塗りつぶしや直線などを含んだ画像に使用されます。

背景透過が必要な画像を活用する場合

会社の資料やロゴなど、背景透過で活用したいときは、pngを活用しましょう。

jpegは背景透過に対応していないため、pngの方が最適です。

png・jpegなど拡張子を変更するときの注意点

ファイルの拡張子を変更する際は、その拡張子で本当に問題ないのか確認しましょう。

拡張子はファイルの種類を識別するためのものであり「.doc」「.xlsx」などタイプによって表示するためのアプリやサービスが異なります。

適当に設定してしまうと、データが開けず破損してしまい、復元もできなくなることがあるので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか?

jpegやpngは画像の拡張子でありそれぞれ異なる特徴を持っています。

基本的には、jpegはグラデーションのある画像や写真などに向いており、pngは色数が少ないグラフィックの保存に有用です。

写真や企業のロゴなど用途によって使い分ける必要があるので、それぞれのメリットなど理解して使い分けられるようにしましょう。

この記事を書いた人

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