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プレースメントターゲティングとは?効果的な使用方法から設定方法までを解説!

更新日:2022年11月30日

プレースメントターゲティングとは?効果的な使用方法から設定方法までを解説!

※この記事は2022年11月30日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Google広告やYahoo!広告などを活用する際に、適切な配信面を自分で選択できるプレースメントターゲティングをご存知ですか。

この記事では、プレースメントターゲティングの概要やメリット、ポイントなどについて解説していきます。

本記事を最後まで読むことで、ターゲティングの設定について理解が深まるでしょう。
Google広告やYahoo!広告を活用している方や、これから利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

1.プレースメントターゲティングの概要

プレースメントターゲティングは、Google・YouTube広告及びYahoo!広告で活用できます。それぞれの媒体でどのような内容になっているのか確認していきましょう。

1−1.Google・YouTube広告の場合

Google・YouTube広告を活用する場合、ディスプレイネットワークで広告表示させる場所を設定できます。

Webサイトやアプリ、YouTubeチャンネルなど、多様な媒体の中から選択できるため、自社にあった配信面が見つかりやすいです。
なお、Google広告でプレースメントターゲティングを活用する場合、広告主がリストを作成して広告グループと紐づける必要があります。

1−2.Yahoo!広告の場合

Yahoo!の場合、同ターゲティング手法は「プレイスメントターゲティング」と表記されます。

主な機能についてGoogleとほとんど変わらず、広告配信先を設定することで掲載面を制御することが可能です。
Yahoo!の関連サイトなども配信先として決定できるため、国内で多くのユーザーが見ている掲載面を設定できます。

2.プレースメントターゲティングのメリット

プレースメントターゲティングのメリットは以下2つです。

  • 細かい入札調整ができる
  • 配信面の指定が可能になる

それぞれ解説します。

2−1.細かい入札調整ができる

プレースメントターゲティングは、細かい入札調整が可能な点がメリットです。

予算が少ない場合でも限られている予算の中から効果的な配信を行えます。
広告配信先を任意で設定することができれば、無駄な費用を発生させることなく、コンバージョン率を高められます。

2−2.配信面の指定が可能になる

配信面の指定が可能になることは、プレースメントターゲティングの特に大きなメリットです。

広告を掲載させる場所はマーケティングを行う特に重要な要素になります。商品やサービスにマッチした媒体を選ばないと、興味を持ったユーザーに対してアプローチすることが難しくなります。

無作為にさまざまな配信面を選択することで認知度を広げる効果は期待できますが、広告を通してユーザーにアクションを起こしてもらいたい場合はプレースメントターティングが有効です。

3.プレースメントターゲティングのデメリット

プレースメントターゲティングには以下のデメリットもあります。

  • クリック単価が高騰する可能性がある
  • 適切な配信先を探す必要がある

メリットだけでなく、デメリットについてもそれぞれ確認していきましょう。

3−1.クリック単価が高騰する可能性がある

プレースメントターゲティングは配信先を選択できる点がメリットですが、人気のサイトやアプリを選ぶ場合はクリック単価が高騰する可能性があります。

したがって、設定を行う際に、競合が多い媒体を選ぶ場合は注意が必要です。

広告費がどれくらいかかるのか事前に予想し、予算に合った掲載面を洗い出しましょう。

3−2.適切な配信先を探す必要がある

プレースメントターゲティングを成功に導くためには、自社商材と関連している媒体を選ぶことが大切です。

適切な配信先を決定するためには、ある程度の調査が必要になります。

ユーザーが情報を得るために利用しそうな媒体をピックアップし、特に効果が大きいメディアを探す手間は少なからず発生するでしょう。

適当に媒体を選択してしまうとプレースメントターゲティングの効果も半減してしまうため、媒体を選択する際は慎重に行うことが推奨されます。

4.プレースメントターゲティングの配信先の選び方

  • 過去の配信実績から選定
  • 狙っているターゲット層が見ている可能性のあるメディアを選定

どのように媒体を選択できるのか解説していきます。

4−1.過去の配信実績から選定

ディスプレイ広告を活用した経験があれば、過去の配信実績を元にして配信先を選定できます。

コンバージョンが発生したことがある媒体をプレースメントターゲティングによって絞り込み、需要が見込めるメディアで広告を配信しましょう。
メディアを見つけるための時間をあまりかけたくない場合には有用な選定方法です。

なお、まだ広告配信を始めたばかりだとレポートを取得できていない可能性もあるため、一定の準備期間は必要になる傾向があります。

4−2.狙っているターゲット層が見ている可能性のあるメディアを選定

設定したターゲット層が見ている媒体を選定する場合、どのメディアが良いのか調査が必要です。

検索エンジンで上位表示されている媒体の中から選定したり、SNSなどで「〇〇というジャンルはこの媒体」という情報を探したりすることが推奨されます。
また、それぞれのメディアの特長が記載された媒体資料の中から選択することもおすすめです。

4−3.編集画面で検索して配信先を選定

プレースメントターゲティングは編集画面で検索をかけて配信先を選定することも可能です。
検索をかける場合、関連するキーワードやURLの記入が必要になります。

動画やアプリ、Webサイトなどのカテゴリごとに候補が表示されるので、特にマッチしそうなプレースメントを選択しましょう。

5.プレースメントターゲティングを効果的に使用するには?

プレースメントターゲティングを効果的に使用する方法は以下2つです。

  • 他のターゲティングと併用する
  • 自動プレースメントを活用する

配信を最適化できるように、それぞれ見ていきましょう。

5−1.他のターゲティングと併用する

プレースメントターゲティを活用する際は、他のターゲティングと併用してユーザーを絞ることがおすすめです。

プレースメントターゲティングは配信面を任意で設定できる手法ですが、人について細かく選定することはできません。
年齢・性別など、属性で絞り込めるデモグラフィックターゲティングも併用すれば、広告が表示される場面をさらに細かく設定可能できます。

5−2.自動プレースメントを活用する

プレースメントターゲティングを初めて利用する際は、自動プレースメントの設定を活用することが推奨されます。

設定されたキーワード・トピックなどの情報を元にして自動で掲載面を選定してくれるので、配信の手間を省けます。
特に初期の段階でデータが少ない場合は、自動プレースメントの結果から手動で配信先を変えていくこともおすすめです。

6.プレースメントターゲティングを使用するときの注意点


プレースメントターゲティングは、自身で媒体を選定することで見込み顧客にアプローチできます。

しかし、効果がでているサイトに掲載できたとしても、運営者の方針によって結果に変化が生まれるので注意が必要です。
サイトごと削除されてしまうと、広告主は再度媒体を選定しなければいけません。

また、プレースメントターゲティングはコンバージョン獲得につながりやすい特徴がありますが、広告は実際に配信を行わないと結果がわかりません。
調査して配信したら終わりではなく、結果を鑑みながら媒体の変更やクリエイティブの刷新などを行なっていきましょう。

7.プレースメントターゲティングの設定方法

では実際にプレースメントターゲティングを設定してみましょう。Googleディスプレイ広告とYahoo!ディスプレイ広告共に解説していきます。

7-1.Googleディスプレイ広告の場合

Googleディスプレイ広告の設定方法を解説していきます。

①対象のキャンペーン、広告グループを選択します。
②コンテンツ>プレースメント>✎マーク>プレースメント編集を選択します。

③プレースメントの編集画面でターゲティング(推奨)を選択し、単語やフレーズ、URLを検索して選択します。

7-2.Yahoo!ディスプレイ広告の場合

Yahoo!ディスプレイ広告の場合を解説していきます。Yahoo!広告ではリストを作成してから広告グループに紐づける仕様になっています。順に解説します。

①まずはリストを作成します。広告管理画面右上のツール>プレイスメントリストを選択します。

②プレイスメントリストを作成を選択します。

③プレイスメントリストのリスト名をつけ、任意で説明を記載します。
配信したい面のURLを検索し、URLにチェックを付けます。これでリストの作成は完了です。


④次に作成したリストを広告グループに紐づけます。
紐づけたいキャンペーン、広告グループを選択し、プレイスメント>編集を選択します。

⑤プレイスメント編集画面で対象の広告グループを選択しているか確認し、「プレイスメントリストを指定して配信」を選択します。
選択画面に作成したプレイスメントリストが出てくるので、選択をして完了です。

8.まとめ

いかがでしたか?

プレースメントターゲティングは、配信面について自分で設定できるターゲティング手法です。

メディアやアプリ、YouTubeチャンネルなどを任意で選ぶことができ、細かい入札調整が可能な点がメリットです。
過去のコンバージョン実績があればその中から媒体を選ぶことは可能ですが、ない場合は事前にある程度の調査が必要です。

自動プレースメントの設定もできるため、データが集まってから手動プレースメントに切り替えることも推奨されます。

この記事を書いた人

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