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【フレーズ一致とは?】基礎からキーワード例、活用場面まで解説!

更新日:2023年03月28日

【フレーズ一致とは?】基礎からキーワード例、活用場面まで解説!

※この記事は2023年3月28日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

「フレーズ一致」と聞いて、どのようなものか簡潔に答えることは出来るでしょうか。
簡潔に、と言われると難しいのではないでしょうか。

今回は、そんな「フレーズ一致」について、基礎から活用例まで解説していきます。
フレーズ一致について完璧に理解出来るようになるでしょう。

フレーズ一致とは?

フレーズ一致とはリスティング広告にて使用するキーワードのマッチタイプの1種です。中程度の拡張性を持つマッチタイプとなっています。

中程度の拡張性とはいっても、イメージがしにくいかもしれませんので、実際にフレーズ一致の例を出してみます。「韓国ドラマ」というキーワードを登録していた際の出稿例は下記のようになります。

フレーズ一致の出稿キーワード例

「韓国 ドラマ」→ 出稿○ 同一キーワードのため
「ドラマ 韓国」→ 出稿○ 語順転倒していても同一のキーワードのため
「韓流 ドラマ」→ 出稿○ 「韓流」は類似語句のため
「韓国 ドラマ おすすめ」→ 出稿○ 一致していない語句もあるが他が一致しているため
「韓国 弁護士 ドラマ NETFLIX」→ 出稿○ 含まない語句もあるが大枠の意味は同じのため
「アメリカ ドラマ」→ 出稿× 「アメリカ」と「韓国」は類似しないため
「韓国 アイドル 俳優」→ 出稿× 「ドラマ」との関連性が低いため

このように、登録したキーワードとの関連性によりキーワードの出稿が行われます。

フレーズ一致と他のマッチタイプとの違いとは?

現在マッチタイプには、フレーズ一致の他に、「完全一致」「部分一致」の2つがあります。拡張性は「部分一致」→「フレーズ一致」→「完全一致」の順に高くなります。それぞれの出稿例は下記になります。

完全一致の出稿キーワード例

「韓国 ドラマ」→ 出稿○ 同一キーワードのため
「韓国 ドラマ おすすめ」→ 出稿× 一致していない語句があるため

完全一致はかなり絞られるマッチタイプのため、このキーワードに必ず広告を出したい!というキーワードは完全一致で出稿することがおすすめします。

部分一致の出稿キーワード例

「韓国 アイドル 俳優」→ 出稿○ 関連性のあるキーワードのため
「ドラマ おすすめ 海外」→ 出稿○ 関連性のあるキーワードのため

部分一致は拡張性を広く持つマッチタイプのため、関連する語句に広く出稿したい場合に使用することがおすすめです。
多くのクエリを拾うため、関係のないキーワードを除外する設定は必須となりますが、機械学習も進みやすいマッチタイプになっています。

それぞれのマッチタイプを目的別に使い分けて広告を出稿するのが、リスティング広告で安価にコンバージョンを獲得するための鍵となります!

フレーズ一致のメリットとは?

フレーズ一致は先述の通り、完全一致よりも拡張性が高く、部分一致よりも予測がしやすいマッチタイプのため使い勝手の良いマッチタイプです。

完全一致と比較して、クリック単価を抑えやすく競合他社とのクリック単価の競争を回避することができます。
部分一致よりも特定のキーワードにフォーカスしているため、より関連性の高い広告が表示されることにより、広告の品質スコアが向上しクリック単価が低くなる傾向
があります。

部分一致よりも拡張性が低いために、大きく離れたクエリも拾ってくることもないため、よりターゲットユーザーにアプローチでき、クリックからコンバージョンへの移行率が高まる可能性があります。

つまりユーザーが広告をクリックした後、実際にサイトを訪れてコンバージョンを達成する可能性が高くなるということです。

一方で文言に差異があっても広告が出稿されるため、似た意味のキーワードにも出稿ができます。
そのため完全一致では対象にならない見込みユーザーにも広告が出稿できるため、
広告の機会損失を減らすことができます。

フレーズ一致のデメリットとは?

フレーズ一致を使用する際にもデメリットが存在します。デメリットについても把握したうえで、活用するようにしましょう。

多様な検索クエリに対応しないため、キーワードをより具体的に指定しすぎると表示頻度が低下する可能性があるということです。

また競合他社も同様のクエリを拾うよう設定している可能性が高いため、広告文に工夫を凝らして差別化を図る必要があります。

さらに管理画面上では「類似する語句」という表記にて本来のフレーズ一致よりも広く定義をとることも多くあります。そのためクエリを細かく確認し、場合によっては除外対応を行う必要もあるでしょう。

フレーズ一致の活用場面

フレーズ一致を活用する場合はどのような場面の時でしょうか。イメージしやすいように、活用場面例を解説していきます。

<状況>

表参道にあるカフェの集客の広告を出稿したい。
夜はレストランとしても営業しているためそちらの方面からのクエリの流入は問題ない。
表参道でお店を探しているユーザーだけでなく都内全域で見ている見込み顧客にも表示をさせたい。

<出稿キーワード>

フレーズ一致 ”表参道 カフェ”
→拡張見込みクエリ「表参道 カフェ おすすめ」「渋谷 カフェ」「都内 カフェ巡り」「表参道 レストラン」など

まとめ

今回はフレーズ一致の特徴についてまとめました。フレーズ一致のポイントは下記になります。

・完全一致よりも拡張性が高いため、関連するクエリに対応できる
・クリック単価を抑えやすい傾向にある
・部分一致よりも拡張性が低いため、流入ユーザーの確度が高い
・コンバージョン率が高くなる可能性が高い

マッチタイプを駆使してリスティング広告を成功に導きましょう!

この記事を書いた人

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