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成果報酬型広告とは?仕組み・メリット・デメリット・相場・利用のコツなどを紹介

更新日:2023年11月14日

成果報酬型広告とは?仕組み・メリット・デメリット・相場・利用のコツなどを紹介

※この記事は2023年11月14日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

成果報酬型広告は成果が発生したときに費用を支払う広告の出稿方法です。
今回はこの成果報酬型広告について詳しい説明をします。アフィリエイト広告との違い・仕組み・メリット・デメリット・相場・利用のコツなどを取り上げます。
これから広告出稿を考えている方で、どのように費用を支払えばいいだろうかと迷っている場合は、記事の内容を参考にしてください。

成果報酬型広告とは?

成果報酬型広告とは、広告の成果、具体的には商品の購入・サービス利用・問い合わせ・会員登録などが発生したときに報酬を支払う広告の出稿方式です。

どのような成果に対して報酬が発生するかは企業と広告代理店の間で話し合いで決めます。基本的に成果報酬型広告では、成果が上がるまで費用は発生しません。

アフィリエイト広告との違いは?

成果報酬型広告に似ているものがアフィリエイト広告です。
アフィリエイト広告でも成果が上がると報酬が発生するので、基本的には同じ報酬体系です。そのため、アフィリエイト広告も成果報酬型広告の一種といえます。

では、両者でどこが違うのかというと、広告の掲載方法や仕組みが異なります。
成果報酬型広告では広告出稿希望企業が広告代理店に依頼して、広告運用を行ってもらいます。

 

アフィリエイト広告の場合、企業がASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録し、広告を掲載します。
そして、アフィリエイターがASPに登録されている広告を自分のWebサイトやブログに掲載し、成果が得られたときに報酬が発生します。

成果報酬型広告の仕組み

すでに説明したように、成果報酬型広告では成果が得られてはじめて報酬を支払う仕組みになっています。
成果の種類は様々ですが、どのような成果に対してどのくらいの報酬を支払うかは企業と広告代理店で相談して決めます。

一般的な広告の場合、広告掲載費に対して報酬を支払いますが、成果報酬型では掲載自体に費用はかかりません。

成果報酬型広告と相性の良い商材は?

単価が高い商品や継続利用が求められる商品の場合、成果を上げにくく、成果が上がると、今度は成果報酬型広告の費用が高くなります。
ということは、適度な単価で、継続利用が必要ない商品が成果報酬型広告と相性がいいことになるでしょう。

例えば、次のような商材です。

・ECサイト:雑貨・家電・アパレルなど
・美容:粧品・エステ・脱毛など
・飲食:通販型の食品販売・コースメニューの申し込み・クーポンサイトへの登録など
・健康:健康食品の販売・健康グッズの販売・サンプルの申し込み・ジムの体験申込など

成果報酬型広告のメリット

成果報酬型広告にどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。

コストを抑えることができる

成果報酬型広告では、成果が上がるまで報酬を支払う必要がないので、無駄なコストが発生しません。

クリック型報酬の広告などでは、クリックがあるたびの報酬が上がっていきます。
報酬単価は低いですが、成果がなくても報酬を支払わなければいけないのがデメリットです。
誤クリックなどの発生があれば、損する場合もあるでしょう。

その点、成果報酬型広告なら、余計なコストも心配をする必要がありません。

効率の良い運用ができる

成果報酬型広告では広告運用を広告代理店に任せるので、効率の良い運用ができます。
広告代理店は広告運用のプロです。
ノウハウも持ち、成果を上げやすい広告配信する術も知っています。

広告代理店に依頼する費用はかかりますが、最終的に成果が大きくなれば、費用対効果も上がります。自社にとっても大きなプラスになるでしょう。

実績のある専門家に任せられる

成果報酬型広告の運用を依頼する広告代理店には実績のある専門家が揃っています。
広告作成においても専門のプロに任せる意味は大きいです。
運用面でも社内に専門家がいないときは助けになります。

費用対効果が明確である

成果報酬型の費用対効果は明確です。
成果に対して一定の報酬額が決まっているので、費用対効果を算出しやすく、わかりやすいです。

成果報酬型広告のデメリット

成果報酬型広告のメリットを見てみましたが、今度はデメリットも確認しておきましょう。

難易度が高いとコストが上がる

難易度が高い商品やサービスの成果報酬型広告の報酬は高くなります。

単価が高い商品やサービス、継続利用が求められる商品などでは、成果を上げにくいのですが、成果が上がるとコストが高くなるのです。

そのため、とにかく成果報酬型広告を利用しておいて、様子を見てみようという利用の仕方はおすすめできません。
商品やサービスとの相性をよく確認した上で、成果報酬型広告を活用しましょう。

コンバージョンの質が低くなる恐れがある

成果報酬型広告では、コンバージョンの質が低くなる恐れがあります。

広告代理店にとって成果報酬型広告のデメリットは、成果があるまで収入がないことです。そのため、必死に成果を得ようとします。

そのこと自体は悪いことではありませんが、成果を上げようとするあまり、その後の購入や継続利用につながらない質の低いコンバージョンになってしまうことがあるのです。

それでは、成果といっても意味がないでしょう。

成果報酬型広告の運用を広告代理店に任せるときは、実績豊富で確実なコンバージョンにつなげてくれるところを選んでください。

効果が出るまでに時間がかかる

成果報酬型広告の中でもアフィリエイト広告に当てはまることですが、効果が出るまで時間がかかります。

アフィリエイトでは個人のWebサイトやブログに広告を掲載することになります。しかし、そのようなサイトやブログの認知度が最初は高くありません。有名人のサイトやブログなら別ですが、普通は認知されるまで時間がかかるものです。

認知されて、読者がつくようになり、さらに広告からコンバージョンに至るまでも長いです。

ある程度長期的な視点に立ってアフィリエイト広告に出稿しないといけませんね。

成果報酬型広告の相場はどのくらい?

成果報酬型広告の費用相場は、扱う商品やサービスの数%程度です。

しかし、コンバージョンの内容によっては、成果の利益を算出しにくいものもあります。資料請求や会員登録、問い合わせなどです。この場合は、費用相場を求めにくいですね。

最終的な報酬額は、企業と広告代理店の話し合いで決めることになります。

成果報酬型広告を利用する際のコツ

成果報酬型広告を利用する際にはコツがあるので、紹介しましょう。

商材が成果報酬型広告に適しているかどうか確認する

成果報酬型広告と相性の良い商材は?」のコーナーで、成果報酬型に合う商材をいくつか紹介しましたが、適していない商材を選んでしまうと、コストが高くなることがあります。

また、成果が上がらなければ、報酬は発生しないものの、企業の利益が上がらないでしょう。

自社サービスのターゲットに合うメディアを選ぶ

成果報酬型広告を掲載できるメディアは様々ですが、自社商品やサービスのターゲット層に合うメディアを選ぶことが大切です。
ターゲット設定とメディア選定が適切に行われれば、コンバージョンにつながりやすくなります。

依頼先の広告代理店の実績はどうか確認する

成果報酬型広告の運用では広告代理店に依頼しますが、広告代理店ならどこでも構わないだろうというわけにはいきません。
成果報酬型広告の取り扱いが多く、実績が豊富なところに依頼する必要があります。

実績の確認方法は、一人当たりのコンバージョンにかかった費用の変化、これまでに担当した業界、扱った商材などをチェックしてみましょう。

契約条件を確認しておく

成果報酬型広告の依頼を広告代理店にする場合は、契約条件を確認しておきましょう。

例えば、契約期間。契約期間が定められていると、その前に解約できないことがあります。

リードの上限なども契約条件に定めておきたいところです。成果報酬型広告ではリードが急に増えると、報酬額が大きく上がることがありますが、それでは企業の負担が大きくなりすぎることもあるでしょう。

リードの上限を設けておけば、報酬額も一定の範囲内で済みます。

適正な価格に決める

成果報酬型広告の報酬額は適正な価格に設定しなければいけません。

どのような成果に対していくら支払うのか明確にしておくのはもちろん、それが適正な価格でないと困ります。

成果報酬型広告では商材によって報酬額が高くなることもあるので、あらかじめ広告代理店との間で話を詰めておく必要があります。

価格体系が明確でない、説明が不十分であるなどの広告代理店の場合は、契約を見送ることも考えてください。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、成果報酬型広告について解説しました。

様々なメリットがある一方で、デメリットもある広告となっており、自社の商材などをしっかり鑑みたうえで運用していく必要があります。

成果報酬型広告を検討されている方は、ぜひ記事を参考にしてください。

この記事を書いた人

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