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オウンドメディアの効果を引き出すKPI設定とは?フェーズごとのKPI例もあわせて解説!

更新日:2023年10月23日

オウンドメディアの効果を引き出すKPI設定とは?フェーズごとのKPI例もあわせて解説!

※この記事は2023年10月23日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

オウンドメディアの効果を最大限に引き出すKPI設定について解説します。
また、KPIの設定に必要なKGIについても説明しましょう。
さらに、オウンドメディアのKPI例も取り上げますから、オウンドメディアを運営している方はぜひ参考にしてください。

オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、企業が自社で保有するメディアのことです。
ホームページやブログ、SNSアカウントなど自社で運営しているメディアを指しますが、広義ではパンフレットや広報誌なども含みます。

KPIとは?

オウンドメディアを成功させるためにはKPIの設定がカギになるのですが、KPIとは何なのかを説明しましょう。

KPIは「Key Performance Indicator」の略語で、日本語では「重要業績評価指標」といいますが、わかりやすく説明すると中間目標のことです。
ゴールまでのプロセスにおける達成状況を定量的に測る指標です。

KPIを設定する前にKGIを設定する

KPIを設定する前にKGIを設定する必要があるのですが、今度はKGIについて説明します。

KGIとは?

KGIは「Key Goal Indicator」の略語で、日本語では「経営目標達成指標」といいます。やはり簡単に説明すると、最終目標ということです。

つまり、中間目標を設定する前に最終目標を見定める必要があるということになります。
オウンドメディアの運営でも、KPIの設定だけでKGIの設定ができていないと、最終的なゴールが見えてきません。
ゴールが見えなければ、運営がうまくいかなくなることがあります。

KPI設定の例

フェーズごとのKPIの設定例を見てみましょう

運用体制構築段階

運用体制構築段階におけるKPI設定では、具体的な数値よりも運用体制の基礎固めといった点で中間目標を定めるといいでしょう。

オウンドメディアは立ち上げ後すぐに成功するというものではありません。運用構築段階からいきなり数値目標を設定したのでは達成が難しくなります。

そこで次のようなKPI設定をしてみましょう。

・自社サービスの認知拡大と興味喚起などの目標
・ペルソナを設定する
・運用体制を整える
・メンバーと情報を共有する
・年間スケジュールを立てる

具体的な数値目標があった方がわかりやすいでしょうが、最初は基礎を構築することを目標にしてみましょう。

コンテンツ制作段階

次は、コンテンツ制作段階におけるKPI設定です。
ここでポイントになるのは、コンテンツの制作数です。
コンテンツ制作の初期段階ではコンテンツ数が少ないでしょうから、まず増やすことを目標にします。

コンテンツが少ないと、ユーザーも有益な情報が得られるだろうかと不安になります。
そんな不安を解消すべく、コンテンツを少しでも多くしたいところです。

コンテンツ制作段階~コンテンツ改善段階

コンテンツの制作が進んだ段階でのKPI設定は、集客数の向上を目標にしてみましょう。
具体的には、PV(ページビュー)数や訪問者数です。

効果的なSEO対策を実施するためにもツールの活用や専門機関への相談も視野に入れたいところです。
PV(ページビュー)数や訪問者数が目標値に達すれば、ひとまずの成果が上がったことになります。

続いて行うことは、記事の品質向上です。
せっかくユーザーがオウンドメディアを訪問してくれても、記事の内容が充実していないと離脱されてしまいます

そこでポイントになるKPI設定がページあたりの滞在時間やスクロール率、熟読率、記事間の回遊率です。
ユーザーの行動を分析して、どの程度記事にとどまっていてくれるのかを確認して、目標値を定めます。

上記の数値はGoogle Analyticsで計測可能です。また、ヒートマップツールでも詳しい分析ができます。

コンテンツ改善段階~活用段階

集客率を見た次の段階では、さらに重要なKPI設定をします。企業にとって具体的な成果が上がっているか見るのです。

例えば、商品やサービスの購買数、問い合わせ数、サービスサイトへのアクセス数など。適切なKPIを設定し、正確な達成状況が分かれば、次なる施策も決めやすくなるでしょう。

オウンドメディアを成功させるポイント

ここからは、オウンドメディアを成功させるポイントを見ていきます。重要なポイントを紹介するので、よくチェックしてください。

社内からの理解を得る

オウンドメディアの成功に欠かせないのが社内での理解です。

オウンドメディアは成果が上がるまで時間がかかるので、社内から不満が漏れることも考えられます。
「いつになったら結果が出るんだ」「費用をかけているのに成果が出ない」などの声が上がるようになれば、オウンドメディアが頓挫してしまいます。

成果が上がるまであまり時間がかかりすぎるのも困りますが、かといって途中でせかされるようでは運営もうまくいきません。

そのため、長期的な視点に立って理解してくれる社内雰囲気があることがオウンドメディア成功の鍵となるでしょう。

わかりやすい導線を作る

オウンドメディアを訪れてくれたユーザーに分かりやすい導線を作ることも成功のポイントです。

ページを見て、どこに問い合わせ欄があるのか、登録欄があるのか、購入ページがあるのか迷うようでは困ります。
ユーザーがすぐに確認できるところに導線を引くことで、次なるアクションに導けるでしょう。

合わせて、問い合わせなどには適切に対応できる準備をしておくことが大切です。
問い合わせしてくれた人の情報はデータベース化して一元管理し、問い合わせ対応のスタッフを十分に配置し、タイミングを見てメルマガ配信なども行いたいところです。

このような努力が具体的な成果につながります。

ユーザーの悩みに回答するコンテンツを提供する

オウンドメディアに含めたいのがユーザーの悩みに回答するコンテンツです。
ユーザーは様々な悩みを抱えていますが、自分の悩みの解決法を示してくれるメディアに対しては満足度が向上します。

その結果、何らかのアクションを起こしてくれることがあります。
今回はアクションに至らなくても、また同じメディアを利用しようという気になってくれるでしょう。

Googleの理解を深める

オウンドメディアのSEO対策として重要なのがGoogleの理解を深めることです。
Googleのポリシーをよく理解し、Googleから高く評価されることで、検索結果の上位に表示されるようになります。

そこでGoogleの指針ともいえる「Google が掲げる 10 の事実」を掲載しましょう。

・ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
・1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
・遅いより速いほうがいい。
・ウェブ上の民主主義は機能します。
・情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
・悪事を働かなくてもお金は稼げる。
・世の中にはまだまだ情報があふれている。
・情報のニーズはすべての国境を越える。
・スーツがなくても真剣に仕事はできる。
・「すばらしい」では足りない。

ユーザーをよく理解する

オウンドメディアを運営するに当たって重要なのがユーザーを理解することです。
ユーザーが何を求めているのか知ることで、書くべきコンテンツが決まってきます。

オウンドメディアにただ書きたいことを書くだけでは、成果につながりません。
ユーザーのニーズを理解し、ユーザーに役立つ情報を提供することで、初めて記事を読んでもらえ、コンバージョンとなります。

外注も視野に入れる

オウンドメディアは自社が運営するメディアですが、記事の制作に当たって十分な人員や時間を確保できないこともあります。
そのようなときは外注も視野に入れてみましょう。

外注により、記事作成の工数が削減され、コンテンツを増やすことができ、SEO対策ができるなどメリットも大きいです。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、オウンドメディアで設定するべきKPIを主に解説してきました。

オウンドメディアのそれぞれの段階で、設定するべきKPIが変わります。ぜひ記事を参考に適切なKPIを設定して、オウンドメディアの運用を成功させましょう。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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