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LPの改善でCVRアップ?ヒートマップを使った分析・改善方法

更新日:2022年12月20日

LPの改善でCVRアップ?ヒートマップを使った分析・改善方法

※この記事は2022年12月20日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Web広告やSEOの効果でユーザーがLPを訪れても、購入やお問い合わせをしてくれなければ意味がありません。そのため、LP公開後もLPO(LP最適化)をするための分析は必要です。

ただし、どのようなツール使えばよいか、どのように分析したらよいかわからない広告担当者も多くいらっしゃるかと思います。そんなときに試しみたいツールの1つがヒートマップです。

今回はそのヒートマップツールを使用してできること、また具体的な分析の仕方やツール例についてもご紹介します。

1.ヒートマップとは?

ヒートマップとは、LPやWebページの読まれている箇所クリックされている箇所、またはページを上からスクロールした場合どこまで読まれているかを色分けで視覚的に確認できる分析ツールです。

Google Analyticsなどの解析ツールの数字だけでは分かりづらいユーザーの行動を、色の分布で視覚的に把握することができるため、離脱の原因を明確に判断することができます。

また、解析ツールの場合、閲覧するべき項目などがわからないと正確な分析ができませんが、ヒートマップの場合感覚的な数値を可視化することができるため、初心者でも使用しやすいのがポイントです。

2.ヒートマップでできること

ヒートマップツールは多数あるため機能についてはそれぞれ個性がありますが、下記の基礎機能についてはすべてのツールで実装されています。

2-1.熟読エリア

ユーザーがどの箇所に興味関心をもっているかを把握することができます。

興味関心を示しているユーザーが多いと赤くなり、興味関心を示していない場合は青くなるため、配置コンテンツの改善に役立てることができます。

出典:熟読エリア - User Heat

2-2.クリック、タップ位置

ユーザーがどの箇所をクリックまたはタップしているかを把握することができます。

ユーザーがクリック箇所に対してもっと情報がほしい場合にクリックされることも多いため、コンテンツ追加の際に役立つほか、CVされているボタンがどこかも把握することができるため、ボタン位置の改善にも役立ちます。

出典:クリックエリア ー User Heat

2-3.スクロール率(閲覧終了箇所)

LPやWebページの何%まで閲覧されたかを把握することができます。

LPやWebページは通常上から下へスクロールすることでユーザーは多くの情報を取得できますので、離脱した箇所を把握することで配置コンテンツの並び順や入れ替えなどに役立ちます。

出典:終了エリア ー User Heat

3. ヒートマップを用いたLP改善方法

上記のヒートマップでできることを知った上で、次は熟読エリア、クリック、タップ率、閲覧終了箇所で判断できるLPの具体的な改善方法をご紹介いたします。

3-1.熟読エリアからわかるLP改善方法

熟読エリアを知ることで、コンテンツに関する興味関心度を表すことができるので、興味関心がある熟読エリアに該当するコンテンツはページの上部に移動したり、より目立ったデザインにするといった改善策が考えられます。

そのようにすることでユーザーの心を掴み、下部の商品・サービス情報を読み進めてもらえる確率が高まると考えられます。

3-2.クリック、タップ位置

クリックまたはタップをしているということは、ユーザーがそのコンテンツに対してもっと情報が欲しいという意思表示だと考えられます。

そのため、クリックまたはタップされている箇所の情報を肉付けすることでCVへつなげる可能性が高まると考えられます。

ただし、クリックまたはタップされている箇所によってはボタンやバナーだと勘違いしているケースもありますので、クリッカブルなものとそうでない画像デザインについてはユーザーにとって分かりやすいデザインにすることが重要です。

ユーザーがどのようなものをクリッカブルなものだと感じとるかについてわからない場合は、同じデザインのLPでボタンの色味やデザインだけ変えた上位帯でABテストしてみるのも良い検証材料になります。

3-3.スクロール率からわかるLP改善方法

スクロール率はユーザーがLPやWebページのどこで離脱しているかを知ることができます。

例えば、ファーストビュー直後に到達率が高まっている場合、ファーストビューを改善する必要がある、または広告のターゲティングとLPのデザインや方向性がずれていると仮定することができますので、デザインを見直す必要があります。

また、逆にページ下部まで到達率が高いのにCTRが低い場合はLPのコンテンツ自体に問題があると捉えることができ、配置コンテンツの変更をしたほうが良いと考えられます。

このように、ヒートマップを用いた分析することで仮説を立てやすくなるため、よりユーザーにヒットするLPへ改善していくことが可能です。

4.ヒートマップツールオススメ3選

ヒートマップの改善方法がわかったところで、実際にヒートマップツールを導入してみましょう。

たくさんあるヒートマップツールの中から、特にオススメのヒートマップツールを3つ選定してみましたので、参考にしてみてください。

4-1.SPARK

SPARK(スパーク)は弊社でも導入しているツールで、もともとはWeb接客のためのツールとなりますので、ヒートマップ以外に下記の様な機能があり非常に利便性が高いです。

  • ヒートマップ
  • Web接客
  • 離脱防止
  • チャットボット
  • ブッシュ通知

また、上場企業からスタートアップまで導入実績があり、利用企業数も年々増えています。

導入費用は20万円程かかりますが、月額5万円〜で上記機能すべて使用できるので、LPで成果を出したいと思ってる企業様は是非導入を検討してみてください。

4-2.ミエルカ

ミエルカは特にスマホユーザ強い分析ツールで、ヒートマップ以外も分析機能が充実しています。

無料版がありますが、ほとんどのサポート機能は有料ですので、まずは無料版試してみてもっと細かな分析がしたいと感じたら有料版に切り替えていくのもありかと思います。

4-3.User Heat

無料で導入することができるヒートマップ機能のみのシンプルなツールです。

1サイト(LP)につき1,000ページまで、月間PV30万までは無料で解析可能なため、中小規模のLPやWebサイトで、まずはヒートマップの使い方をマスターしたいという方にとってはおすすめです。

5.まとめ

いかがでしたか。

今回はヒートマップの概要から具体的な分析、改善方法を紹介しました。Google Analyticsなどの分析ツールを用いて数値を追っていくことは広告を運用していく上では必要ですが、LP自体に問題がある場合を想定しヒートマップツールを導入することは、LPを分析し改善するためには手軽だと思います。

ぜひ導入を検討してみてください。また、LPの成果に伸び悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

1児の子持ちWEBディレクター。一時はWEB業界から離れるも、やはりITが好きだとわかり入社を決意。得意領域はスピード作業。年の割に体が柔らかいのが自慢です。

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