Infinity-Agent Lab
マーケティング
中級者以上の教科書
お取り引き企業

LINE広告のアニメーション画像とは?仕様やメリット、活用のコツなどについて解説!

更新日:2023年11月29日

LINE広告のアニメーション画像とは?仕様やメリット、活用のコツなどについて解説!

※この記事は2023年11月29日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

LINEは、ユーザー同士の日常的なコミュニケーションツールとしても人気のツールです。多くのユーザーが集まるLINEは、広告媒体としても注目され、多くの企業がマーケティングやプロモーション施策として活用しています。

このようにニーズの高いLINE広告ですが、2022年10月にアニメーション画像を活用した広告メニューをリリースしました。

今回は、LINE広告におけるアニメーション画像の活用について、その概要や仕様、メリットや活用のコツなどについてポイントを中心に紹介していきます。

LINE広告のアニメーション画像とは?

LINE広告のアニメーション画像とは、アニメーション形式の画像を活用した広告手法のことを指します。LINEのトークリストの上部に表示されます。

このトークリストは、ユーザーがLINEを活用する際にユーザーが最も目にする一覧画面となり、その上部に表示させる広告はLINE広告の中でも高い効果が期待できます。

従来であれば静止画での広告訴求のみでしたが、2022年10月にアニメーション画像を活用したフォーマットがリリースされ、より広告クリエイティブの視認性を高めることが可能になりました。

静止画を組み合わせて作成することができ、画像を移動や回転、フェードなどを行うことで、アニメーションとして訴求することが可能です。

LINE広告のアニメーション画像の仕様

続いて、LINE広告のアニメーション画像の仕様について紹介していきます。

アニメーション画像は、APNGと呼ばれるフォーマットで作成する必要があります。拡張子は静止画と同じく.pngとなりますが、動画に近い静止画となります。

なお、静止画のアニメーション表示には、GIFと呼ばれるフォーマットが一般的ですが、近年ではAPNGの方が画質や容量などの面で注目されています。

また、フレームの最初と最後には、「PR」など広告要素が分かる表記を行う必要があります。

LINE広告にてアニメーション画像を活用するメリット

次に、LINE広告にてアニメーション画像を活用するメリットについて紹介していきます。従来の広告クリエイティブに比べ以下のような効果が期待できます。

広告効果の最大化

そもそもLINEにおけるトークリストは、日常的に多くのユーザーが目にする画面となるため、認知度拡大という点で大きな効果が期待できます。

従来の静止画によるバナーであっても効果を高めることは可能ですが、そこにアニメーション画像を活用することで、視認性を高める効果があります。

人間は、動きのあるものを自然と目で追う傾向があるため、静止画だけでは気づかない情報も、アニメーション画像であれば興味を惹き、集客に繋がる可能性も高まります。

独自性による他社との差別化

LINE広告のアニメーション画像は、2022年10月にリリースされたばかりの機能であり、活用する企業はまだ多くありません。

このような中でいち早くアニメーション画像を活用した訴求ができれば、独自性による他社との差別化を図ることが可能です。

トークリストにおけるLINE広告は多くの企業が活用しているため、先行してアニメーション画像を活用すれば、認知度拡大だけでなくコンバージョン獲得に繋げることも期待できます。

LINE広告のアニメーション画像を作成する方法

次に、LINE広告のアニメーション画像を作成する方法について紹介していきます。

アニメーション画像は、自社もしくは制作会社に依頼して作成するだけでなく、LINE広告の管理ツールからでも作成することが可能です。

LINE広告では、広告クリエイティブを簡単に作成できるよう「Creative Lab」というツールが用意されていますが、LINE広告アカウントを取得していれば利用でき、無料のテンプレートなども活用することが可能です。

「Creative Lab」では、2023年3月からアニメーション画像の制作にも対応しているため、作成から出稿までを簡単に行うことができます。具体的な手順については以下です。

①LINE広告アカウントにログインし、「Creative Lab」にアクセス
②「アニメーション画像」を選択
③「テンプレート」から自社にあったものを選択
④必要に応じてテキストや色、フォントなどを編集※この際に、図形やスタンプ、ローカルフォルダにある画像などもアップロードして活用することが可能です。
⑤「▶」ボタンからエフェクトを選択
⑥「アニメーション画像を送信」から指定の広告アカウントに送信
⑦「ライブラリ」>「マイクリエイティブ」>「送信したクリエイティブ」にて作成したアニメーション画像を確認し、ダウンロード

これによりアニメーション画像を作成することができます。

「Creative Lab」では、その他にも動きの指定やトリミングなど様々な編集機能が用意されているため、ツール内で簡単に作成することが可能です。

LINE広告のアニメーション画像を活用するコツ

続いて、LINE広告のアニメーション画像を活用するコツについて紹介していきます。
広告効果を高めるためには、LINE広告の特性を理解しつつ、適切にアニメーション画像を作成していく必要があります。

 自社の訴求画像はゆっくりと動かす

アニメーション画像は、LINE広告上でループさせて表示させることが可能ですが、何度もループして確認するユーザーは多くありません。

動きを持たせる際には視認できるようゆっくりと動かすことが重要です。

特に、自社の商材やサービスに関する画像を活用する場合には、なるべく大きく、ゆっくり動かすことで分かりやすく訴求した方が効果的です。

キャッチコピーにこだわる

アニメーション画像による訴求とはいえ、画像だけではユーザーに全てを訴求することはできません。広告効果を高めるためには、キャッチコピーにもこだわることが重要です。

例えば、「限定」や「今だけ」、「キャンペーン」「お得」などのパワーワードは効果的に活用していく必要があります。ユーザーにとってクリックを促す文言を適切に活用していくことが重要です。

画像だけでなく文字を動かすことも効果的

アニメーション画像は何も画像を動かすだけではありません。文字や図形などに動きをつけることも可能です。

1文字ずつ際立たせたり、図形や装飾を変化させることで、メリハリが生まれ、ユーザーの興味関心を促す効果も期待できます。

統一した動きを心掛ける

アニメーション画像は、最短1秒から最大4秒と制限があるため、広告効果を高めるために情報を詰め込みすぎてしまうケースも少なくありません。

例えば、左から右の動きの後に下から上の動きをさせると動きばかりに目が行き、本来伝えたい内容が伝わりにくくなります。

アニメーション画像であっても、ある程度の統一感を持って作成・展開していくことが重要です。

LINE広告のアニメーション画像を作成する上での注意点

最後に、LINE広告のアニメーション画像を作成する上での注意点についても紹介していきます。

アニメーション画像による出稿には、当然ながらLINE広告側での審査が発生します。以下の点は考慮しておくと効果的です。

出稿規約を守れているか?

アニメーション画像を活用してLINE広告に出稿するためには、仕様を守れているかが重要です。LINE広告では、先ほどもふれたように仕様が細かく定められています。

これらを適切に順守していなければ、審査が通らず広告出稿することができません。特にフレーム数やループ数、指定秒数などは多くの審査落ちの要因になります。

また、ファイル容量が300KB以下になっているかも重要な基準となります。

アニメーション画像では、複数の静止画を組み合わせて展開するため、一つひとつ画像が重くなれば300KBを超える可能性が高まります。
圧縮機能などを活用し、適宜対応していきましょう。

ユーザーに対し適切に伝わる構成になっているか?

どれだけ魅力的なアニメーション画像を作成したとしても、クリックされなければ効果にはつながりません。

例えば、チカチカする配色や早すぎる動きはインパクトを与えるかもしれませんが、不快に感じるケースも多く、マイナスに繋がる可能性も高まります。

奇をてらったような構成は極力控え、ユーザビリティを追求し、分かりやすい構成を心掛けることが重要です。

最初と最後に広告要素が含まれているか?

LINE広告のアニメーション画像では、最初と最後に広告要素を含める必要がありますがこれを忘れ、審査が通らないケースが多くあります。

ステマ規制などもあり、近年では広告による表現は適切に行うことが求められます。
「PR」や「広告」などの表現を適切に組み込み構成していきましょう。

まとめ

2022年10月にリリースされたLINE広告のアニメーション画像は、視認性を高めることで広告効果の最大化に繋げることが可能です。

マーケティングや広告・プロモーション施策において、LINEは業種業態問わず有効な媒体となります。アニメーション画像によって訴求できれば、認知度拡大だけでなくコンバージョン獲得に繋げることも期待できます。

今回紹介した内容も参考に、アニメーション画像をもとに効果的な広告訴求に繋げていきましょう。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

Category  / 目的のカテゴリから読みたい記事をチェック!

Return Top