最近Google広告でパフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)が全ての広告主で利用可能と発表されたように、マーケティングにおける自動化の波は日々進化しています。
LINE広告においても自動化の発展はめざましく、その1つが自動入札です。今回はLINE広告における自動入札の仕組みや導入メリット、さらにそもそも自動入札について知らない方にも分かりやすく紹介します!
1.そもそも自動入札とは?
自動入札はLINE広告だけでなく、Google広告やYahoo!広告などさまざまな運用型広告で導入されています。そもそも運用型広告における自動入札とはいったい何を指しているのでしょうか?
LINE広告公式ヘルプには下記の通り記載されています。
LINE広告をはじめとする運用型広告は、予算や配信方法をリアルタイムに調整できるのが大きな特長です。しかし、広告効果に応じて都度、手動で入札額を変更するのは広告主にとって大きな負担となります。そこで活用したいのが、あらかじめ設定したイベント単価や予算内で入札額が自動調整される「自動入札」機能です。
引用:アップデートされた「入札戦略」を活用して、広告効果の最大化を目指す ー LINE for Business
画像参考:アップデートされた「入札戦略」を活用して、広告効果の最大化を目指す ― LINE for Business
つまり、さまざまなデータを元に入札額を自動的に調整してくれることで、成果を上げる機会を逃さずに、広告運用が可能になる機能なのです!
2.LINE広告における自動入札の仕組み
LINE広告における自動入札は下記のデータを元に自動的に学習し、最適化が行われる仕組みになっています。
学習元のデータ例
・Webサイトのアクセス数(クリック最大化)
・Webサイトのコンバージョン数(コンバージョン最大化)
・LINE公式アカウントの友だち追加数(友だち追加最大化)
・アプリのインストール数(インストール最大化)※上記は2020年3月現在の情報であるため、最新の情報と異なる場合があります。
引用:アップデートされた「入札戦略」を活用して、広告効果の最大化を目指す ― LINE for Business
3.LINE広告で使える4つの入札戦略
LINE広告で使える4つの入札戦略を紹介します。
3-1.【バランス型】イベント単価(CPA)の上限を設定(新規追加・推奨)
目標のイベント単価の上限を超えないように調整を行いながら、コンバージョンを最大化するよう最適な入札単価の調整が行われます。
1日の予算とイベント単価を維持しながらコンバージョン最大化を目指したい場合におすすめです。
3-2.【効率重視型】イベント単価の目標を設定
設定したイベント単価の目標値の前後10%を維持しつつ、目標のコンバージョンを最大化するよう調整が行われます。
1日の予算を使用することよりも、イベント単価の維持を優先したい場合におすすめです。
3-3.【効率重視型】入札額の上限額を設定
設定したイベントの入札額が上限額を超えないよう入札単価の調整が自動的に行われます。
設定した上限額を超えるオークションには参加しないよう調整するため、決められたイベント単価を守ることができるものの、機会損失のリスクが高い戦略です。
目標のイベント単価を絶対に守りたい!という場合におすすめです。
3-4.【予算消化重視型】イベント単価の上限なしで1日の予算消化を最大化
設定した1日の予算の消化を最優先として、設定したイベント(CV)を達成するように入札額が調整されます。
イベント単価が高くても、より多くの獲得を伸ばしたい場合におすすめです。
4.LINE広告で自動入札を導入するメリット
自動入札を導入することで得られるメリットは大きく分けて2つあります。
・入札にかかる工数を削減し、効率化を図ることができる
手動で入札を調整する場合、まず調整の元となるデータを出し、分析することから始まります。データを出している間にユーザーの行動は日々変化していき、細かく調整しようとして、かえって絶好の獲得できるタイミングを失ってしまうかもしれません。
自動入札では、そういった機会損失のリスクを減らし、広告配信における効率化を図りつつ、効果を上げるために活用が必須となってくるのです。
5.LINE広告における自動入札の導入方法
実際にLINE広告で自動入札を設定してみましょう!
①LINE広告管理画面にて広告グループを選択し、+広告グループを作成をクリックします。
②左メニュータブから最適化と入札をクリックします。(設定する項目まで画面が自動スクロールします。)
③入札単価の設定方法や最適化の対象など必要項目を設定・入力します。
④保存をクリックして完了です。
LINE広告で設定できる入札方法や最適化の対象・課金タイプにはさまざまな種類があるため、キャンペーンの目的に合ったものを選択しましょう。
画像参考:入札方法と価格について ― LINE for Business
6.まとめ
いかがでしたか?
さまざまな運用型広告で導入されている自動入札ですが、その仕組みや設定可能な種類は媒体や配信メニューによって異なります。きちんと理解し、適切な設定を行っていきましょう!