【必須】ビジネスで成功するための重要指標「KPI」とは？

※この記事は2023年4月27日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

近年、ビジネスにおいてKPIという言葉をよく耳にするようになりました。
KPIは、Key Performance Indicatorの略で、ビジネスの成功に不可欠な指標として注目されています。

しかし、KPIとは一体何なのでしょうか？
このブログでは、KPIとは何か、どのように活用すれば良いのか、KPI設定の手順やコツなど、ビジネスで成功するために必要な情報を詳しく解説します。

KPIについて知りたい方や、KPIを効果的に活用したい方は必見です。

KPIとは

KPI（Key Performance Indicator）は、ビジネスで成功するために必要不可欠な指標の一つです。
具体的には、目標を達成するための具体的な数値目標であり、業績や成果を評価するための指標です。
KPIは、ビジネスにおいて非常に重要な役割を果たしており、ビジネスにおける成果や目標達成に大きく関わっています。
また、KPIは様々な業種・業態において活用されており、その使い方は多岐にわたります

ビジネスでの活用例

ビジネスにおいて、KPIは様々な場面で活用されます。
例えば、売上高や利益率、顧客満足度などの指標があります。

これらの指標は、ビジネスの成果や効率を評価するための重要な指標であり、KPIとして設定することで、目標達成に向けた取り組みを進めることができます。

また、KPIは営業活動やマーケティング、人事評価などの様々な業務においても活用され、目標達成に向けた具体的な行動計画の策定に役立っています。

KPIとOKR、KGI、KFSの違いとは

KPI、OKR、KGI、KFSとは、ビジネスにおいて目標を設定し、達成度を測るための重要な指標です。

それぞれの指標を理解し、目標設定に活用することで、より効果的なビジネス戦略を構築し、成功につなげることができます。

KPIとOKRの違い

KPIは、ビジネス戦略を達成するために定めた目標と、その達成度合いを測るための指標です。
一方で、OKR（Objectives and Key Results）は、目標達成に向けた具体的な行動計画を作成し、それを評価するための指標です。

つまり、KPIは成果物に注目し、OKRはプロセスに注目する指標と言えます。

KPIとKGIの違い

KGI（Key Goal Indicator）は、組織のビジョンや目標を定める際に使用される指標であり、それが達成されたかどうかを測るための指標です。
一方で、KPIは、KGIを達成するために設定された目標を達成するための具体的な数値指標である点が異なります。

KPIとKFSの違い

KFS（Key Financial Statistics）は、企業の財務状態を把握するための指標であり、KPIはその一部となる指標です。

つまり、KPIは組織の全体像に注目し、KFSは財務面に注目する指標と言えます。

KPI設定のメリット

KPI設定には以下のようなメリットがあります。

・個人の指標が明確になる
・評価基準を統一・分析できる
・組織全体のモチベーションが上がる

それぞれの内容を確認していきましょう。

個人の指標が明確になる

KPIを設定することで、個人が担当する業務における目標や成果を明確にすることができます。
それにより、各個人が自らの業務において何をすべきか、どのような成果を出すべきかを明確に把握でき、自らのモチベーションを高めることができます。

評価基準を統一・分析できる

KPIは、企業の目標達成に向けた具体的な指標となります。
そのため、評価の基準を明確にすることができ、結果的に業務の分析・改善が容易になります。
また、評価基準が明確であることで、業務の成果を公平に評価することができ、人事評価などにも役立ちます。

組織全体のモチベーションが上がる

KPIは、企業全体の目標達成に向けた指標です。
そのため、各個人が自らの業務においてKPIを達成することができれば、全体の目標達成につながるという意識が生まれ、組織全体のモチベーションが上がります。
また、KPIの設定により、個人の業務目標が明確になることで、チーム内のコミュニケーションや協力体制が強化されることも期待できます。

KPI設定を成功させるためSMARTとは

KPIを設定する際には、目標達成のために必要な指標を設定することが重要です。
そのためには、具体的かつ計画的な目標設定が必要となります。
このときに利用されるのが「SMART」というアクロニムです。
「SMART」を意識した目標設定を行い、KPI設定を成功に繋げましょう。

S：Specific（具体的）

目標は明確で、誰が何をやるのかが明確になっていることが必要です。
例えば、「売上を伸ばす」という目標は具体的ではありませんが、「新規顧客獲得数を月に100名増やす」という目標は具体的で明確です。

M：Measurable（計測可能）

目標を達成するためには、どのような指標を測定するかを明確にしておくことが必要です。
例えば、「新規顧客獲得数を増やす」という目標であれば、どのような方法で数値化するかを決めておく必要があります。

A：Attainable（達成可能）

目標は現実的で、達成可能なものであることが必要です。
過剰な目標設定は、モチベーションを下げる原因となります。
逆に、容易すぎる目標ではモチベーションが上がりません。
バランスを考えた上で目標を設定することが大切です。

R：Relevant（関連性）

目標はビジネス戦略と関連していることが必要です。
目標がビジネス戦略に対してどのように貢献するかを明確にし、関連性を確保することが大切です。

T：Time-bound（期限付き）

目標には期限が設定されていることが必要です。
期限を設定することで、達成までの時間軸が明確になります。
また、期限を決めることで、モチベーションが向上し、目標達成に向けた取り組みが加速します。

KPIの設定手順

KPIを設定する手順は下記のとおりです。
適切な手順を踏むことで、明確な目標設定と具体的なKPI設定が可能となり、ビジネスの成果を最大化することができます。

①KGIを設定する

まずは、KGIを設定します。
KGIの例としては、売上高の増加や顧客満足度の向上などがあげられます。

②KGIを細分化する

KGIを設定したら細分化します。
KGIを細分化することで、KGIを達成するために必要な要素を洗い出し、具体的な目標を設定することができます。

③KSFからKPIを設定

次に、KGIを達成するための戦略やアクションプランを策定し、KSF（Key Success Factor）を設定します。KSFとは、KGIを達成するために必要な重要な要素のことです。
そして、KSFからKPIを設定します。
KPIとは、KSFを達成するための具体的な数値目標のことです。

④KPIツリーを作成

最後に、KPIをツリー状に組み合わせ、ビジネス全体のKPIツリーを作成します。
KPIツリーは、企業のビジョンや戦略、タクティクスを反映し、各部署や個人の目標に紐付けられたKPIを一元管理するためのツールとして活用されます。

まとめ

ビジネスで目標を達成するためには、KPI設定が欠かせません。
KPIを設定する手順は、①KGIを設定する、②KGIを細分化する、③KSFからKPIを設定、④KPIツリーを作成することです。
この手順を踏んでKPIを設定することで、ビジネスの目標達成に向けて明確な指標を設定し、組織全体のモチベーションを高めることができます。