【Googleアップデート】Googleの車両広告がP-MAXにアップグレード

Google広告が提供する車両広告がP-MAXにアップグレードされると発表されました。

今回は、車両広告の詳細と、P-MAXへのアップグレードに関する詳細について解説していきます。

参考：Vehicle ads overview – Google Merchant Center Help
車両広告を車両フィードを使用した P-MAX にアップグレード

車両広告とは

画像引用：Vehicle ads overview – Google Merchant Center Help

車両広告とは広告フォーマットの一つで、広告主はGoogle検索において車両の購入に関心を持っているユーザーに対して、在庫がある車両の広告を表示させることができます。

近年、ユーザーは自動車の購入を検討する際に、オンライン上で情報を検索しています。
そのため、オンライン上で車両に関する情報を表示させることで、ユーザーの購入を促すことができます。
また、クリックしなくても車両の詳細な情報や画像が表示されるため、広告主は多くの見込み客獲得を期待できます。

さらに、車両広告では見込み顧客の獲得のみならず実店舗への来店の最適化も行われ、販売促進を期待することができます。

車両広告をクリックすることで、その車の説明が記載されているWebページに遷移し、Webページ上でディーラーへの問い合わせなどを行うことができます。

広告に表示される内容は下記のとおりです。

なお、車両広告は現在のところ一部の国のみでの提供となっており、日本ではまだ利用できせん。

利用するには？

現在のところ日本での利用はできませんが、利用可能となった場合に利用するにはGoogle　Merchant Centerに車両に関する情報をアップロードします。

これらの情報には下記のようなものが含まれます。

これらの情報をもとに、ユーザーがGoogle検索において検索した語句に最も関連性のある車両を広告として表示します。

車両広告がP-MAXにアップグレード

画像引用：車両広告を車両フィードを使用した P-MAX にアップグレード

これまで車両広告について解説してきましたが、9月までにP-MAXにアップグレードされると発表されました。

車両購入の検討の際にオンラインの情報が活用されている昨今において、迅速なマーケティング分析が重要になってきています。

このような状況で、マーケティングにおけるAIの役割はさらに重要になっています。

そのため、Google社はスマートショッピングキャンペーンにて作成された既存の車両広告キャンペーンを、自動的にP-MAXにアップグレードします。

このアップグレードに伴い、YouTubeやGmailなどを含むユーザーが購入に至るまでのタッチポイントに広告を配信することができます。

また、パフォーマンスの維持のために下記の項目もすべて移管されます。

なお、移管以降はスマートショッピングキャンペーンから車両広告のキャンペーンを作成することはできなくなります。

また、現段階で作成していない場合は、車両フィードを利用したP-MAXの利用が推奨されています。

P-MAXにアップグレードされるメリット

P-MAXではGoogle AIが活用されていますが、車両広告がP-MAXにアップグレードされることで下記のようなメリットが期待できます。

それぞれ確認していきましょう。

ユーザーとのつながりが強固になる

P-MAXでは、YouTubeやGmailを含む、新しいGoogle広告のチャネルと広告枠に広告の配信を行うことができます。

さらに、Google AIによる学習によって見込み顧客に繋がりやすいオーディエンスに広告を訴求することができます。

コンバージョン数の向上

P-MAXでは、見込み顧客の獲得と実店舗への来店の両方を重視して最適化できます。

また、Google AIによってユーザーが買い物に利用するあらゆるチャネルに広告を配信します。

そのため、コンバージョン数の向上を期待できます。

新しい分野での専門知識が強化できる

P-MAXの分析情報ページは、ビジネスやマーケティングに活用できる分析情報を提供しています。

また、オーディエンスに関する分析情報や、ビジネスに関する現在の検索トレンドも合わせて提供されています。

そのため、これらの情報をもとに専門知識の強化を図ることが可能です。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、車両広告のP-MAXへのアップグレードについて解説しました。

なお、車両広告は米国・カナダではオープンベータ版、オーストラリアではクローズドベータ版としての提供が開始されておりますが、その他の国ではベータ版としても提供開始されておらず、日本でも、現状利用できないプログラムとのことです。

日本での提供開始予定などの情報はなく、今後のスケジュールも未定であるため、導入できるのがいつになるかの目途は立っていないとのことです。

車両広告の日本での利用はまだできませんが、P-MAXでの利用となったことで、さらに魅力的な広告となりました。

特に車両の販売に携わっている広告主の方は、今後のアップデートに注目です。