
本記事では、
Google広告のコールアウト表示オプションについて解説します。
コールアウト表示オプションはGoogle広告の表示オプションの1つで、
広告の効果を上げることができます。
そのメリットや設定方法、効果的な内容、注意点などを見てみましょう。
1. コールアウト表示オプションとは?
1-1. サイトリンク表示オプションとの違いは?
2. コールアウト表示オプションのメリット
2-1. 自社のサービスをアピールできる
2-2. 柔軟なカスタマイズができる
2-3. 広告内容を変更せずに更新できる
2-4. 成果につながりやすい
3. 設定方法
4. 効果的なコールアウト表示オプションにするポイントは?
4-1. シンプルかつわかりやすい内容にする
4-2. 広告文で訴求していない内容にする
4-3. 自社の強みをアピールする
4-4. 具体的に記述する
5. 設定時の注意点
5-1. 文字制限がある
5-2. 記号は使えない
5-3. 商標に注意する
5-4. 広告文とコールアウトで同じ文言は使えない
5-5. 重複表現は避ける
6. まとめ
1. コールアウト表示オプションとは?
コールアウト表示オプションは
Googleの広告表示オプションの一種で、
広告文の後ろにキャッチフレーズを掲載できます。
広告文でアピールしきれなかったことを
キャッチフレーズでアピールします。
1-1. サイトリンク表示オプションとの違いは?
Googleの広告表示オプションには、
コールアウト表示オプションの他に
サイトリンク表示オプションがあります。
どちらも似たような機能ですが、
最大の違いはリンク先があるかどうかです。
コールアウト表示オプションの場合は
リンク先を設けなくてもいいのですが、
サイトリンクオプションには必ずリンク先をつけます。
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2. コールアウト表示オプションのメリット
コールアウト表示オプションを利用することで、
どのようなメリットがあるのかを解説します。
2-1. 自社のサービスをアピールできる
コールアウト表示オプションでは、
自社サービスを簡単な言葉でアピールできます。
文字数に制限があるため長文にはできませんが、
ポイントを絞ったキャッチフレーズでユーザーに働きかければ、
興味を惹きやすくなるでしょう。
広告文で訴求しきれなかった点も記載できます。
広告文を読んでくれないユーザーもいますが、
キャッチフレーズなら目にもとまりやすいです。
コールアウト表示オプションに
競合他社との違いなどを盛り込んでおけば、
注目度もアップします。
2-2. 柔軟なカスタマイズができる
柔軟なカスタマイズができるのもコールアウト表示オプションです。
アカウント・広告グループ・キャンペーン単位、
時間帯や曜日ごとなどのフレーズ設定ができ、
各ユーザーに合わせたカスタマイズが可能です。
そのため、
ターゲットを絞り込んだアピールができます。
2-3. 広告内容を変更せずに更新できる
コールアウト表示オプションのキャッチフレーズは
広告内容を変更せずに掲載できます。
変更や更新はいつでも可能で、
広告内容自体はそのままで大丈夫です。
2-4. 成果につながりやすい
コールアウト表示オプションで
効果的なキャッチフレーズを掲載できれば、
成果につながりやすくなります。
特に、
ターゲットを絞ってサービスの特徴などをアピールできれば、
クリック率やコンバージョン率も上がるでしょう。
3. 設定方法
コールアウト表示オプションの設定方法を解説します。
次の手順に従って設定してください。
① Google広告アカウントにログイン
② Google管理画面の左側メニュー →「アセット」へと進む
③「関連付け」を表示 →「キャンペーンタイプ」は「検索キャンペーン」とする
④ プラスボタン「+」「コールアウト」を順にクリック
⑤「コールアウトを追加」の「追加先」で、追加する単位を選ぶ
( アカウント・ャンペーン・広告グループの中から選べる )
⑥ 新しく作成する場合は、「新規作成」をクリック → コールアウト文を入力
すでにあるコールアウトを使用する場合「既存のものを使用」を選択
→ リストの中にあるものを選ぶ
⑦「保存」をクリックして完了
4. 効果的なコールアウト表示オプションにするポイントは?
効果的なコールアウト表示オプションはどのようなものなのでしょうか?
4-1. シンプルかつわかりやすい内容にする
コールアウト表示オプションに表示できる文字数の制限は
全角12文字、半角25文字までです。
この文字数制限内に納めるためには、
キャッチフレーズをシンプルでわかりやすくする必要があります。
例えば、
「送料無料」「返金保証付き」「24時間受付中」などは
ユーザーにとって大切な情報になるので、目にとまりやすくなります。
そのようなキャッチフレーズを見たユーザーが
クリックしてくれる可能性も高まります。
「24時間電話受付中」であれば、
電話番号表示オプションと上手く組み合わせる事ができます。
「駅近」なら、
住所表示オプションと上手く組み合わせができるでしょう。
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4-2. 広告文で訴求していない内容にする
コールアウト表示オプションには
広告文で訴求していない内容を盛り込むようにしましょう。
広告文とコールアウトの文言が同じでは、
設定する意味がありません。
広告文を補足する内容で、
プラスαの情報を付け加えることを意識しましょう。
4-3. 自社の強みをアピールする
コールアウト表示オプションは
自社の商品やサービスをシンプルにアピールする場です。
そのため、
自社の強みを盛り込みたいところです。
競合他社と比べて自社にどのような強みがあるのか上手く表現できれば、
ユーザーの注目を集めやすくなります。
また、
ユーザーのレビューや評価、受賞歴などは、
信憑性を高めることに効果的です。
4-4. 具体的に記述する
コールアウト表示オプションのキャッチフレーズは
具体的に記述するようにしましょう。
例えば、
数字を用いたキャッチフレーズがおすすめです。
「多数のプロが在籍」よりも「100名の専門家が講義」の方が
ユーザーもイメージしやすいですし、
「登録後すぐに利用可能」より「登録後5分で利用可能」の方が効果的です。
5. 設定時の注意点
コールアウト表示オプションを設定するときに注意するべきポイントを
下記で解説していきます。
5-1. 文字制限がある
コールアウト表示オプションはキャッチフレーズを掲載する場所なので、
文字数に制限があります。
全角文字は12文字以内、
半角文字は25文字以内です。
5-2. 記号は使えない
コールアウト表示オプションには、
記号は使えません。
キャッチフレーズというと、
感嘆符[!]や絵文字を使いたくなりますが、
使うことができません。
5-3. 商標に注意する
コールアウト表示オプションだけではありませんが、
Googleでは商標権を侵害する広告を認めていません。
例外を除き、利用できません。
商標権を侵すコールアウト表示オプションがあると、
権利者からの申請により広告が削除されることがあります。
削除申請がなくても、
他社の商標権を無断で使用するのは避けましょう。
5-4. 広告文とコールアウトで同じ文言は使えない
広告文とコールアウト文で同じ文言は使えません。
例えば、
「送料無料」という文言が広告文に含まれている場合、
コールアウト表示オプションのキャッチフレーズには
使用することができません。
5-5. 重複表現は避ける
前述の内容と被さる部分もありますが、
重複表現は避けましょう。
同じ単語をコールアウト内で繰り返すのも良くありません。
他のコールアウト、広告テキスト、
サイトリンク テキストからも繰り返しはできません。
違反したコールアウトは非承認となります。
6. まとめ
いかがでしたか。
今回は、
Google広告のコールアウト表示オプションについて解説しました。
広告文では伝えきれないことを伝える補助的な役割を持ち、
活用することで更なる成果を期待できます。
ポイントや注意点もありますので、
ぜひ今回の記事を参考にして効果的に活用してください。