Facebook広告はメリットが多いため、現在も複数の企業に活用されています。
自社でも導入を考えている場合、実際のクリック率について気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Facebook広告の業界別クリック率、向上させるためのポイントなどについて解説していきます。
最後まで読むことで、Facebook広告で期待できる成果について理解を深められるでしょう。
なお、クリック率についての解説は下記の記事でしているので、是非参考にしてみてください。
1.Facebook広告の特徴とクリック率について
Facebook広告は、高いターゲティング精度や豊富な掲載面が特徴の広告です。
特に、ユーザーを細かく絞ることができるターゲティングによって、高いクリック率を誇っています。
アメリカのマーケティング会社Word Streamが発表しているデータによると、全ての業界におけるクリック率は0.89%です。
Web広告として代表的な、Googleのディスプレイ広告がクリック率0.35%となっているので、Facebook広告のクリック率は比較的高いことが分かります。
参考:facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry|Word Stream
参考:Google Mobile Benchmarks – by Ad Type! [DATA]|Word Stream
2.Facebook広告の業界別の平均クリック率
Facebook広告の業界別平均クリック率は以下の通りです。
結果に開きがあるため、業界別のクリック率も参考にして掲載可否を決定しましょう。
ペットや飲食関連の項目が特にクリック率が高く、化学が最も低い結果になっています。
参考:facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry|Word Stream
3.Facebook広告でクリック率が高いといい理由
Facebook広告でクリック率が高いと、以下のような利点があります。
・広告の評価を向上させられる
それぞれ見ていきましょう。
3−1.データ収集が効率的になる
Facebook広告を運用していくなかで、方針や施策を考える際に必要なのがユーザーデータです。
クリック率を高めて配信を行うことで、データ収集を効率的に行えます。
なるべく多くのユーザーデータを集めてターゲティングの質を向上させていきましょう。
3−2.広告の評価を向上させられる
Facebook広告では、クリック率が高いほどユーザーのニーズを満たしている広告として評価されやすくなります。
質の高い広告はランクが上がり、上位表示されやすくなったり、配信量が増えたりするメリットがあります。
広告の評価を上げるためにも、クリック率を上げていくことがおすすめです。
4.Facebook広告でクリック率が低いときに見たいポイント
Facebook広告でクリック率が低いときに見たいポイントは以下の5つです。
・反応の悪い広告を配信している
・フリークエンシーが高い
・結果を比較し、分析出来ていない
・クリエイティブのバリエーションが少ない
改善方法について確認していきましょう。
4−1.適切でないセグメント・オーディエンスを設定している
Facebook広告の配信時には、セグメントやオーディエンスの設定は重要な要素です。
どれだけ良い商品やクリエイティブを用意しても、適切なユーザーに配信していないと、成果は見込めません。
4−2.反応の悪い広告を配信している
広告配信をする場合、商品やサービスの中身だけでなく、広告の内容にも気を遣いましょう。
広告で使用している文言やデザイン、LPとの類似性などを考え、反応の悪い広告は刷新していくことが大切です。
4−3.フリークエンシーが高い
フリークエンシーが高いと、一人のユーザーに何度も広告を配信していることになります。
興味を引き続けることでアクションを起こしてもらえる可能性もありますが、無駄に配信を重ねてしまう危険性もあります。
媒体の管理画面で何回まで配信して良いのか設定を行い、フリークエンシーの調整も行いましょう。
4−4.結果を比較し、分析出来ていない
広告配信を行なった後は、結果をもとに比較して分析、改善策を立てることが推奨されます。デザインや文言など細かい部分を変えて比較を行うことで、より効果を発揮しやすい手法を見出すことが可能です。
4−5.クリエイティブのバリエーションが少ない
クリエイティブのバリエーションの数が少ないと、特定のユーザーに同じ広告が何度も配信されてしまい、非表示にされる可能性があります。
クリエイティブは3〜4つほど用意して、テイストを変えたアプローチができるようにしましょう。
5.Facebook広告でクリック率を上げるためのポイント
Facebook広告でクリック率を上げるためのポイントは以下9つです。
・広告文を見やすくする
・訴求を明確にする
・動画を有効活用する
・カルーセル広告を利用する
・具体的な内容を記載する
・具体的な数字で信頼度を上げる
・ランディングページと広告文を合わせる
・A/Bテストを実施する
それぞれ解説していきます。
5−1.広告の配信目的を明確にする
Facebook広告を活用する際は、配信目的を明確にしておきましょう。
広告によって得たい最終的な成果は企業により異なり、申し込みや資料請求などさまざま挙げられます。
最終ゴールが策定されていないと、ターゲットや訴求内容を逆算できず、適切な広告手法も見出せません。
誰に何を伝え、どんなことを成し遂げたいのか確認しておくことが大切です。
5−2.広告文を見やすくする
Facebook広告の広告文を作成する際は、ぱっと見で印象を植え付けられるように工夫を施す必要があります。
情報量が多かったり色が多用されすぎたりしていると、意図がうまく伝えられなくなるので注意しましょう。
facebookでは「広告ライブラリ」で、他の企業が作成したコンテンツを閲覧することができます。
文字の配置や色味など、同業界のクリエイティブを参考にしてみることがおすすめです。
5−3.訴求を明確にする
広告配信を行う場合、訴求点を明確にして盛り込むことも大切です。
具体的な訴求内容としては、ネガティブ・ポジティブや限定訴求などが考えられます。
希少性やメリットなど、どんな方法でアピールすれば想定しているターゲットに行動を促しやすくなるのか考えましょう。
5−4.動画を有効活用する
動画は、画像や文章と比較しても、圧倒的に盛り込める情報量が多い点が特徴です。
視覚だけでなく聴覚からもイメージを伝達できるため、商品やサービスについて詳しく訴求したい場合は有用な手法だといえるでしょう。
ただし、動画を有効活用する場合は、ストーリー仕立てにしたり、開始5秒でユーザーの気を惹くなど、飽きさせない工夫が必要になります。
5−5.カルーセル広告を利用する
カルーセル広告は、複数の画像や動画を用いて、スワイプやクリックをすることで順番に閲覧できるようにする手法です。
さまざまなコンテンツを組み合わせて訴求できるため、情報量が多くなるメリットがあります。
また、一つの商品について詳しく紹介したいときだけでなく、バリエーションや類似商品について案内をする際も有効です。
5−6.具体的な内容を記載する
商品やサービスについて訴求を行う場合、なるべく具体的な内容を記載することもおすすめです。
特に、動画広告やカルーセル広告で情報量を多く加えられる場合は、どんなメリットがあってどのような結果をもたらすのか伝えましょう。
ユーザーが抱えている問題を理解し、解決できる旨をアピールできればクリックしてもらえる確率が高まります。
5−7.具体的な数字で信頼度を上げる
広告で訴求を行う場合、曖昧な表現よりも具体的な数値を活用した方が信頼度が上がります。
実際、営業マンに商品を勧められる際「効果絶大です」と言われるよりも「現在100社が導入しており、過去のデータでは数値が80%改善しました」と説明された方が興味を惹かれやすいのではないでしょうか。
特に、ビジネスに関連した商品や、男性をメインターゲットにする広告の場合、感情に訴えかけるよりも明らかなデータを示すことがおすすめです。
5−8.ランディングページと広告文を合わせる
広告を掲載する際は、ランディングページと広告文のデザインはなるべく合わせておくことが推奨されます。
文章表現やフォントなどで明らかな違いがあると、遷移したユーザーは混乱してしまい離脱率が高まります。
高級路線や地域密着、コストパフォーマンス訴求など、商材の性質に合わせてランディングページと広告文の雰囲気もマッチさせておきましょう。
5−9.A/Bテストを実施する
広告を配信した後は、放置して成果を待つのではなくA/Bテストを行って改善を繰り返すことが大切です。
広告による成果は世の中の流行や季節的な要因によっても変わります。日々テストを行ってより効果的な手法を見出していきましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?
Facebook広告は、高性能なターゲティングなどの特徴から比較的高いクリック率を誇っています。
クリック率が高いと広告の評価が上がり、データを収集しやすくなるメリットもあるので、現在問題を抱えている方は改善をすることがおすすめです。
訴求の再設定や効果検証など地道な作業を実施して効果を上げていきましょう。
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