Facebook広告を始めるために欠かせないピクセルの設定。
ピクセルって何?CV計測するためにはどうやったらいいの?という方でもマスターできるように、画像を用いながらわかりやすく解説していきます!
Facebook広告の出稿を考えている方は、下記の記事で手順を解説しているので、是非参考にしてみてください!
1.Facebookピクセルとは?
Facebookピクセルとは、Webサイトに設置するJavaScriptコードのことです。簡単に言うと、以下のようになります。
・システム最適化を行い、効果的にコンバージョン獲得ができるようにするツール
・配信ターゲット設定するためのツール
データに基づき最適化を行うことで、コンバージョンが獲得しやすくなります。
2.Facebookピクセルを設置すると何が出来るようになる?
FacebookピクセルをWebサイトやページに設定することで、具体的にできるようになることは以下の通りです。
・リマーケティング設定
・カスタムオーディエンス作成
・類似オーディエンス作成
・コンバージョン獲得しやすいユーザーに自動で広告を配信
2-1.コンバージョン計測
コンバージョン計測をすることで1件あたりの獲得単価(CPA)がわかります。
獲得単価を把握することで目標の獲得単価に対しどのくらい乖離しているのか、どの指標を改善していけばいいかを可視化できるので、PDCAサイクルを回すことができます。
Facebook広告に限らず、広告はPDCAサイクルを回し検証を何度も行っていくことが大切です。
ですが、Facebookピクセルはリスティング広告に比べて数値に乖離が発生する可能性が高いので、その点は頭にいれておきましょう。
2-2.リマーケティング設定
Facebookピクセルで計測されたデータはFacebook上で保存され「広告配信の対象」として活用することができます。
Facebookピクセルでは下記のようなデータが保存されます。
・どのようなページに訪問したか
・ページ内で画面をどの程度スクロールしたか
2-3.カスタムオーディエンスの作成
カスタムオーディエンスとは、Facebook広告で設定できるターゲット設定のひとつです。
すでに持っている顧客の情報(電話番号、メールアドレス、FacebookユーザーIDなど)をFacebook上のデータと照らし合わせることでFacebook上にもいるユーザーに広告を配信することができます。
購入履歴のあるユーザーなども対象に設定可能で、リピーターを作る目的でも活用できます。
2-4.類似オーディエンスの作成
2-5.コンバージョン獲得しやすいユーザーに自動で広告を配信
Facebook広告には「最適化」という機能が携わっており、その「最適化」を利用するにはピクセルにユーザーの情報を溜めていくことが必要です。
ピクセルの情報をもとに「コンバージョンに繋がる可能性が高いユーザー」に配信を最適化させ、広告の効果を最大化させることができます。
3.Facebookピクセルの設定手順
Facebookピクセルを設定するときは、大まかに以下の2つの作業が必要になります。
- 全サイトにFacebookピクセルを設置
- コンバージョン計測用のタグをサンクスページに設置
Facebookでコンバージョン計測するタグの設置は、標準イベントとカスタムコンバージョンの2種類があります。(詳細は本記事の4章にて解説しています!)これらのタグはすべてタグマネージャーに設定することが可能です。
4.Facebookピクセルの発行手順
①ビジネス設定→データソース→ピクセルから新しいピクセルを追加します。
②ピクセル名を入力し、次へをクリック
③ピクセルを今すぐ設定をクリック④手動でピクセルコードをウェブサイトに追加をクリック
⑤ピクセルコードをコピーして全サイトに設置し、次へ
※GTMに設定する場合は、以下の設定が一例になります。
(document.writeをサポートするにチェックすることを忘れないように!)
トリガー:All pages
⑥イベントコードを手動で追加をクリック
⑦以下のタブをクリックし、該当の種類を選択(弊社ではよくその他カテゴリを使用します)
⑧その他のビジネスカテゴリを選択
⑨標準イベントがいくつか選べるので、CVアクションに近いであろう標準イベントを選択し、以下赤枠のようなイベントコードをコピーする。
その後、下記のようにピクセルコードとつなぎ合わせたものをCVタグとして、サンクスページへ設置する。(※4-2へ)
⑩アセットを追加をクリック
⑪広告アカウント→アカウント名を検索し、チェック→追加
⑫ユーザーを追加をクリック
⑬ユーザーを検索し、ピクセルを管理・設置するユーザーへ権限を付与する。
5.CV計測方法
続いて、CV計測方法を2種類ご説明します。
5-1.カスタムコンバージョンの設定方法
通常は、Facebookピクセルのイベントコードをサンクスページに設置することで、コンバージョンを計測しますがイベントコードを使用しなくてもカスタムコンバージョンを使えば、コンバージョンを計測することができます。
カスタムコンバージョンの仕組みは、Facebookピクセルの設置されたページの中で、サンクスページのURLをFacebook上で設定することで計測が可能になります。URLに基づいて動作する為、イベントコードを追加で設定していく必要はありません。カスタムコンバージョンは、各広告アカウントに最大で100個まで作成可能です。
URLを指定するだけ?じゃあ簡単じゃないか!と思われる方もいると思います。デメリットもあるので、しっかり覚えておきましょう。
設定手順
①ショートカットメニューをクリック
②イベントマネージャへ進む
③作成をクリック
④カスタムコンバージョンを作成を選ぶ
⑤コンバージョン名を入れる
⑥Facebookピクセルを選択(異なるピクセルを選択すると計測できません)
⑦すべてのURLトラフィックになっていることを確認
⑧URLを選択
⑨コンバージョンとするURLのマッチタイプを選択する
⑩コンバージョンとするURLの内容を入力する
⑪作成するをクリックするとカスタムコンバージョンが作成する
5-2. 標準イベントの設定方法
標準イベントとは、Facebook広告がサポートしているユーザーアクションのことで、さまざまな種類があります。
例:
- AddToCart(カートに追加)
- Purchase(購入)
- Lead(リード)
- CompleteRegistration(登録完了)
- ContentView(コンテンツビュー)
標準イベントを使用するメリットは、ROASベースでの運用管理・最適化です。設定によっては、CVしたユーザーのROASをもとに最適化をかけていくことで、より売り上げ拡大にむけて広告を配信することが可能になります。
設定する際は、Facebookピクセルの下に設定したい標準イベントのコードを加え、下記のような状態で、コンバージョン計測したいページに設置します。
また、弊社のオススメとしては、サンクスページだけでなくフォーム到達もマイクロコンバージョンとして、標準イベントを設定すると良いと思います。Facebookは広告セットごとに1週間で50件のCVが必要となりますので、マイクロコンバージョンも設定することで、機械学習にて最適化をかける対象の母数が増え、獲得数増加につながるというロジックになっています。
6.ピクセルや標準イベントが設置されているかの確認方法
きちんと設置されていて、発火(=反応)するかの確認方法は2つあります。
- Facebook広告の管理画面にて確認
- Google Chrome拡張機能のFacebookピクセルヘルパーを使う
正しく設定されていないと計測がされないので、配信前にしっかり確認しましょう。今回は、Facebook広告の管理画面で確認する方法について説明していきます。
確認方法
①ショートカットメニュー→イベントマネージャをクリックし、対象のアカウントを表示
②赤枠の部分をみて、アクティブになっているか、設定したイベントが受信されているかを確認
7.Facebookピクセルを利用してコンバージョン最適化広告を出稿する方法
Facebookピクセルをコンバージョン最適化に使用する為には、広告セットの”コンバージョンイベント”の部分に、一番獲得数が多いと見込めるイベントを設定しましょう。
弊社では、この部分にフォーム遷移(=マイクロコンバージョン)を設定することを推奨しています。
最適化をかける対象のコンバージョン数を担保することで、獲得数180%増加、獲得単価3割減に成功した事例もありますので、最近成果があがらないな…という方は是非設定してみてください。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。
FacebookピクセルはFacebook広告を出稿するうえで欠かせない設定です。ピクセルを設定し、しっかり設定することだけでも効果は伸びると思います。
当社はリスティング広告だけでなく、SNS広告の運用にも強みがあります。
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