今回は、様々な理論の中から基本的なものを紹介します!
色相環とは?
色相環とは、名前の通り色相を環状(輪状)に配置したもので、色を体系化するときに用いる方法のひとつです。
色は光の波長の違いによって赤、橙、黄、緑、青、紫というように連続的に変化し知覚されます。
これを連続的に円環状にしたものを色相環というのです。
色相環は、規則的に色を並べた表色系を表すことができます。
表色系は主に以下の3種類があります。
(アメリカの画家であるマンセルが創案)
◎オストワルト表色系
(ノーベル化学賞受賞ドイツのオストワルトが創案)
◎PCCS
(日本色配色体系)
下記で詳しく解説していきます。
マンセル表色系
画像引用:色相環|武蔵野美術大学
マンセル表色系は、赤・黄・緑・青・紫の5色を基準としています。
加えて、それぞれの中間色相である、赤黄・黄緑・青緑・青紫・赤紫を加えた10色で示されています。
国際的に使われている色相環です。
オストワルト表色系
画像引用:色相環|武蔵野美術大学
オストワルト表色系は、赤と緑・黄と青の2つの反対色を対に配置し、それぞれの間に橙・紫・青緑・黄緑を配置しています。
さらにそれを3分割することで、合計24色で構成されている色相環です。
PCCS
画像引用:色相環|武蔵野美術大学
赤・黄・緑・青の4色を基準としており、それぞれの対の位置に心理補色を配置します。
さらにそれぞれの色の間に4色配置し、それを2分割することで、合計24色で構成される色相環です。
基本の配色5選
基本の配色について、以下の5つを紹介していきます。
◎モノトーン配色
◎グラデーション配色
◎ドライアド配色
◎テトラード配色
ダイアード配色(補色)
色相環の反対側にある色を組み合わせる方法 です。
赤と緑、紫と黄色など、互いの色を目立たせたいときに利用します。コンプメンタリー配色とも言います。
モノトーン配色
同じ色相の明度違いの色で組み回せることで、統一感を出せる配色方法です。まとまりが出やすいので使いやすい配色です。
グラデーション配色
色相が近いものを組み合わせる配色方法です。
色相環が近いもの、同じ色相で明度や彩度でグラデーションにする方法です。幅広い使い方ができます。
トライアド配色
色相環を正三角形で位置した色で配色する方法です。
バランスが良く、トーンによって賑やかな印象になったり、落ち着いた印象にもなります。
テトラード配色
色相環を正方形で4等分した位置にある色で配色する方法です。カラフルな印象になります。
カラーパレットサイト
カラーパレットサイトについて、以下の3つを紹介していきます。
◎colordrop
◎colorkitty
adobe color cc
デバイスで撮影した写真を元にカラーパレットを作成したり、IllustratorやPhotoshopなど、Adobeのサービスと同期利用することができるアプリツールです。
colordrop
4色のカラーパレットを掲載しているサイトです。カラーのクリックでRGBと16進数で
参考:colordrop
colorkitty
画像をアップロードすることで色を自動で抽出し、カラーパレットを作成してくれるツールです。
参考:colorkitty
まとめ
いかがでしたか?
配色には他にも様々なパターンがあり、色相環での色の位置関係で様々な組み合わせができます。また、配色が苦手な方でも理論的に配色を行うことでバランスを整えることができます。多くの色を使う場合でも安心して配色を行う場合などに役立てましょう。
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