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【Facebook広告】2021年4,5月最新アップデート情報

更新日:2022年12月19日

【Facebook広告】2021年4,5月最新アップデート情報

※この記事は2022年12月19日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

みなさんこんにちは!今回は、Apple社が発表したiOS14のアップデートでFacebook広告の運用に与える影響とその対策について説明していきます。

今回のアップデートでは、iPhoneユーザーが国内で約60%を占め、Instagramのユーザー数も大幅に伸びている日本において、かなり重要な内容になっておりますので、広告運用者は必見です!※今回の内容は、Web広告運用者向けになりますので、アプリ広告運用者向けの内容ではありません。

その前に、iOS14へのアップデートによりWeb広告業界全体が受ける影響について知りたいという方は、下記の記事で説明しておりますので、まずはそちらをご参照頂いてから、Facebook広告における影響を見て頂くと分かりやすいかと思います!

1.iOS14がFacebook広告へ与える影響とは?

まずiOS14についてFacebook社からは、下記内容が発表されています。

Facebookピクセルなどのツールから得られるコンバージョンイベントの受信と処理に影響を及ぼします。モバイルアプリを宣伝しているビジネスや、Facebookのビジネスツールのいずれかを利用してウェブコンバージョンイベントの最適化、ターゲット設定、レポートを行っているビジネスは影響を受けることになります。

参照:AppleのiOS14リリースが広告やレポートに及ぼしうる影響 ー ビジネスヘルプセンター

結論としては、他Web広告と同様のターゲティングコンバージョン等の計測などに影響を及ぼすだけでなく、広告の作成までも影響が出てきます。そのため、これら3点においてどのような影響が出るのか、順を追って説明していきます!

1-1.ターゲティングについて

iOS14からデバイスのトラッキング承認設定がデフォルトで不可になっているため、広告のターゲティングとなるカスタムオーディエンスやリターゲティングオーディエンスのサイズが小さくなる可能性があります。

1-2.計測(レポート)について

広告マネージャや広告レポート、広告インサイトAPIで次の制限事項が想定されます。

・リアルタイムレポートはサポートされなくなり、データに最大3日のタイムラグが発生する可能性
・広告セットレベルと広告レベルの結果を報告する際に統計モデルが使用される可能性
・配信とアクションの内訳はサポートされない。(年齢/性別/地域etc)
・デフォルトのアトリビューション設定が、「クリック28日/ビュー1日」から「クリックから7日間のみ」に変更

1-3.広告作成について

まず、iOS14ユーザーに広告を配信する場合、既存の広告アカウントを使用できますが、AppleのSKAdNetwork APIからのレポートの制限事項があるため、iOS14用のアプリインストールキャンペーンを別途作成する必要があります。

その他にも重要な制限事項が下記になります。

・ピクセルは、ドメインあたり最大8件のコンバージョンイベントに、優先順位を設定し最適化
※利用できなくなったピクセルコンバージョンイベントに最適化されている広告セットはオフに
・アカウント管理者が下記実施した場合、広告セットが停止され、更新完了までに72時間かかる可能性がある(イベントマネージャでコンバージョンイベントを変更)

このようにWeb広告に関することだけでも、数多くの制限が広範囲に設けられる中で、これから広告運用者は何も対策をすることができないのかと言えば、そうではありません!むしろ対策が無いと困りますよね。笑

それでは、みなさまが一番気になる対策について、見てみましょう!

2.広告運用者が取るべきiOS14対策

対策として細かく言えばたくさんありますが、今回は必ず実施しなければいけないことを2つだけ紹介します。

2-1.ドメイン認証

ビジネスマネージャのドメイン認証は、以前からFacebook社よりコンテンツの安全性を確保するために推奨されておりました。そして今回のiOS14で、この後に紹介する合算イベント測定を実施するためには、ドメイン認証を実施しなければいけないので、必ず実施して下さい!

設定方法については、下記記事をご参照下さい。

2-2.合算イベント測定

ドメイン認証が完了後に、こちらの合算イベント測定を実施します。簡単に説明すると、イベントの優先順位設定です。今回のアップデートにより、1ドメインあたり最大8件のコンバージョンイベントのみを対象に最適化を実施するので、優先度の高いイベントを8件設定して下さい。

たとえば、ECサイトで購入カートに追加のイベントを計測している場合は、購入が優先されるように設定するイメージです。ここで優先順位を指定しなければ計測対象が定まらず、正確に計測ができなくなります。

3.まとめ

いかがでしたか。

今回のiOS14のアップデートでは、以前から危惧されていたGDPR等のプライバシー保護の面で、かなり規制が厳しくなってきています。

さらには、すでにiOS14.5が発表されており、確実にアップデートのスパンが短くなってきておりますので、みなさんも高速で移り変わるWeb業界に乗り遅れないように情報をアップデートし続けていきましょう!

この記事を書いた人

超シンプルに一目惚れで入社。入社2ヶ月で編集長に就任し、Infinity-Agent Labを軌道に乗せました♪(←自慢です。笑)編集長の経験から、各媒体の最新情報のキャッチアップの早さには自信があります。生粋のEXILEオタクです!

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