広告の運用者の方でGoogleアナリティクスを利用している方は多くいらっしゃいますよね?
今回はGoogleアナリティクスを今まで以上に効果的に利用できるスマートリストの活用方法を紹介していきます。
1.スマートリストとは?
そもそもGoogleアナリティクスにスマートリストが存在することをみなさまご存知でしょうか?Googleアナリティクスのスマートリストとは、Googleアナリティクス内で自動生成されるリマーケティングリストのことを指します。
スマートリストは、コンバージョンを最大限に増やすことを目的としており、スマートリストを使うと初めてリマーケティングを行う場合でも、すぐに大きな成果を得ることができると言われています。
2.スマートリストでできること
ここでは、Googleアナリティクスのスマートリストを利用することで得られるメリットについて説明していきます。
前述で少し触れたように、スマートリストを利用するとリマーケティングを行う際に即効性があると言われています。Googleアナリティクスのスマートリストでは、過去のコンバージョンユーザーのデータからよりコンバージョンに至りやすいとされるユーザーGoogleアナリティクス内のシステムでリスト化することができる仕組みとなっております。
そのため、Googleアナリティクスのスマートリストを活用することで、コンバージョンの確度が高いユーザーへリマーケティング広告で追跡を行うことができ、リマーケティングを始めたばかりでも高い効果を見込めるということです。
Google広告のリマーケティングリストだけではユーザーの行動をリスト化ができないため、Google 広告だけでは特定できない見込客へも広告を配信できることが大きなメリットとなります。
3.スマートリストの作成方法
ここからは、Googleアナリティクスのスマートリストの作成方法を説明していきます。
①Googleアナリティクスにログインし、管理をクリックして、オーディエンスを作成するプロパティに移動します
②プロパティ列で ユーザー定義を選択します
③そして、オーディエンスの順にクリックします
④+ 新しいオーディエンスをクリックします
⑤ユーザーリストを定義するGoogle アナリティクスのビューを選択します
⑥ユーザーリストの定義の中にあるスマートリストをクリックします
⑦任意の有効期限を記載します
⑧ユーザーリスト名を記載します
⑨リストを反映させるGoogle アドワーズのアカウントを選択します
⑩公開します!
以上がGoogleスマートリストの設定手順です。簡単に設定することが可能ですのでぜひ設定してみましょう。
4.スマートリストの注意点
ここで、スマートリストの注意点について触れていきます。
スマートリストは必ずしもコンバージョンしたユーザーをもとに作成されるわけではなく、類似したビジネスのユーザーデータをもとに作成される場合があります。そのため、Google広告などでコンバージョンユーザーのみをもとに作成されたデータとユーザーの質が異なる可能性があります。
コンバージョンをもとにスマートリストが作成されないケースとして、Googleアナリティクスにおいてユーザーのコンバージョンに基づくスマートリストが90日以上更新されなかった場合に、類似したビジネスデータに基づいて作成されたデータが使用されます。
スマートリストの作成要件に関しまして、Google公式では以下のように定義しております。
スマートリストの作成要件
e コマース トランザクションが毎月 500 件以上で、1 日のページビュー数が 10,000 回を超えるサイトでは、そのサイトのユーザーがコンバージョンを達成する特定の要因に基づいてスマートリストが生成されます。トランザクション数とページビュー数が上記の要件に満たないサイトでは、お客様と類似するビジネスの会社から、同意に基づいてアナリティクスに匿名で提供されたコンバージョン データに基づいて、スマートリストが生成されます。
引用先:スマートリスト - アナリティクス ヘルプ
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
Google広告や他の媒体においてもリマーケティングを利用して広告を配信するのは必須と考えられている中で、Googleアナリティクスのスマートリストを利用して広告配信を行っている人は少ないのではないでしょうか。この機会に是非活用してみてください。