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まだやってないの⁉動画広告

更新日:2021年11月30日

まだやってないの⁉動画広告

※この記事は2021年11月30日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

動画広告を使うと、ユーザーが YouTubeで動画を視聴したり、視聴したい動画を検索したりする瞬間にユーザーに接触することができます。

ユーザーが視聴しようとしている動画の前や途中に配信する方法や、YouTubeのトップページを訪れたユーザーや特定のトピックの検索結果画面に配信する方法があります。

1.動画広告市場とYouTubeの利用者数率の増加

近年、右肩上がりな動画広告市場。YouTubeやTikTokといったプラットホームの伸びもありますが、広告配信面の増加や広告フォーマットの種類も増え、動画広告のクリエイティブ作成のハードルが下がったことも要因としてあります。

以下は2019年12月にサイバーエージェントが発表した、動画広告の市場調査のデータです。2018年の過去のデータから2023年にかけて予想データもあり、今後も伸びてくる市場であると捉えられます。

画像参考:2019年国内動画広告の市場調査を実施 - 株式会社サイバーエージェント

2.動画広告の主な種類

動画広告の主な種類は以下の通りです。

TureViewインストリーム広告

YouTubeの動画コンテンツの前や途中に再生される、スキップ可能な動画広告。

TureViewアクション広告

「行動を促すフレーズ」と広告の見出しで、インストリーム動画広告の再生中と再生後にユーザーのアクションを喚起。

バンパー広告

再生時間は 6秒以内で、スキップできない動画広告。特にスマートフォンなどのモバイル端末に適している。

3.YouTube広告が配信される仕組み

動画広告の配信にあたって、配信対象となるユーザーが動画コンテンツを閲覧しようとする際に、広告主間でオークションが行われます。

そのオークションの結果に応じて、表示される動画広告が決定されます。

動画広告が配信されるコンテンツが特定される

広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに準拠したYouTubeコンテンツや、Google動画パートナーのウェブサイトにのみ配信されます。

ユーザーの動画コンテンツ視聴時にオークション機会が発生する

動画広告の配信にあたっては、広告主間で広告ランクに基づいたオークションが自動的に行われ、配信する動画広告が決定されます。

動画広告のランクは、設定された入札単価配信対象となるユーザーの推定視聴率を主な要素として、Google広告のアルゴリズムによって自動的に算出されます。競争率の高い広告枠に配信するには、適切な入札単価の設定と視聴に至りやすい動画広告の設定が有効です。

4.動画広告の仕様・フォーマット

動画広告の仕様とフォーマットは以下の通りです。

4-1.TureViewインストリーム広告

TrueViewインストリーム広告は、動画コンテンツの前や途中に再生されるスキップ可能な動画広告で、TrueView動画広告の代表的な存在です。

YouTubeやディスプレイネットワークのウェブサイト、アプリ上で配信される動画の前後や途中に表示されます。

想定される使用目的

商品やブランドなどの認知拡大
商品やサービスの検討、オンラインでの行動喚起

掲載先

YouTubeの動画再生ページ
パートナーサイトの動画
ディスプレイネットワークのアプリ

入札と料金

上限広告視聴単価(CPV)制
→1 回の広告視聴について広告主様が指定したお支払い上限金額
目標インプレッション単価(CPM)制
→広告表示1,000回あたりにお支払いいただく平均額を設定する入札方法

4-2.TureViewアクション広告

TrueViewアクション広告は、人目を引く「行動を促すフレーズ」広告の見出しを動画広告に追加することで、インストリーム動画広告の再生中と再生後にユーザーのアクションを喚起します。

機械学習を活用した入札戦略で、コンバージョンに至りやすいと判断されたユーザーに優先して入札を行います。

想定される使用目的

商品やサービスの検討、オンラインでの行動喚起
アクションの喚起

掲載先

YouTube動画再生ページ

入札と料金

目標コンバージョン単価制
→1回のコンバージョン単価の目標を設定するスマート自動入札戦略
コンバージョン数の最大化
→予算を消化しながらキャンペーンのコンバージョン数を最大化できるよう、 入札単価を自動的に調整するスマート自動入札戦略

テキスト情報

広告見出し
→動画の下部に表示されるテキスト(全角7文字/半角15文字)
行動を促すフレーズ
→動画再生中に広告見出しの隣、動画再生後に画面中央に表示されるリンクで、指定ページURLに遷移(全角5文字/半角10文字)

4-3.バンパー広告

バンパー広告は、簡潔で印象的なメッセージを使用してより多くのユーザーにリーチする再生時間6秒以内の動画広告フォーマットです。

ユーザーが再生している動画の視聴への影響を最小限に抑えながら、短いメッセージでユーザーにアピールできます。

想定される使用目的

商品やブランドなどの認知拡大

掲載先

YouTube動画再生ページ
Googleディスプレイネットワークのパートナーサイトやアプリの動画

入札と料金

上限インプレッション単価(CPM)制
→1インプレッション数に基づき料金が発生
目標インプレッション単価(CPM)制
→広告表示1,000回あたりにお支払いいただく平均額を設定する入札方法

4-4.TureViewディスカバリー広告

YouTube検索結果、YouTubeトップページ、関連動画の横に表示することで、動画広告への誘導を目的として補完的に利用します。

掲載先

YouTubeの関連動画の横
YouTubeの検索結果の一部
モバイル版YouTubeのトップページ

入札と料金

上限広告視聴単価(CPV)制
→1 回の広告視聴について広告主様が指定したお支払い上限金額

4-5. アウトストリーム広告

モバイルとタブレットでパートナー サイトを閲覧しているユーザーに表示され、タップして動画広告を再生したり、スクロールして広告を飛ばしたりすることができます。

掲載先

モバイル端末およびタブレット端末向けのGoogle動画パートナーサイト・アプリ

入札と料金

視認範囲のインプレッション単価(vCPM)制
→1 回の視認範囲に対して広告主様が指定したお支払い上限金額

5.ターゲティング方法

ターゲティング方法は基本的には他のGoogle広告と同様です。

ユーザー属性グループ、興味/関心、プレースメント、リマーケティング リストなどのさまざまなターゲティング方法を使用し、ユーザーの属性、関心、表示コンテンツに基づいて、特定のユーザーに広告を表示できます。

ターゲティング方法一覧

■ユーザー属性
∟年齢・性別・子供の有無・配偶者の有無・最終学歴
■地域
∟国・都市
■デバイス
∟PC・スマートフォン・タブレット・テレビ画面
■キーワード
■トピック
■アフィニティ
■購買意向の強いユーザー
■リマーケティング
∟視聴ユーザー・広告視聴ユーザー・チャンネル視聴ユーザーなど

参考:動画キャンペーンのターゲティングについて – YouTube ヘルプ

6.主要な動画広告フォーマット一覧

主要な動画広告フォーマット一覧は、以下をご覧ください。

7.まとめ

いかがでしたか?

YouTube動画広告は動画の撮影や編集などで少し手間が多く掛かってしまう印象があるかもしれません。しかし、それ以上に世界最大の動画共有サービスであるという点やGoogle提供のサービスを通じてYouTube以外の場所にも出稿できる点などのメリットは計り知れません。

YouTube動画広告の利用を検討している方は決して難しそうだからと敬遠せず、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。ターゲティングをはじめ大変細かく設定を行うこともできるので、日々動画をアップロードし続け効果的な運用を心掛ければ大きな広告効果を期待することができるでしょう。

この記事を書いた人

超シンプルに一目惚れで入社。入社2ヶ月で編集長に就任し、Infinity-Agent Labを軌道に乗せました♪(←自慢です。笑)編集長の経験から、各媒体の最新情報のキャッチアップの早さには自信があります。生粋のEXILEオタクです!

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