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今すぐ知りたい!【YouTube広告】のすべて

更新日:2025年11月25日

今すぐ知りたい!【YouTube広告】のすべて

本記事では、
いま大きく注目されているYouTube広告のすべてというテーマでお話できればと思います。

YouTube広告という新しい手法を活用するためには、
YouTubeが持つ強みを理解したり、
広告の種類やトレンドを把握したりすることが必要です。

実は、
弊社でもインフィニティチャンネルというYouTubeチャンネルを開設しており、
筆者もYouTuberデビューを果たしました。笑

楽しんでいただけるようなポップな内容となっておりますので、
ぜひご覧ください!

宣伝はさておき、本記事を読んで、
今日からYouTube広告をマーケティングに使えるようになっていただければと思います!

1. YouTube広告の概要

Google Japanの発表によると、
日本におけるYouTubeの利用者数は
人口の半数である7,000万人と言われています。

そんな多くのユーザーが利用するYouTubeは、
日本だけでなく世界で支持を集めている世界最大の動画共有サービスであり、
Googleに次ぐ世界第2位の検索プラットフォームです。

18歳~64歳のインターネット利用者における利用率は82%と、
若者だけではなく幅広い年齢層に利用されています。

YouTubeは動画配信サービスではありますが、
近年では動画広告を配信可能とする1つのプラットフォームとして
注目を集めています。

ユーザーが右肩上がりで増加している背景から、
ますますYouTube広告はユーザーにとって身近な存在となるに違いありません。

YouTube広告を掲載するにあたって、
必ず抑えておくべき仕組みや種類、注意点など隅々まで解説していきます。

2. YouTube広告の種類と課金方法

YouTubeで動画広告を配信すると、
ユーザーがYouTubeで動画を視聴したり、動画を検索したりする際
ユーザーにアプローチすることができます。

代表的な広告の種類は以下の6つに分けられます。

  • スキップ可能なインストリーム広告
  • スキップ不可の​インストリーム広告
  • バンパー広告
  • マストヘッド広告
  • インフィード広告
  • アウトストリーム広告

それぞれ詳しく説明していきます。

2-1. スキップ可能なインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告は、
動画の前や途中に再生される動画広告で、
開始5秒後にスキップボタンが表示され視聴するかどうかの選択ができます。

これにより、
宣伝したい商品やブランドの認知拡大や、商品やサービスの検討、
オンラインでの行動変容を目的としています。

■ 動画表示と視聴計測

課金方法はCPVのビュー課金で、
ユーザーが30秒以上再生した場合か、30秒未満の動画は最後まで視聴した場合
URLなどをクリックした場合に視聴と計測され、
広告1視聴あたりで課金が発生します。

再生開始から5秒後にスキップボタンが表示されますが、
このボタンを押して広告をスキップした場合は視聴には計測されません。

では、
表示回数と視聴回数の違いは何でしょうか。

表示回数は、
広告が何回再生されたかと同義です。

視聴とは、
広告をより長く見たり、クリックしてウェブサイトへ遷移したりするなど
広告に対してアクションを起こすということです。

2-2. スキップ不可の​インストリーム広告

スキップ不可のインストリーム広告は、
YouTube動画の再生前や再生中に流れる、最長15秒の動画広告です。

その名の通り、
ユーザーは広告をスキップすることができません。

この広告は「どうしても伝えたいメッセージ」がある場合に非常に効果的です。

ユーザーは広告を最後まで視聴せざるを得ないため、
商品やブランドのメッセージを確実に届けることができます。

スキップ可能な広告が
「興味を持った人にじっくり見てもらう」ことを目的としているのに対し、
スキップ不可の広告は
「多くの人に強制的に見てもらうことで、確実にメッセージを届ける」
という目的で使い分けられます。

■ 動画表示と視聴測定

課金方法はインプレッション課金(CPM)で、
広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。

スキップ不可のインストリーム広告は視聴者がスキップできないため、
広告が表示されると「表示回数」としてカウントされ、
広告が最後まで再生されると表示回数が視聴回数と
ほぼ同義で記録されます。

スキップ不可の動画広告の場合、
「視聴回数」としてカウントされる条件は存在せず、
インプレッション(表示回数)が主要な指標となります。

2-3. バンパー広告

動画再生中に表示される6秒以内の動画広告
スキップすることはできません

6秒という短い時間でユーザーに如何にインパクトを与えるかが
ポイントとなってきます。

■ 動画表示と視聴計測

課金方法はCPM(Cost Per Mile)課金であり、
1,000回表示されるごとに課金されるという方式となっております。

またバンパー広告は、
再生と同時に表示回数とだけ記録され、
視聴回数は計測されません

バンパー広告について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

2-4. マストヘッド広告

マストヘッド広告は、
YouTubeのトップページ(ホームフィード)の一番上に、
PC、スマートフォン、テレビ画面にわたって表示される大型の広告です。

これはYouTubeの「顔」とも言える場所で、
1日1社限定の枠を買い取って表示されます。

YouTubeを開いたほとんどすべてのユーザーの目に留まるため、
新商品や大規模なイベントなど、
とにかく多くの人に短期間で知ってもらいたい時に最適な広告です。

■ 動画表示と視聴計測

課金方法は主に日単位の固定料金で、
Googleの担当者と直接相談して掲載します。

動画の再生が始まれば「視聴」とみなされますが、
マストヘッド広告の主な目的は「圧倒的な表示」による認知度向上です。

課金も日単位の固定料金なので、
「視聴回数」よりも「表示回数」が重要視されます。

2-5. インフィード広告

インフィード広告は、
YouTubeの検索結果画面や関連動画の横、
またはYouTubeトップページに表示される広告です。

サムネイル画像とテキストで構成されており、
ユーザーが広告をクリックして初めて動画が再生されます。

ユーザーが能動的にクリックしないと再生されないため、
広告というよりも「おすすめの動画」のように見えるのが特徴です。

■ 動画表示と視聴計測

課金方法はクリック課金(CPC)で、
ユーザーが広告をクリックして動画を視聴し始めた時に費用が発生します。

ユーザーがサムネイルをクリックして動画を再生し始めた時点で、
「視聴」としてカウントされます。

2-6. アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、
YouTubeの動画内ではなく、YouTubeの外部、
つまりGoogleの提携パートナーのウェブサイトやアプリ上に
表示される動画広告です。

YouTubeを視聴していないユーザーにもリーチできるため、
YouTube外の広範囲な場所に広告を配信したい場合に有効です。

YouTubeユーザー以外にもリーチして、
ブランドの認知度を最大限に拡大することを目的とします。

■ 動画表示と視聴計測

課金方法は視聴可能なインプレッション課金(vCPM)です。

動画広告の画面が半分以上、2秒以上表示された時点で
「視聴可能」と判断された場合に費用が発生します。

そのためユーザーが動画をどれくらい見たか、ではなく、
「ユーザーが広告を見ることができる状態になったか」が重要になります。

3. YouTube広告の目的

それぞれの広告が、
どの目的に適しているのかをご紹介します。

広告の目的は、
それぞれインフィード広告が獲得向き、それ以外がブランド認知向けであり、
各広告がその目的に最適な形で配信されるのです。

それぞれの特徴をしっかりと理解してどの種類の広告が、
自分の目的と重なるのかを考慮する必要があります。

4. YouTube広告のメリット・デメリット

次に、
YouTube広告が持つメリットとデメリットを説明します。

何ができて何ができないのかを理解することで、
非常に効果的な広告をユーザーに届けることができるようになります。

■ メリット

  • ユーザーにアクションを喚起できる
  • ユーザー層が多い
  • セグメントを細かく切れる
  • 費用対効果が高い

YouTube広告のメリットは上述の通りさまざまです。

初めにご紹介したようにYouTubeは非常に多くのユーザーが利用しており、
その数は現在右肩上がりで伸びているのが現状です。

そのようなプラットフォームで広告を公開することにより、
そのユーザーの認知や行動に影響を与えることも可能です。

Googleによると、
18~64歳の一般的なオンラインユーザーのうち90%のユーザーが
YouTubeで新しい商品を見つけたり、月1回以上ネットを利用し、
昨年に何かを購入した消費者のうち50%が
商品やブランドを決める際に動画を参考にしていることが分かっています。

つまり、
YouTubeがユーザーのアクションを喚起しているということなのです。

■ デメリット

  • 5秒でユーザーの目を惹かなければならない
  • 強制的な再生により、逆に不快感を与えてしまう可能性

その反対に、
デメリットとしてはクリエイティブの質が大きく問われてしまいます。

スキップボタンが表示されるまでの間、
広告はユーザーの目に強制的に流れます。

5,6秒でユーザーを惹き付けなければスキップされてしまいます

また、
その強制的な再生によりユーザーに対し
不快感を与えてしまう可能性もあるのです。

つまり、
目を引くような動画広告を作成しなければならないため、
動画の内容が重要な鍵を握ることになります。

動画広告の作成のコツについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

5. まとめ

いかがでしたか?

YouTubeをはじめとする動画広告は、近年注目を集め続けています。

これからの動画広告の重要性は理解しましたでしょうか。

YouTube広告についてもっと知りたい方、広告運用でお困りの方は、
ぜひお気軽に弊社へご相談ください!

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この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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