今回はいま大きく注目されているYouTube広告のすべてというテーマでお話できればと思います。YouTube広告という新しい手法を活用するためには、YouTubeが持つ強みを理解したり、広告の種類やトレンドを把握したりすることが必要です。
実は、弊社でもインフィニティチャンネルというYouTubeチャンネルを開設しており、筆者もYouTuberデビューを果たしました。笑 楽しんでいただけるようなポップな内容となっておりますので、ぜひご覧ください!
宣伝はさておき、本記事を読んで、今日からYouTube広告をマーケティングに使えるようになっていただければと思います!
1.YouTube広告の概要
Google Japanの発表によると、日本におけるYouTubeの利用者数は人口の半数である6200万人と言われています。そんな多くのユーザーが利用するYouTubeは、日本だけでなく世界で支持を集めている世界最大の動画共有サービスであり、Googleに次ぐ世界第2位の検索プラットフォームです。18歳~64歳のインターネット利用者における利用率は82%と、若者だけではなく幅広い年齢層に利用されています。
YouTubeは動画配信サービスではありますが、近年では動画広告を配信可能とする1つのプラットフォームとして注目を集めています。ユーザーが右肩上がりで増加している背景から、ますますYouTube広告はユーザーにとって身近な存在となるに違いありません。
YouTube広告を掲載するにあたって、必ず抑えておくべき仕組みや種類、注意点など隅々まで解説していきます。
2.YouTube広告の種類と課金方法
YouTubeで動画広告を配信すると、ユーザーがYouTubeで動画を視聴したり、動画を検索したりする際にユーザーにアプローチすることができます。代表的な広告の種類は以下の3つに分けられます。
・TrueViewアクション広告
・バンパー広告
それぞれ詳しく説明していきます。
2-1.TrueViewインストリーム広告
TrueViewインストリーム広告は、動画の前や途中に再生される動画広告で、開始5秒後にスキップボタンが表示され視聴するかどうかの選択ができます。
これにより、宣伝したい商品やブランドの認知拡大や、商品やサービスの検討、オンラインでの行動変容を目的としています。
動画表示と視聴計測
課金方法はCPVのビュー課金で、ユーザーが30秒以上再生した場合か、30秒未満の動画は最後まで視聴した場合、URLなどをクリックした場合に視聴と計測され、広告1視聴あたりで課金が発生します。再生開始から5秒後にスキップボタンが表示されますが、このボタンを押して広告をスキップした場合は視聴には計測されません。
では、表示回数と視聴回数の違いは何でしょうか。表示回数は広告が何回再生されたかと同義です。視聴とは、広告をより長く見たり、クリックしてウェブサイトへ遷移したりするなど広告に対してアクションを起こすということです。
2-2.TrueViewアクション広告
TrueViewアクション広告は、動画広告の再生中や再生後にユーザーに具体的なアクションを喚起することに特化した広告フォーマットです。
アクションを喚起するとはどういったことなのか。それは行動を促すフレーズとテキストの見出しを表示させることができるのです。人目を引くオーバーレイというアクションを促すためにデザインされたフォーマットによりユーザーに広告のクリックやWebサイト上での行動を促すことができます。
高度な機械学習により、コンバージョンしそうなユーザーを判断しそのユーザーへ優先的に入札を行うので、よりコンバージョンに繋がりやすい広告となっております。
動画表示と視聴測定
視聴と計測されるためには、ユーザーが動画を30秒以上再生した場合や、30秒未満の動画は最後まで視聴した場合、行動を促すフレーズをクリックした場合のいずれかです。
また、TrueViewインストリーム広告と同様に、5秒後に表示されるスキップボタンを押した場合は視聴したことにはなりません。課金方法は、こちらも広告1視聴あたりで課金されます。
TrueViewアクション広告について詳しく知りたい方は【まだ知らない?】YouTube TrueViewアクション広告をご覧ください!
2-3.バンパー広告
動画再生中に表示される6秒以内の動画広告でスキップすることはできません。6秒という短い時間でユーザーに如何にインパクトを与えるかがポイントとなってきます。
動画表示と視聴計測
バンパー広告は、再生と同時に表示回数とだけ記録され、視聴回数は計測されません。
課金方法はCPV(Cost Per View)課金ではなく、CPM(Cost Per Mile)課金であり、1,000回表示されるごとに課金されるという方式となっております。
バンパー広告について詳しく知りたい方は【YouTube】バンパー広告を活用して6秒で成果を上げる!をご覧ください!
3.YouTube広告の目的
それぞれの広告が、どの目的に適しているのかをご紹介します。
広告の目的は、それぞれTrueViewアクションが獲得向き、TrueViewインストリームとバンパー広告がブランド認知向けであり、各広告がその目的に最適な形で配信されるのです。
それぞれの特徴をしっかりと理解してどの種類の広告が、自分の目的と重なるのかを考慮する必要があります。
4.YouTube広告のメリット・デメリット
次に、YouTube広告が持つメリットとデメリットを説明します。何ができて何ができないのかを理解することで、非常に効果的な広告をユーザーに届けることができるようになります。
メリット
・ユーザー層が多い
・セグメントを細かく切れる
・費用対効果が高い
YouTube広告のメリットは上述の通り、さまざまです。
初めにご紹介したようにYouTubeは非常に多くのユーザーが利用しており、その数は現在右肩上がりで伸びているのが現状です。そのようなプラットフォームで広告を公開することにより、そのユーザーの認知や行動に影響を与えることも可能です。
Googleによると、18~64歳の一般的なオンラインユーザーのうち90%がユーザーがYouTubeで新しい商品を見つけたり、月1回以上ネットを利用し、昨年に何かを購入した消費者のうち50%が商品やブランドを決める際に動画を参考にしていることが分かっています。
つまり、YouTubeがユーザーのアクションを喚起しているということなのです。
デメリット
・強制的な再生により、逆に不快感を与えてしまう可能性
その反対に、デメリットとしてはクリエイティブの質が大きく問われてしまいます。
スキップボタンが表示されるまでの間、広告はユーザーの目に強制的に流れます。5,6秒でユーザーを惹き付けなければスキップされてしまいます。また、その強制的な再生によりユーザーに対し不快感を与えてしまう可能性もあるのです。
つまり、目を引くような動画広告を作成しなければならないため、動画の内容が重要な鍵を握ることになります。
動画広告の作成のコツについて知りたい方は【比較動画あり】Youtube動画広告の作成のコツをご覧ください!
5.まとめ
いかがでしたか?
YouTubeをはじめとする動画広告は、近年注目を集め続けています。これからの動画広告の重要性は理解しましたでしょうか。
YouTube広告についてもっと知りたい方、広告運用でお困りの方は、ぜひお気軽に弊社へご相談ください!
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