
2025年5月、
LINEヤフー株式会社がYahoo!検索広告において、
2025年7月頃より広告表示アセットの削除機能をリリースすると発表しました。
(日程は変更の可能性あり)
これまで、
一度作成した広告表示アセットは削除することができず、
不要なアセットが一覧に残り続けるという課題がありましたが、
この新機能により広告運用の利便性が向上することが期待されます。
1. 広告表示アセットの削除機能について
1-1. 削除機能のリリース背景と概要
これまでのYahoo!検索広告では、
一度作成した広告表示アセットを削除することができませんでした。
そのため、
“テスト用に作成したアセット”
“効果が見込めないと判断したアセット”
“古くなった情報を含むアセット”
などが管理画面に残り続けていました。
特に大規模なアカウントを運用している場合は、
必要なアセットを見つけるのに時間がかかったり、
誤って古いアセットを使用してしまうリスクがありました。
今回のアップデートで、
Yahoo!検索広告に広告表示アセットの削除機能が追加されることで、
広告の運用効率や利便性の向上が期待できます。
なお、
実施予定日は2025年7月頃とされており、日程は変更になる場合があります。
※参考:LINEヤフー株式会社 【検索広告】広告表示アセットの削除機能追加について 2025年5月29日
1-2. 削除機能のポイント
広告表示アセットの削除機能では、
複数の広告表示アセットを最大100件まで一括削除することができます。
削除したアセットをもとに戻すことはできませんが、
削除したアセットと同じアセットを再入稿することは可能です。
この削除機能により、
画像/ファビコンアセットを入稿上限数内で
効果的に運用できるようになることが期待されます。
※参考:LINEヤフー株式会社 広告表示アセット削除機能の提供について 2025年5月
1-3. 利用できる対象ツール
広告表示アセットの削除機能は、
下記のツールで使用可能となります。
- 広告管理ツール
- キャンペーンエディター
- Yahoo!広告 検索広告API
- Yahoo!広告 スクリプト
※参考:LINEヤフー株式会社 【検索広告】広告表示アセットの削除機能追加について 2025年5月29日
2. 削除できる広告表示アセットの種類
削除機能は、すべての広告表示アセットで利用できます。

(1)ファビコンアセット
ウェブサイトの内容を示す画像ロゴ(ファビコン)を表示します。
広告の視認性向上が期待できます。
(2)テキスト補足アセット
広告のタイトルや説明文では伝えきれない追加情報を表示します。
例えば、
商品の特徴やサービスの詳細、キャンペーン情報などを
補完的に訴求する際に活用できます。
(3)カテゴリ補足アセット
商品やサービスのカテゴリーに適した内容(語句)を表示します。
例えば、
特定の業界や分野での専門性をアピールし、
競合他社との差別化を図る際に活用できます。
(4)画像アセット
画像を表示します。
視覚的に訴求できるため、クリック率の向上が期待できます。
(5)クイックリンクアセット
ユーザーの目的に応じた特定ページへの直接リンクを設置します。
ユーザビリティの向上とクリック率の向上が期待できます。
(6)電話番号アセット
電話番号を表示します。
電話による問い合わせや申し込みを促進できます。
特に、
問い合わせを目的とした商材や、緊急性の高いサービス
との相性が良いと考えられます。
※参考:LINEヤフー株式会社 広告表示アセット削除機能の提供について 2025年5月
3. 広告表示アセットの削除方法
① 広告表示アセットの一覧画面にアクセス
② 削除したいアセットのチェックボックスを選択
※複数のアセットを同時に選択する場合は、最大100件まで選択可能
③「一括操作」のメニューから「広告表示アセットを削除」をクリック
④ 確認画面が表示されるので内容を確認
⑤「削除」をクリック
以上の手順で選択したアセットの削除ができます。
※画像引用/参考(出典:LINEヤフー株式会社 広告表示アセット削除機能の提供について 2025年5月)
4. 注意点(実績データの引き継ぎ)
削除した画像/ファビコンアセットと同一のアセットを入稿し、
同一のキャンペーンなどへ関連付けを行った場合、削除前の実績データが引き継がれます。
ただし、
画像/ファビコン以外のアセット(テキスト補足アセットなど)では、
実績データは引き継がれない仕様となっています。

5. まとめ
Yahoo!検索広告に広告表示アセットの削除機能が追加されることで、
不要なアセットを削除できるようになり、広告運用の利便性が向上することが見込まれます。
ただし、
削除したアセットは元に戻すことができないため、慎重な判断が重要です。
この新機能を活用して、より効果的な広告運用を目指しましょう。
※本記事は2025年5月時点の情報およびイメージ画像に基づいて作成しています。
今後、仕様や内容が変更される可能性があります。
なお、記事内には当社の見解が含まれており、成果の向上を保証するものではありません。