インスタの「投稿の宣伝」は、過去の投稿内容を活用して広告を出稿できる機能です。
手軽さや過去のエンゲージメントを参考にして投稿できる点がメリットですが、なかにはどのような機能なのか理解しきれていない方もいるでしょう。
この記事では「投稿の宣伝」についてのメリット・デメリットや、やり方などを解説していきます。
どのような機能なのか把握できるので、内容が気になる方はぜひ最後までお読みください。
1.インスタの「投稿の宣伝」の内容
インスタの「投稿の宣伝」は、過去にインスタに投稿したコンテンツを使って広告を出稿できる機能です。
無料で利用できるプロアカウントに切り替えることで、誰でも活用できます。
通常の投稿ではアプローチできなかったユーザー層に対して広告を見てもらえるため、フォロワーやいいねの獲得に繋がりやすい点がメリットです。
「拡散力が低くてなかなかエンゲージメントが増えない」「集客に繋がらない」と悩んでいる方に利用をおすすめします。
2.インスタの「投稿の宣伝」を利用するメリット
「投稿の宣伝」を利用するメリットは以下の2つです。
・広告作成の手間を削減できる
それぞれ確認していきましょう。
2−1.過去の反応を参考にして投稿できる
「投稿の宣伝」を活用する際は、過去の投稿を広告として導入できます。
投稿した際のいいねやコメント数などをもとに人気のコンテンツを流用できるので、広告でも高いエンゲージメント率が期待できるでしょう。
基本的にWeb広告を運用する際は、出稿した後の反応を元に随時内容に変更を加える必要があります。
最初から反応が良いコンテンツを活用できる「投稿の宣伝」は、他のユーザーに対して効率的にアプローチしたい方におすすめです。
2−2.広告作成の手間を削減できる
インスタの「投稿の宣伝」は、広告作成における手間を削減できる点も大きなメリットです。
一般的な広告の場合、目標設定やターゲット層の策定から広告の新規作成を行う必要があります。
画像・動画に関わらず、完成までに時間がかかりますが「投稿の宣伝」であればすぐに有益なコンテンツを活用可能です。
「広告を利用したいけど、制作にあまり時間をかけたくない」という方は導入を検討してみましょう。
3.インスタの「投稿の宣伝」を利用するデメリット
「投稿の宣伝」には、以下のようなデメリットも存在します。
・費用が発生する
メリットと合わせて、上記についても把握しておきましょう。
3−1.Web広告の知識が必要になる
「投稿の宣伝」はWeb広告の一種であるため、運用するのに専門的な知識が必要です。
インプレッション数やいいね数などの具体的な数値を元にしながら運用するので、PDCAの回し方などを事前に把握しておきましょう。
改善を行う際は、他の広告を参考にしたり、公式サイトの情報を参考にしたりすることもおすすめです。
参考:Instagram広告|Instagram for Bussiness
3−2.費用が発生する
「投稿の宣伝」は広告の一種なので、一定の費用が必要です。
1日で消費する予算を設定する必要があるため、リソースを圧迫しないように注意しましょう。
100〜1000円など、比較的安価でも始められますが、予算が少ないと露出が減ってしまうので合わせて注意が必要です。
最初からなるべく高い成果を望む方は、十分な予算を準備しておきましょう。
4.インスタの「投稿の宣伝」のやり方
インスタの「投稿の宣伝」は、大まかに分けると以下の手順で配信できます。
- アカウントと投稿の準備
- 広告の設定
順番に確認していきましょう。
4−1.アカウントと投稿の準備
「投稿の宣伝」は、利用するのに無料のプロアカウントが必要です。
まだ設定していない方は以下の手順を参考に準備を進めてください。
- Instagramアプリを開いて右上部の「≡」をタップ
- 「設定」を選択
- 設定画面で「アカウント」を選択し、下までスクロール
- 「プロアカウントに切り替える」を選択
- カテゴリやアカウントの属性などを選択
合わせて、どの投稿を利用すべきかもチェックしておきましょう。
4−2.広告の設定
広告の設定方法は以下の通りです。
- 宣伝に利用するコンテンツを開く
- 「投稿を宣伝」を選択
- 目標や配信対象のターゲットを設定
- 予算・掲載期間の設定と内容をチェックしたら投稿
5.インスタの「投稿の宣伝」の注意点
インスタの「投稿の宣伝」は、すでに投稿したコンテンツを使って広告を出稿できる便利な機能です。
しかし、ただ他のコンテンツを流用するだけでは成果が望めないこともあります。
投稿時点とはユーザーのニーズが変わっている可能性もあるため、市場のトレンドなどももとにして、どのような画像・動画が受け入れられやすいのか考慮しましょう。
また「投稿の宣伝」は一般的な広告と比較すると手間が少ないことも利点ですが、運用には専門的な知識が必要になります。
他の業務の片手間に運用を行うのではなく、担当者を付けてこまめにPDCAを回すことがおすすめです。
6.インスタの「投稿の宣伝」以外で利用すべき機能
インスタを運用する際は「投稿の宣伝」以外にも、以下のような機能を活用することがおすすめです。
・ストーリー
・インスタ広告
それぞれの機能について解説します。
6−1.リール
リールは、インスタグラム上で投稿できるショート動画のことです。
YouTubeショートやTikTokなどのコンテンツと同じような形式で、短い動画を発信できます。
縦画面で伝えたいことをアピールしやすく拡散力も高いため、アカウントの認知度を上げたい方は利用しましょう。
動画コンテンツが主流となった昨今、通常の画像投稿ではフォロワーが増えづらいこともあるので、トレンドを押さえたアプローチ方法を導入することが大切です。
6−2.ストーリー
ストーリーは、直近にあった出来事を24時間限定で発信できる機能です。
写真や動画を使って情報をプロフィール上部に発信できるので、企業の場合は新規投稿の宣伝やブランドイメージの普及に活用できます。
また、通常24時間で消えるストーリーはハイライト機能を使うことで、プロフィールに固定することも可能です。
プロモーションの宣伝やアンケート結果など、伝えたい情報を目立つ場所に固定して有効活用しましょう。
6−3.インスタ広告
インスタでは「投稿の宣伝」以外にもさまざまな広告が存在します。
画像とテキストを利用できる一般的な画像広告や、複数の写真や動画などをまとめて訴求できるカルーセル広告など、多様なタイプが存在するので合わせて活用してみましょう。
特に、デバイスやインターネット環境が進化した現在では、動画コンテンツの需要が高いので積極的に導入することがおすすめです。
ユーザーの目を惹きつけるコンテンツで自社商品の訴求を促進していきましょう。
7.まとめ
いかがでしたか?
インスタの「投稿の宣伝」は、過去のコンテンツを有効活用して広告を出稿できる機能です。
投稿に対するいいねやインプレッション数、プロフィールへの流入率などを参考にできるので、成果を発揮しやすいメリットがあります。
新たに広告を制作する手間もないので、試しに広告を活用してみたいという方にもおすすめです。
ただし、運用するには専門的な知識や一定の予算が必要なので注意してください。
リールやストーリーなど、他の機能と合わせて活用することで相乗効果が期待できるので、運用しながらPDCAを回していきましょう。